警察が遺体の司法解剖をしたのなら

福岡県警が、イラクで武装組織に殺害された香田証生さんの遺体を司法解剖したそうです。

香田さんの遺体をイラクから日本に運ぶにあたっては、移送費は家族に負担させるという話がわき起こり、実際そうなったそうですが、県警が司法解剖したのであれば、捜査のために遺体を日本に搬送させたのだから、警察が移送碑を負担しなければならないでしょう。家族が移送費を負担するということは、その時点で、すでに遺体は家族に引き渡されているということを意味します。それを、日本国内に戻ったら、もう一度警察が取り上げて司法解剖するというのは、あまりに勝手なやり方です。

香田証生さんの遺体を司法解剖(読売新聞)

香田さん搬送費用「家族負担が原則」と官房長官(読売新聞)

まあ、普通、海外でテロにあった自国民に向かって、こんなことをいう政府というのはないと思いますけどね。

香田証生さんの遺体を司法解剖

 福岡県直方市の香田証生(しょうせい)さん(24)がイラクで武装組織に拘束、殺害された事件で、殺人などの容疑で捜査を進めている福岡県警は、死因や殺害方法などを特定するため4日、北九州市の産業医科大で遺体の司法解剖を行った。
 遺体は解剖後に遺族に返され、同日夕、通夜が営まれる。(読売新聞) – 11月4日14時49分更新

香田さん搬送費用「家族負担が原則」と官房長官

 細田官房長官は2日の記者会見で、香田証生さんの遺体に搬送費用について、「(香田さんの)ご家族に負担いただくのが原則と思っている」と述べた。(読売新聞) – 11月2日21時58分更新

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カテゴリー: イラク

作成者: GAKU

年齢:50代 性別:男 都道府県:東京都(元関西人) 趣味:映画、クラシック音楽、あとはひたすら読書

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