NHK-FM消滅?

竹中平蔵総務相の私的懇談会「通信・放送の在り方に関する懇談会」が、NHKのBS2波とFMの削減を提言。

NHK-FMがなくなったら、クラシック音楽を放送してくれるところがなくなってしまうよ?。今でも、NHK-FMのクラシック枠が小さくなってるのに…。

NHK、11年までにFM・BSなど3波削減(中国新聞)

NHK、11年までにFM・BSなど3波削減
[中国新聞 2006/6/6]

 竹中平蔵総務相の「通信・放送の在り方に関する懇談会」(座長・松原聡東洋大教授)は6日まとめた報告書で、NHKの受信料支払いを義務化するとともに、チャンネル数削減問題について、3波あるBSのうち2波とFMラジオの計3波を削減し、現在の8つのチャンネル数を五つにすることを提言した。NTTの組織形態については、10年にはNTT法など関係法を抜本的に見直し、持ち株会社の廃止、資本分離などを一体的に進めることを念頭に必要な検討を早期に始めることを求めた。
 提言内容のうちNTT改革などについては、自民党通信・放送産業高度化小委員会と見解の違いがある。総務相は党との調整を経た上で、政府が七月上旬にまとめる「骨太の方針」に提言を反映させる考えを表明した。
 報告書は、地上テレビ放送がデジタルに完全移行し、通信のブロードバンド(高速大容量)化が完了する11年を「完全デジタル元年」とし、同年にはデジタル化などの技術革新のメリットを最大限享受できる体制を整えるべきだと提言した。
 NHKのチャンネル削減では「公共放送としては明らかに多すぎる」ことを理由に挙げた。その上で、BSについては難視聴対策から一波で十分とし、FMについては「民間のFM放送などが普及している中、公共放送としての役割は終えた」と結論付けた。
 NTT改革では、当面は独占状態になっている各家庭への加入者線部門の独立性を高め、他の通信事業者との公平な競争条件の確保を求めた。その上で、10年にはNTT法など通信関連法を見直し、NTT東西の業務規制の撤廃や持ち株会社の廃止、資本分離などを一体的に進めるよう早期検討を提言。
 民間放送関連では、放送局の複数支配を禁止した「マスメディア集中排除原則」の緩和を盛り込んだ。通信と放送の融合を加速するために、インターネット放送の一種である「IPマルチキャスト放送」を著作権法上も放送扱いとするよう、早急な対応を求めた。

作成者: GAKU

年齢:50代 性別:男 都道府県:東京都(元関西人) 趣味:映画、クラシック音楽、あとはひたすら読書

2件のコメント

  1. 初めまして。ガスパーチョです。
    懇談会の提言は実に乱暴ですね。「民間のFM放送などが普及している中、公共放送としての役割は終えた」なんて、なぜ言い切れるのでしょう?GAKUさんの仰る通りクラシックをまともに放送するのはNHKだけですし、世界の民族音楽なんて番組をどこの放送局が流しているでしょう?日本の伝統音楽さえ大して流されない。懇談会の方々は公共放送がある事の意味を理解しておられないのではないでしょうか。最近の少数者を切り捨てるような政治の風潮は嫌です。

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