さすがに無理筋でした

1995年の「村山談話」の棚上げを一度は表明した安倍晋三氏ですが、早くも軌道修正。外交的には、「あれは昔の内閣が言ったことだから、私は知らないよ」というのはさすがに無理筋ですからねぇ…。ま、総裁就任前に、そういうことが分かっただけでも良かったかも。(^_^;)

「率直な反省の中で平和な国をつくった」 安倍長官(朝日新聞)

「率直な反省の中で平和な国をつくった」 安倍長官
[asahi.com 2006年09月07日13時36分]

 安倍官房長官は7日午前の記者会見で、先の大戦について「国民の多くが塗炭の苦しみの中にあった。多くの国々の国民に対して多くの被害を与え、傷跡を残した」と語ったうえで、戦後については「そうしたことに対して率直な反省の中で、今日、平和で民主的な国をつくってきたという認識を持っている」と語った。歴史認識をただす記者からの質問に答えた。
 「植民地支配と侵略」を謝罪した95年の村山首相談話については「歴史的な政府としての談話である。政府として内外に示したもの」と述べたうえで、「政権が代わるたびに、いちいち談話を出す必要はない」と改めて語った。さらに「日本政府として海外に対しての継続性においては、その連続性の中で今の政権、次の政権もできている」と言い添え、政府として閣議決定した村山首相談話を否定する考えはないことを示した。
 安倍氏は「新政権が出来て、(歴史)認識を問われれば、その時の総理が自分の考えを述べることになるのではないか」とも述べたが、「戦争についての歴史的な評価は、歴史家に任せるべきだ」と持論を主張した。
 安倍氏は、6日の朝日新聞などのインタビューで、自らが首相になった場合に、村山首相談話を踏襲するかどうか明言しなかった。

しかし、村山談話を認めつつ、「戦争についての評価は、歴史家に任せるべき」というのは矛盾。あんまし、「率直な反省」ではないようです。

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