いまの日本経済は「全体が底上げしている」と言えるのか?

日本経団連の奥田会長が、「格差社会」について、「全体が底上げしていれば、格差が拡大しても問題ない」と発言。

いまの日本、「全体が底上げしていれば」などと言えるのでしょうか? 「誤った印象論で構造改革を中断すべきない」と言う奥田会長の議論の前提の方が、そもそも「誤った印象論」なのでは?

格差拡大、全体が底上げすれば問題ない…トヨタ会長(読売新聞)

格差拡大、全体が底上げすれば問題ない…トヨタ会長
[2006年3月24日19時56分 読売新聞]

 トヨタ自動車の奥田碩会長(日本経団連会長)は24日、名古屋市内での講演で、国民の貧富の差などで社会のゆがみが拡大する「格差社会」について、「格差が拡大しても全体が底上げすれば問題ない」と、格差そのものは問題視しない考えを示した。
 奥田会長は格差社会について「高齢化や核家族化などが背景にあり、(小泉首相の)構造改革の影響ではない。誤った印象論で構造改革を中断するような事態は避けるべきだ」とした。その上で「勝者が報われ、敗者も次のチャンスが与えられて、努力次第で勝者になれる仕組みをつくるべきだ」と、フェアな競争環境を整備する重要性を強調した。
 また、「日本が強みにしてきた『画一性』では、中国には逆立ちしても勝てなくなった」と指摘し、今後は「多様性」を重要視すべきとの認識を示した。

作成者: GAKU

年齢:50代 性別:男 都道府県:東京都(元関西人) 趣味:映画、クラシック音楽、あとはひたすら読書

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