何はともあれ、おめでとう

ワールド・ベースボール・クラシック、米国チームがメキシコに負けた結果、日本は2次予選を勝ち抜け、準決勝リーグにすすむことになりました。

昨日、韓国戦に敗れてすっかり落ち込んでいた日本チームですが、何はともあれ、おめでとうございます。ヽ(^o^)丿

WBC準決勝進出 王監督「日本野球を世界に」(産経新聞)

WBC準決勝進出 王監督「日本野球を世界に」
[産経新聞 03/17 17:31]

 野球の国際大会、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で準決勝進出が決まった日本代表の王貞治(おう・さだはる)監督とイチロー外野手(マリナーズ)が16日(日本時間17日)、宿舎のホテルで記者会見し、今大会3度目の対決となる準決勝の韓国戦へ向け決意を語った。
 王監督は「韓国の投手はいいが、最後だから総力戦でやる」と闘志をのぞかせ「2試合とも八回に失点している。後半で抑えること」と語った。イチローは「あさってはみんなでまとまっていきたい」と引き締まった表情で話した。
 韓国との準決勝は18日午後7時(同19日正午)開始予定。日本は韓国に1次、2次リーグとも1点差で敗れている。
 16日、カリフォルニア州アナハイムで2次リーグ1組最終戦が行われ、米国が1―2で敗れた結果、日本と米国、メキシコが1勝2敗で並び、日本は3チーム間の当該対戦での失点率(失点数を守備イニング数で割る)で準決勝進出が決まった。(共同)
        ◇
 日本の王貞治(おう・さだはる)監督に朗報が飛び込んだのは、サンディエゴの中華レストランでの夕食中。その瞬間、拳を握り締めた。
 店内にいたメキシコ人や米国人の客から祝福を受け「こんなに感激したのは久しぶり。ここまできたら守るものはない。思い切って戦う」と声を上ずらせた。
 宿舎に戻った後のミーティングでも「みんなが頑張ったから、こういうことが起こった。胸張っていこうじゃないか」とナインに訴えかけた。
 米国が敗れたことで、思いがけずチャンスが巡ってきた。相手は韓国。1次、2次リーグではいずれも1点差で敗れたライバルと三たび戦う。
 記者会見した王監督は「韓国の投手はいいが、最後だから総力戦でやる。2試合とも八回に失点している。試合の後半を抑えること、前半でもっと点を取ること。そういう形に持ち込めるように頑張る」と決意を新たにした。
 前日は悔しがっていたイチロー選手(マリナーズ)も記者会見ではきりっと引き締まった表情。「きのうも向かっていく立場だったが、もっと強い気持ちを持ち、みんなでまとまっていきたい」
 中華レストランで王監督に出されたクッキーの中に入っていたおみくじには「あなたの見通しは変わる」。その通り、あきらめかけていた準決勝への道が開けた。「日本の華々しさを見せていない。日本の野球を世界に示したい」。王監督の顔に精悍(せいかん)さが戻っていた。(共同)
        ◇
 野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で準決勝進出が決まった日本の王貞治監督は16日、サンディエゴ(米カリフォルニア州)での記者会見で喜びと韓国戦に向けた意欲を語った。
 ――今の気持ちは。
 「ただただうれしい。こんなにびっくりし、こんなに感激したのは久しぶり」
 ――韓国に敗れた時の気持ちは。
 「お互いに力を出し切った。韓国は投手をはじめとして、いいプレーをした。うちの打線がどうしても点が取れなかった。勝負に負けたのは大変悔しかったが、内容的には満足していた」
 ――3度目の韓国戦。どう戦うか。
 「2試合とも八回に失点している。試合の後半を抑えること。そして前半でもっともっと点を取ること。そういう形に持ち込めるよう頑張る。韓国の投手はいいが、最後なので総力戦で戦う」
 ――ミーティングで選手にどんな声をかけたか。
 「もっと失点していれば、チャンスはなかった。みんなが頑張ったからこういう結果になった。胸張っていこうじゃないかと言った」
 ――準決勝の抱負は。
 「韓国よりうちの方がプレッシャーはないと思う。日本のファンのみなさんに華々しさを見せてない。日本の野球を世界に示したい」
(共同)

≪もっと強い気持ちでいく 挑戦権得たイチロー≫

 メキシコ―米国戦は一切見ない、と15日から決めていた。「普段一緒にプレーしている(大リーグの米国)選手たちが失敗するのを期待してしまう、というのは気分のいいことではない」。
 気になるところを我慢し続け、九死に一生を得た。「自分たちは何か(目に見えない力)を持っている」。前日から一転、イチローの表情に明るさが戻っていた。
 韓国戦の敗戦後は日付が変わっても飲み続け、宿舎に戻ったのは午前3時すぎ。16日は昼にロサンゼルス市内で買い物して気晴らしに徹した。「何ごとも前向きに行動することが可能性を生む。そう勝手に感じましたよ」。限定モデルの高級腕時計とともに、韓国への挑戦権が大きな収穫として転がり込んできた。
 「前回も向かっていく立場だったですが、もっと強い気持ちでいく」。思わぬボーナスを、韓国への雪辱につなげることができるだろうか。(共同)

≪サンディエゴで朗報 日本、準決勝に備え練習≫

 サンディエゴに移動し、宿舎などで経過を見守った日本に「進出」の知らせが届いた。
 前夜、韓国に敗れて準決勝進出は極めて厳しいと思われた日本チーム。昼すぎにバスでアナハイムを出発し、サンディエゴに到着した。
 ナインは18日の準決勝を戦えると信じ、会場となるパドレスの本拠地ペトコ・パークで自主参加の約15人が練習。韓国戦で先発が予想される上原(巨人)ら投手がランニングやキャッチボール、福留(中日)ら野手はフリー打撃などで調整した。王監督はグラウンドに姿を見せなかった。
 練習中に、大塚投手(レンジャーズ)は「韓国がマウンドに国旗を立てているのを見たときは悔しい思いをした。この球場で試合がしたい」と話していたが、地元米国が敗れる波乱で、韓国と三たび対戦することになった。(共同)

≪がけっぷちから救われた 選手は宿舎でテレビ観戦≫

 日本の準決勝進出が決まった瞬間、チーム宿舎のロビーには数十人の報道陣。しかし、選手はほとんど姿を見せず、たまたま清水直行投手(ロッテ)が通りがかっただけだった。「結果は聞きました。3度目の正直ですね」。18日の準決勝、韓国戦には登板の可能性も。そのためか神妙な様子だった。
 チームに帯同しているコミッショナー事務局の平田稔(ひらた・みのる)広報部長は選手の様子を報告。各選手が部屋や食堂などでテレビに見入り、一様に喜んでいたという。里崎智也捕手(ロッテ)の「がけっぷちから救われた感じ。野球界のため、WBCうんぬんではなく、一野球人として負けるわけにはいかない」との談話も発表された。
 大会技術委員を務める山中正竹(やまなか・まさたけ)氏(横浜球団専務)は宿舎でテレビ観戦。アマチュア時代に監督、コーチとして五輪に2度出場した経験から「世界のトップテンは非常に接近した状況にあるから、こういうことが起こり得る。日本と韓国の投手力のよさが準決勝進出につながった。決勝までいきたいですね」と話した。(共同)

≪3度目は「しんどい」≫

 韓国は決勝進出を懸けて、三たび日本と対戦することになった。
 開幕から負けなしの6連勝をマークし、日本戦は1、2次リーグとも、1点差で接戦を制した。準決勝、決勝が開催されるサンディエゴでの宿舎は、日本と同じ。偶然、日本報道陣の前を通り掛かった韓国の主砲、李スンヨプ(巨人)は「3度目の対戦? しんどいです」と日本語で話し、苦笑いした。(共同)

作成者: GAKU

年齢:50代 性別:男 都道府県:東京都(元関西人) 趣味:映画、クラシック音楽、あとはひたすら読書

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