今週の「九条の会」(6月10日まで)

インターネットを流れる各種ニュースから、地域の「九条の会」の活動を拾い集めています。今回は、前回までに拾い残していたものも集めました。

改憲論見極めて 「伊藤塾」塾長が講演
[東京新聞 2007年5月14日]

 国会で憲法改正に向けた動きが活発になる中、講演会「憲法60年、今なぜ改憲を急ぐのか」が13日、川崎市高津区の市生活文化会館(てくのかわさき)で開かれた。司法試験の受験指導をする「伊藤塾」の塾長を務める伊藤真さんが、憲法擁護の立場から、改正論議の問題点を指摘した。(内田淳二)

 市民グループ「たかつ九条の会」が結成2周年を記念して主催。約100人が参加した。
 伊藤さんは「マスコミのアンケートなどで改正に賛成する人が多数を占めているが、今の憲法改正論議は抽象的で、それだと賛成する人が多くなるのは当然。もっと具体的に考えないといけない」と切り出し、自民党の新憲法草案を引き合いに、問題点を解説した。
 九条については「自民党案で戦争の放棄の本質を示した第2項が削られている」と指摘。「侵略戦争はしないといっても、アメリカをみれば分かるように、戦争は『国防のため』として起きている」と話した。
 また「軍隊がないと不安という人もいるが、勘違いしてはいけないのは、軍隊は国を守るもので、国民を守るものではないということ」と強調。「憲法は本来、国家権力を制限して、国民の人権を保障するためにある」と意義を述べた。

ふじさわ・九条の会 あす2周年式典 ウクライナの歌姫が被ばくの苦しみ語る
[東京新聞 2007年5月18日]

 戦争の放棄をうたった憲法九条を守るため、藤沢市民有志が結成した「ふじさわ・九条の会」(賛同人515人)は19日、JR藤沢駅南口から徒歩10分の市民会館小ホールで、結成二周年の式典を催す。
 式典にはウクライナの歌姫と呼ばれ、21年前に同国(当時ソ連)のチェルノブイリで被ばくした経験を持つナターシャ・グジーさんがゲスト参加。民族楽器バンドゥーラを奏でながら、被ばくや被ばくに伴う強制移住の苦しみ、被ばくの危険を伴う戦争の回避などを訴える。
 また、経済同友会終身幹事で、財団法人国際開発センター会長の品川正治氏による「戦争、人間、そして憲法九条」と題した講演も行われる。
 開演は午後1時で、参加費は1000円。問い合わせは同会の折原美知子さんへ。
 同会では「国会で憲法改正へつながる論議が進んでいるにもかかわらず、その重大性に関心を持たない方も多いようだ。今回の式典に参加して、関心を高めるきっかけにしていただければ」と話している。(加藤木信夫)

「悲しい思いもう二度と」 腹話術で被爆体験 横浜の春風さん、厚木で公演
[東京新聞 2007年5月21日]

 腹話術で自らの被爆体験を伝える活動をしている横浜市神奈川区の春風みおさん(81)=本名・宇根岡操=が20日、厚木市上荻野の荻野公民館上荻野分館で「二十歳の原爆体験」(おぎの・九条の会主催)と題した公演を行った。
 春風さんは広島市に在住していた20歳のとき、爆心地から約1.5キロ離れた職場の信用金庫で被爆。母親を亡くし、兄と2人で、河原で母親を火葬した体験などを、相方の人形「たみちゃん」とともに語った。
 公演で、春風さんが「原爆で全身を焼かれ、また(河原で)焼かれた母の悲しさは、いまも表現できません」と話し、たみちゃんが「原爆って怖いのね」と返すと、会場に集まった人たちはうなずきながら聞き入っていた。
 春風さんは「60年の平和の裏には、戦争や原爆で亡くなった人たちがいた。こんな悲しい思いをする原爆は2度と受けたくない。この思いを生きている限り伝えていきたい」と話していた。(岸本拓也)

「命に国境はない」 イラクで拘束のボランティア 高遠さん講演へ 来月、八幡東区
[2007/05/23付 西日本新聞朝刊 2007年05月23日00時56分]

 イラクで武装勢力に一時拘束された現地支援ボランティア、高遠菜穂子さん(37)の講演会「命に国境はない “最も危険な国”イラクに支援は届くのか?」(西日本新聞社など後援)が6月17日、八幡東区平野1丁目の九州国際大KIUホールで開かれる。
 市民団体「憲法九条を守る八幡東区の会」(八幡東九条の会)が発足1年を記念して開催。憲法改正手続きを定めた国民投票法が成立、公布された状況を踏まえ「戦争が何をもたらすのか」を市民、特に若い世代に考えてもらうきっかけにしたいと企画した。
 高遠さんは2004年、イラクで武装グループに9日間拘束され、解放後は隣国ヨルダンに拠点を移して支援活動を再開。路上生活の子どもの自立支援や学校再建などに取り組んでいる。
 講演会は午後2時からで、イラクの現状などを報告する。参加者は資料代500円が必要。問い合わせは同会事務局。

古志原発、憲法九条/島根
[毎日新聞 2007年5月28日]

 ――日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
 ――前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

 よくご存じでしょう。日本国憲法第九条です。
 04年6月、井上ひさしさん▽梅原猛さん▽大江健三郎さん▽奥平康弘さん▽小田実さん▽加藤周一さん▽澤地久枝さん▽鶴見俊輔さん▽三木睦子さんが「憲法九条を激動する世界に輝かせよう」と呼びかけ、「九条の会」をつくりました。「憲法九条を外交の基本にすえる大切さがはっきりしてきた。“改憲”の企てを阻むため、一人ひとりができるあらゆる努力を始めよう」とアピール。賛同する九条の会が全国に誕生し、今では6000を超えています。
 島根では04年末に発足した「古志原九条の会」が第1号です。松江市古志原界わいに住んでいる人たちが集まって誕生しました。会員制でもなく、会則もありません。思想信条や政治的立場を越え、「九条を守ろう」というアピールに賛同する署名活動を続けています。
 事務局を務める飯塚伸さん(41)は「身近な町内会や公民館単位でつくった方が知ってもらいやすいし、地に足がついた活動を続けることができます」と言います。主な活動は大型スーパー前で毎月1日と21日に賛同署名を集めること。「1日と21日にしたのはスーパーが大売り出しの日だから」とか。「頑張ってるね」と声をかけてもらうことも増えました。肩ひじ張らないスタイルが少しずつ浸透しているようです。
 20年前には考えられなかった自衛隊の海外派遣が、今や普通のこと。国民投票法が成立し、憲法改正が現実のものになりました。憲法九条に無関心ではいられません。
 県内の九条の会は、現在約50。飯塚さんは「従来の平和・護憲運動とは違う形が求められているようです。特定の組織でなくてもだれでもできることが大切」と言います。
 日本国憲法が施行された60年前、当時の人たちは後世に何を託そうとしたのでしょうか。「九条の会」アピールを読みながら、今一度考えてみませんか。【松江支局長・松本泉】

「今こそ憲法考えて」映画で誕生の過程
[朝日新聞: マイタウン福岡・北九州 2007年06月01日]

 憲法の誕生過程を描いた映画「日本の青空」(大沢豊監督)が6月2日と6日、9日、北九州市内の3会場で上映される。各地の「九条の会」や労働組合、市民団体などでつくる実行委員会の主催。委員長で「九条の会・北九州憲法ネット」代表世話人の荒牧啓一弁護士は「憲法改正がクローズアップされる中で、映画を見て憲法について考えてほしい」と話している。
 映画は、憲法学者の鈴木安蔵(1904?83)にスポットを当てる。鈴木ら民間の「憲法研究会」が作成した憲法草案要綱は、連合国軍総司令部(GHQ)の草案に影響を与えたとされる。鈴木を高橋和也さん、妻を藤谷美紀さんが演じる。
 前売り券(1200円)は小倉井筒屋プレイガイドで発売中。当日券は1500円、小中学生と高校生は800円。問い合わせは北九州憲法ネット内の事務局(093-591-5522)へ。
 上映スケジュールは次の通り。2日14時半、若松市民会館(若松区本町3丁目)▽6日14時半・18時半、ウェルとばた(戸畑区汐井町)▽9日10時半・13時半・18時半、男女共同参画センター・ムーブ(小倉北区大手町)

9条改正の動き いまこそ映画を 「日本の青空」県内各地で自主上映
[東京新聞 2007年6月4日]

 終戦直後、日本の民間人が作った日本国憲法草案を紹介する映画「日本の青空」(大澤豊監督)が今月から、県内各地で自主上映される。改正論議が進む憲法について再考してもらおうという制作者の趣旨に賛同した川崎市内の個人や団体が、上映実行委員会を立ち上げており、七月上旬までの上映会開催が決まっている。(市毛史歩子)

 映画「日本の青空」は、太平洋戦争の敗戦後まもなく、憲法学者の鈴木安蔵(1904?83年)ら民間人による「憲法研究会」が作成した憲法草案にスポットを当てる。基本的人権など民主的な要素を盛り込んだこの草案が、連合国軍総司令部(GHQ)案の基礎となった事実を、現代の雑誌記者が取材を進めながら明らかにしていくストーリー。高橋和也さんや藤谷美紀さん、田丸麻紀さんら人気俳優が出演している。
 大澤監督は、「映画人九条の会」の結成呼び掛け人。映画を企画・制作した配給会社「インディーズ」(東京都中央区築地)の吉岡光夫専務(57)は「九条改正への動きも進むいま、映画人にも何かできないかと監督と話し合い、制作を決めた」と明かす。その上で、「米国の押しつけ憲法という表現があるが、日本人が作った草案をGHQが参考にしたという事実に目を向けてほしい」と話す。
 劇場公開しても、多くの人の目には触れないだろうと、当初から自主上映形式での公開を想定。全国の九条の会や市民団体などに制作費や上映の支援を呼び掛け、今年三月に映画を完成させた。
 協力を求められた「かわさき九条の会」(城谷護会長)は昨年11月、有志で制作と上映を支援する会を発足させ、ロケなどにも参加してきた。それに伴い、個人や団体から、自主上映会を開きたいとの声が上がり、一つの市としては異例の四カ所での上映が決まった。
 同会の笹岡敏紀事務局長(66)は「多くの人が関心を寄せていることが分かった。憲法の作成過程を知って、どうすべきか考えてほしい。ぜひ会場に足を運んで」と呼び掛けている。
 チケットは、前売り1000円。当日券は、一般・大学生1500円、小中高校生800円。
 問い合わせはインディーズ=(電)03(3549)0615=へ。上映会場と上映日は次の通り。

 ▽旭区民文化センターホール(横浜市)=9日▽南足柄文化会館=9日▽宮前市民会館(川崎市)=12日▽川崎市立労働会館=22日▽大和市保健福祉センター=22日▽藤沢市民会館=26日▽麻生市民館(川崎市)=27日▽エポックなかはら(川崎市)=7月6日▽地球市民かながわプラザ(横浜市)=同6日

「日本の青空」上映 日本国憲法の誕生描く 15・23日、越谷
[埼玉新聞 2007年6月5日(火)]

 日本国憲法誕生をテーマにした劇映画「日本の青空」(大沢豊監督)の上映会が15日と23日、越谷市南越谷の越谷コミュニティセンターで開かれる。
 映画は戦後、日本国憲法の制定の際に、現憲法の基礎となったGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)憲法草案に影響を与えたとされる民間の憲法草案作成に尽力した憲法学者・鈴木安蔵を中心に、新憲法制定の経緯を描いている。
 鈴木は、1945(昭和20)年に民間の憲法制定研究団体「憲法研究会」が結成されるとその中心となって活動した。
 同研究会は「憲法草案要綱」を作成した。要綱には国民主権や言論の自由の保障、男女平等などが明記されている。同研究会は草案をGHQと政府に提出、GHQは高く評価したとされる。
 鈴木は福島県出身。京都帝国大学に入学したが、治安維持法違反で検挙され退学し憲法学、政治学の研究に従事した。憲法草案作成後、静岡大教授、立正大学教授を務め、1983年に79歳で亡くなった。
 配役は鈴木役を高橋和也さん、妻役を藤谷美紀さんが演じる。このほか、加藤剛さん、宍戸開さん、左時枝さんらが出演する。
 主催は、越谷九条の会、労働組合、婦人団体などで構成した「日本の青空」越谷上映実行委員会。9条を持つ日本国憲法は「日本の誇り、世界の宝」であることを多くの人に知ってもらおうと企画した。
 料金は一般1200円(当日1500円)、シニア、学生は1000円。時間は15日午後2時と同7時、23日午前10時半と午後2時。交通は、JR武蔵野線南越谷駅、東武伊勢崎線新越谷駅から徒歩3分。問い合わせは越谷九条の会。

「いま一番の気がかりは改憲の動き」 小田実さん、がんと闘病中
[asahi.com 2007年06月05日12時18分]

 作家小田実さんが、がんと闘っている。4月末に病状を公表。75歳の誕生日である6月2日には、代表をつとめていたグループの仲間に、「市民のみなさん方へ」と題した文章で辞任を伝えた。市民運動からの事実上の引退宣言だ。しかし、作家として最善を尽くそうと、病室でも口述で「書き」続けている。
 「今日は体温も下がって調子がいい」と妻の画家玄順恵(ヒョン・スンヒェ)さんから連絡を受けたのは5月下旬。都内の病院で治療を受けている小田さんは、めっきりやせていたが、目の強い光は元のままだった。
 今年初めから体調がすぐれなかった。それをおして、3月下旬、オランダで開かれたフィリピンの人権抑圧に関する民衆法廷に出席した。トルコにも旅して帰国後、胃がんと診断された。民衆法廷の判決とともに4月下旬、友人知人らに送った手紙に「末期―またはそれに近い」と報告した。それでもできる限り書き続けたいと5月初め、自宅のある関西から、仕事を続けられる治療のできる病院に移った。
 ベ平連から阪神大震災の被災者救済まで、多くの反戦運動、市民運動にエネルギッシュにかかわった。その根っこには、大阪大空襲で戦争の無残さをみた体験がある。つねに「小さな人間」の側から戦争を見つめてきた。平和憲法を守ろうという「九条の会」の呼びかけ人のひとりでもあり、いま一番の気がかりは改憲の動きだ。

■ナチの「全権委任法」に過程がそっくりだ

 「安倍首相は『美しい国』にするのになぜ改憲が必要なのか、論理的に説明していない。33年の『全権委任法』で、ナチスがワイマール憲法をなし崩しにした過程にそっくりだ。最低投票率制がない国民投票法は、20%ぐらいの投票率であっても改憲可能になる。少数独裁民主主義になるのではないか」
 9条だけでなく、「健康で文化的な最低限度の生活」をかかげた25条、男女平等の結婚をうたった24条。平和憲法があったからこそ、ほどほどの中流の生活ができて繁栄した。そう語りおろした近刊の『中流の復興』(NHK出版、生活人新書)には、病状公表の手紙も収録した。70年代に出した『世直しの倫理と論理』(岩波新書)の現代版も構想している。
 「みんな運動家と思っているようだが、私は作家なんだ」。昨秋は平和論集や長編小説『終らない旅』、イギリスのBBCでラジオドラマ化された短編『玉砕』を次々刊行した。

■時代・言語によって変質しないのが文学

 「私の短編は、一作で全体を書こうとする。全体長編小説ではなく全体短編小説。『玉砕』の独語訳や、『HIROSHIMA』のイタリア語訳も出る。いつの時代であろうと、どんな言語になろうと変質しないのが文学だ」
 ギリシャ古典を学んだためか思考の時間軸が長い。「イーリアス」の翻訳が夢で、これまでに完成した冒頭部分は「すばる」7月号に掲載される。「トラブゾンの猫」と題した小説も書いている。トラブゾンは古くからの黒海沿岸の町、多様な民族が混在している。
 「言語系統は、幹があり枝分かれして、と樹木のように形容される。しかし、本当はマングローブの根のようにぐにゃぐにゃつながっている。人間の文化、思想、論理などもそうしたものではないか。そういったことを、時空を超えて集まった猫たちのバカ話に具現化するつもりだ」

■人間同士が戦わぬため9条は必要なんだ

 枕元にはお見舞いにもらった寺社のお札がたくさんあった。「フランスの『ルルドの水』もある。現代科学の治療を受けているから古代から現代までの全人類の文明がここにきている。奇跡が起きても、どれが治してくれたのかわからない(笑い)。3000年前と今が、やはりマングローブの根のようにからみあっている。からみあった人間同士が戦争しないためにも、9条は必要なんだ」
 20代のとき、「何でも見てやろう」と世界中を旅した。生のカウントダウンが始まっても、その姿勢は前向きのままだ。
 「生死があって死の方に考えをおけば宗教になる、しかし、オレは最後まで生の方におくね。手紙にも書いた言葉だが、生きているかぎり、お元気で。それが、私の気持ちだよ」

講演会:「今こそ国民の出番が来ている」 和歌山で憲法9条を考える/和歌山
[6月8日18時1分配信 毎日新聞]

 憲法9条を考える講演会「戦争・人間・憲法九条」(九条の会・わかやま、憲法9条を守る和歌山弁護士の会主催)がこのほど、和歌山市北出島1のプラザホープであった。経済同友会終身幹事で国際開発センター会長の品川正治さん(82)を講師に、約300人の参加者が熱心に聴き入った。
 品川さんは、中国での戦争体験を通じて「戦争を起こすのも人間。それを許さず止める努力するのも人間」との信念を得たと話し、戦争に限らず政治・経済でも日米の価値観は違うと強調。「今こそ明確に自覚してほしい。国民の出番が来ている」と強く呼びかけた。
 講演後、来場者から「若者にどう伝えればいいか」「なぜ今、改憲なのか」などの質問があり、品川さんは「中国の台頭を脅威と感じる政財界の動きが背景にある」などと答えた。【藤顕一郎】

平和でこそ落語も 古今亭菊千代さん、9条大切さ訴える
[6月10日10時34分配信 琉球新報]

 【石垣】憲法9条の大切さを訴えようと、講演と落語の夕べ「9条ってなに?」(いしがき女性9条の会主催)がこのほど、石垣市健康福祉センターで開かれた。講師には落語家の古今亭菊千代さんが招かれ、講演と落語に集まった市民が耳を傾けた。 古今亭菊千代さんは1956年生まれ。大学卒業後、広告代理店に勤務していたが、27歳で落語の道に進み、これまで手話落語や北朝鮮で朝鮮語による落語などにも取り組んできた。
 菊千代さんは、普段から着用しているという憲法9条の「9」の文字が入った紋付きで登場。「海外では、日本が戦争に加担していないことを評価する声が多いが、日本で憲法9条のことを話すと『危ないことを言っている』と言われてしまうような風潮がある」と紹介。
 「生活にかかわることなのに話しにくい風潮がまん延している。平和でなければ落語はできない」と語り、憲法9条の条文を書き写す「写九」の活動へ参加を呼び掛けた。
 講演後の落語は、天神参りをおもしろおかしく話す「初天神」を披露。親子のやりとりの中に、9条の大切さを訴えた。

作成者: GAKU

年齢:50代 性別:男 都道府県:東京都(元関西人) 趣味:映画、クラシック音楽、あとはひたすら読書

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