1日1ドル以下で暮らす人たち

1990年から2001年までの間に、世界全体では1億3000万人、アジアでは2億3300万人減ったけれども、サハラ砂漠以南のアフリカでは、逆に8600万人増加。

アジアでの減少のかなりの部分は、中国の経済成長によるもの。アフリカの貧困解決は、地球的な課題です。

アジアの貧困改善、アフリカは悪化 国連報告(読売新聞)

アジアの貧困改善、アフリカは悪化 国連報告

 【ニューヨーク=白川義和】国連は9日、貧困撲滅や開発の数値目標を定めた「ミレニアム開発目標」の中間報告を発表した。
 アジア地域の貧困が大きく改善された反面、アフリカ地域では悪化していることが明らかになり、地域間格差の拡大が浮き彫りにされた。
 報告書によると、1日1ドル以下で暮らす「極端な貧困層」の人口は、アジアでは1990年の9億3600万人から2001年には7億300万人と大幅に減少。逆に、アフリカでは2億2700万人から3億1300万人に増加した。世界全体ではこの間、1億3000万人減少した。
 アナン国連事務総長は同日の記者会見で、アジアを中心とする貧困の減少を評価する一方、アフリカの状況悪化に強い懸念を表明。「このままでは、多くの最貧国が目標を達成できない」とし、9月の国連首脳会合で対応策の協議を促すなど、取り組みをさらに強化する考えを示した。
 ミレニアム開発目標は、2000年の国連ミレニアム総会で採択された。2015年までに「極端な貧困層」や「飢餓に苦しむ人々」の人口を半減させることなどを目標に掲げている。[2005年6月10日11時15分 読売新聞]

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