ニコール・キッドマン讃歌

ニコール・キッドマン(記憶の棘)

コンサートの帰り、日比谷のシャンテ・シネで、本日封切りの「記憶の棘」を見てきました(8本目)。実は、どんなストーリーなのか、どんなジャンルの作品なのか、まったく知らなかったのですが、ニコール・キッドマン主演だということで、ともかく映画館に直行。(^_^;)

愛する夫ショーンが心臓発作で突然死んでから10年。アナは、ようやく再婚を決めた。ところが、その彼女のところに10歳の少年が現われ、「僕はショーン、君の夫だ」と名のる…。

少年は、アナとショーンしか知らないはずのことまで答える。アナは、いまでもショーンを愛している、ショーンが生まれ変わって目の前に現われてくれたら、どれほどうれしいか、と激しく動揺する…。

ニコール・キッドマン(記憶の棘)

ということで、本当に少年はショーンの生まれ変わりなのかどうか。それをめぐって、映画は、オカルト・ミステリーっぽく展開してゆきます。

でも途中で、アナが少年にむかって、「夫というものは、妻を支え、養えないとダメなのよ」「私の求めにも答えてくれないと」と言い、少年が「何を言いたいのか分かるよ」と答えたあたりから、話がちょっと変な雰囲気に…。おいおい、いくら生まれ変わりでも10歳の少年とじゃ犯罪だぞ?。

ということで、ストーリー的にはどうなんでしょうねぇ。個人的な好みを言えば、アナが再婚する相手(ジョゼフ)が、ちょっと脂ぎっていすぎ。それに、少年も、もうちょっと線が細い方がよかったなぁ…。

ニコール・キッドマン(記憶の棘)

ま、思いっきりショートヘアにしたキッドマン様の御尊顔を見られただけで、僕は大満足です。(^_^;) とくに、アナの婚約者ジョゼフや両親から「アナに二度と近寄らないように」と厳しく言われても、かたくなに「ノー」「できない」と言い続けていた少年が、アナが立ち去ろうとしたときに気絶してしまうのを目撃したアナが、その後、ジョゼフとコンサート(ワーグナー「ラインの黄金」)に行っても、表面的には動揺を見せないようにとりつくろいながら、実はまったく上の空で、ひょっとしたら本当にショーンの生まれ変わりかも知れないと思って、だんだん目がうるっとしてくる場面(ニコール・キッドマン様のドアップ)などは、もう実に美しく、感動いたしました。(^^ゞ

公式サイト

【映画情報】監督・脚本:ジョナサン・グレイザー/出演:ニコール・キッドマン(アナ)、キャメロン・ブライト(少年)、ダニー・ヒューストン(ジョゼフ)、 ローレン・バコール(アナの母親)/制作:米、2004年

ニコール・キッドマン讃歌」への8件のフィードバック

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