テロとの戦いで、米政府の負担は約50兆円

米予算局の推計で、テロとの戦いでこれまでの米政府の負担が4320億ドル(約50兆円)にのぼることが明らかになりました。

といっても、以前、「イラク戦費は2兆ドル!」で紹介したように、スティグリッツらの計算では、2010年までで最大で計2兆ドルにのぼる見込み。なんにせよ、同じ記事で紹介されているように、1000億?2000億ドルという政府高官の見積もりに「高過ぎる」と言っていた開戦前の行政管理予算局長の予測は完全にはずれたということです。

テロとの戦い、負担は累計で約50兆円に 米予算局推計(NIKKEI NET)

テロとの戦い、負担は累計で約50兆円に 米予算局推計
[NIKKEI NET 2006/08/18 12: 23]

 米議会予算局(CBO)は17日、「テロとの戦い」を掲げるブッシュ政権の下で、イラク、アフガニスタンでの戦争を中心とする米政府の負担額が累計で 4320億ドル(約50兆円)に上るとの推計をまとめた。イラク戦争に関しては米軍撤退の時期を決められない状況が続いており、負担額はさらに膨らむ見通しだ。
 推計は2001年度からの6年間が対象。負担額には戦費や戦争後の軍の駐留経費のほか、現地の軍や警察を訓練する経費、一部の経済援助も含む。全体の67%をイラク関連が占めた。
 シンクタンクのアメリカンアカデミーの報告を基に物価水準の違いなどを考慮して過去の戦争と比べると、「テロとの戦い」に費やした金額は湾岸戦争(761億ドル)や朝鮮戦争(3359億ドル)を抜き、ベトナム戦争(4943億ドル)に迫っている。(ワシントン=藤井一明)

作成者: GAKU

年齢:50代 性別:男 都道府県:東京都(元関西人) 趣味:映画、クラシック音楽、あとはひたすら読書

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