値上げ、値上げ、値上げ

原油高騰の影響が各方面に。給与は上がらないのに、物価だけ上がっていく…。

きりがありません……。

サランラップを値上げ ネスカフェも年明けに
[東京新聞 2007年11月26日 21時46分]

 旭化成ホームプロダクツ(東京)は26日、家庭用の食品保存用ラップ「サランラップ」の出荷価格を来年2月から7%値上げすると発表した。家庭用インスタントコーヒーで6割以上の市場占有率を持つネスレ日本(神戸市)も「ネスカフェ」ブランドの製品価格を年明けに引き上げる。
 いずれも原材料価格が高騰していることを受けた価格引き上げ。サランラップの値上げは1980年4月以来、約28年ぶり。同じく家庭用ラップで大手のクレハも「NEWクレラップ」の値上げを検討していることを明らかにした。インスタントコーヒー業界でもネスレに追随する動きが広がりそうで、台所用品や食品の値上げがさらに拡大した。
 サランラップは来年2月に包装のデザインなどを変えることに伴い価格を改定する。(共同)

日本紙パック、牛乳・清涼飲料用の紙パックを値上げ
[時事通信 2007/11/26-17:33]

 日本製紙グループの日本紙パック(東京)は26日、牛乳や清涼飲料水に使う飲料用紙パックの出荷価格を来年4月から値上げすると発表した。昨年も値上げを実施したが、その後も原料の白板紙やポリエチレン樹脂の価格が上昇し、自助努力だけではコスト上昇分を吸収できないためとしている。値上げ幅は、大型の屋根型紙容器が9%、小型の長期保存用レンガ型紙容器が5%。

11月のガソリン店頭価格、最高値150円
[NIKKEI NET 2007/11/26 19:40]

 石油情報センターが26日発表した11月のレギュラーガソリン店頭価格(全国平均、10日時点)は前月比5円高い1リットル150円となった。月次では2カ月連続の上昇で、8月につけた調査開始(1987年)以来の最高値を上回った。灯油は1缶(18リットル)1606円と98円上がり、2006年9月以来の高値更新となった。
 新日本石油など大手元売り各社は11月出荷分の卸値を前月比で1リットル6円程度上げた。これを受け店頭で小売価格に転嫁する動きが広がった。ハイオクは1リットル161円、軽油は128円と、ともに5円上昇した。
 原油は11月に入っても騰勢を強めている。円高・ドル安が進んだものの、元売りの原油調達コストは大幅に上がっており、12月分の卸値引き上げはほぼ確実。年末年始の需要期に向けガソリンや灯油の価格は一段と上がる可能性が高い。

ブリヂストン、国内市販用タイヤをまたまた値上げへ
[Response. 2007年11月26日]

 ブリヂストンは、国内市販用タイヤのメーカー出荷価格を2008年3月1日から値上げすると発表した。
 タイヤの主要原材料である天然ゴム相場は依然として高値の範囲で推移しており、また、合成ゴム・カーボンブラックなど石油化学系原材料の価格も、原油価格の高騰で高値水準が継続している。
 同社では生産性の向上やコスト削減などの施策を重ねてきたものの、企業努力のみでこれを吸収するのは困難と判断、国内市販用タイヤのメーカー出荷価格を値上げすることにしたと、している。
 値上げ幅は乗用車・小型トラック用が5.5%、トラック・バス用が7%、建設車両用が10%、二輪自動車用バイアスタイヤが10%などとなっている。

灯油97円に値上げへ 来月1日 コープさっぽろ
[十勝毎日新聞 2007年11月26日]

一部地域は100円台も

 生活協同組合コープさっぽろ(札幌、大見英明理事長)は26日、高値が続く灯油価格について、12月1日の配送分から道内一律で1リットル当たり17円値上げすると発表した。管内は帯広とその近郊で同97円(税込み)に達し、最高値を大きく更新する。
 コープさっぽろによると、石油各社の卸値の引き上げにより、仕入れ価格が増大。事業継続の採算ではトータルで最大18円増加となる見通しで、「経営的にも苦渋の選択をせざるを得ない」と決断。12月から6円程度値上げする方針を転換し、全道一律で17円の値上げに踏み切る。
 管内は10月29日に4円値上げし、帯広と近郊の定期配送は80円、電話注文は82円。足寄、陸別、新得、鹿追、広尾、大樹は定配81円、電話83円で、一気に100円台に突入する地域も。管内では約9800戸が登録している。
 同生協は「12月中旬以降の見通しは判断できない」としている。(道下恵次)

合成樹脂、値上げ表明・まず三井化学系、7%以上
[NIKKEI NET 2007/11/22]

 三井化学子会社のプライムポリマー(東京・港)は22日、合成樹脂のポリエチレンとポリプロピレンを2008年1月7日納入分から1キロ15円(7?8%)以上値上げすると発表した。原料ナフサが高騰したため転嫁を目指す。値上げ表明は4月と6月に続き、今年3回目。
 同社はポリプロピレンで国内最大手、ポリエチレンで2位。ポリエチレン大手の日本ユニカー(東京・品川)も08年1月15日出荷分から値上げする方針を固めた。上げ幅は1キロ15円(7?8%)となるもようだ。

フンドーキン みそ13%値上げ 原材料が高騰 来年3月、18年ぶり
[西日本新聞 2007年11月23日00時24分]

 みそ生産量が九州トップの「フンドーキン醤油」(大分県臼杵市)は2008年3月、生みそとみそ加工品の出荷価格を平均約13%値上げすると22日発表した。同社の値上げは1990年以来、18年ぶり。
 同社は値上げの理由について「価格維持に努めてきたが、近年は原材料の大豆や麦、プラスチックなど包装資材の価格が高騰し、コストを削減しても厳しい状況にある」と説明している。
 値上げの対象は、生みそとみそ加工品計約100種類。値上げ額の詳細は明らかにしていないが、小売価格で生みそ1キロ約500円が30円程度アップするという。同社のみそ生産量は年間1万2780トン(06年度)で九州1位。しょうゆの生産も九州トップだが、しょうゆ価格は今のところ据え置く考え。

来月も灯油値上げ不可避/石油連
[東奥日報 2007年11月22日]

 石油元売り各社でつくる石油連盟は二十一日、青森市内で報道機関向けに石油事情説明会を開いた。連盟側は、原油高騰により十二月も三カ月連続で灯油などの卸価格の大幅値上げが避けられないと説明し、理解を求めた。今後の原油価格について「値下がりする要因はあまり考えられない」と見通した。
 同連盟広報専門委員の高田正紀・ジャパンエナジー広報課長が説明し、米先物相場で一バレル=一〇〇ドル直前の高値で取引されている原油価格について「需給バランスだけでは説明できない」とし、背景には複雑な要因があると述べた。
 具体的には、石油需要の増加や、ナイジェリアやイラン、イラクの地政学上の問題に加え、「サブプライムローン(米住宅ローン)問題の関係もあり、金融市場から投機資金が流入していることも大きい」などと説明した。
 ただし、今冬に向けた灯油は例年並みの在庫を確保しているとして「過去のオイルショック、湾岸危機と状況が違うのは、以前は供給が止まる可能性があったのに対し、今は原油は十分あるのに、価格だけがつり上がっている」とした。

原油高が半生菓子を直撃 飯田の業界、値上げに葛藤
[中日新聞 2007年11月22日]

 止まる気配のない原油高は、飯田市で江戸時代から作られている特産「半生菓子」業界にまで影響を及ぼしている。原材料や運送料が値上がりし、経費が増大しているのだ。商品の値上げとの葛藤(かっとう)に、業界は頭を悩ませている。
 半生菓子の材料は、水あめや砂糖、小麦、小豆などで、いずれも原油高のあおりを受けて全国で値上がり傾向。さらに配送運賃や包装紙代もアップ。各菓子店は大量仕入れできないため、経費を抑えにくいのが現状だ。
 商品値上げに踏み切る菓子店も出ており、八幡町の大正13(1924)年創業の老舗「御菓子司 松寿堂」は10月中旬に一律10円の値上げ。代表取締役の黒田誠さんは「でも、とても経費の値上がりに追いつかない」とこぼす。
 12月は再びガソリン代値上げが予定されており、業界には「年明けには商品を値上げしないと、もたないのでは」という観測が流れている。しかし「生活必需品ではなく、消費者に受け入れてもらえるだろうか」という不安も大きい。
 業界は地産地消にも取り組んでいるが、黒田さんは「地産地消はさらにコストが上がる。おいしいものを安全に安く提供したいのに。原油高ですべてが狂った」。一刻も早い原油値下がりを望んでいる。(石川才子)

漁船燃料、今年5度目の値上げへ=重油価格8万円超えも?全漁連
[時事通信 2007/11/21-16:04]

 原油価格の高騰を受け、全国漁業協同組合連合会(全漁連)は21日、沿岸漁業者らに提供している船舶用重油の価格を12月から1キロリットル当たり5000円値上げすることを決めた。値上げは今年5度目で、この8カ月間で1万7400円も上昇する異常事態となっている。
 全漁連などによると、今回の価格改定は、石油元売り会社が12月出荷分の重油卸値を前月比で1キロリットル当たり5000円以上引き上げるとみられるため。
 船舶用重油の価格はこの3年半でほぼ2倍に跳ね上がり、1キロリットル8万円を超えたもよう。漁業支出に占める燃料経費の割合は20%以上と他産業に比べて高く、沿岸で操業するスルメイカやカツオ漁業などでは出漁できない船も出るなど、深刻な影響を及ぼしている。

小麦粉など高騰 広がる苦渋のパン値上げ
[信濃毎日新聞 11月21日]

 小麦粉など原材料価格の高騰に伴い、販売価格を上げたり、今後の値上げを決めたりする「町のパン屋さん」が県内で増えている。ほかの食品やガソリン価格が上がり続けている中、消費者からはため息が漏れ、店側も値上げによる客離れを心配している。
 松本市中央2のパン店は22日から、全商品の価格を1割程度引き上げる。これまで同じ品質でより安い材料を探すなど工夫してきたが、原材料高騰に「品質や量を落としたくない」とした。お店の常連のお年寄り夫婦は「このお店のパンが好きなので、何とか切り詰めるには、外出を控えるしかないのかなあ。子育て世代には大変だと思う」と口をそろえる。
 松本市役所の近くのパン店も12月下旬、約30年ぶりに値上げする方針。「お客さんが離れないか不安」と小松治夫社長(57)。信大生協にも納めているが、学生相手の値上げにはためらいもあり、一部商品にとどめられないか検討中だ。
 同店によると、原材料費の7?8割を占める小麦粉の価格が今月に入って約7%上昇した。小麦価格高騰の背景として、バイオ燃料ブームで、米国などで小麦から燃料用のトウモロコシへの転作が進んだり、中国やインドでの需要増などの影響が指摘されている。
 長野市若里のパン店は11月から、人気のパンを20円上げて120円にした。チーズ入りフランスパンは30円上がり240円に。店側は「仕入れ値が上がったのは小麦粉だけではない。チーズなどの乳製品も4割ぐらい上がったので大変です」と話す。
 公民館や合同庁舎などでパンを販売している松本市内の精神障害者授産施設は「お客さんのことを考えると、簡単には上げられない」とし、12月以降、値段をどうするか考えたいとする。
 パンの製造・小売店などでつくる県パン商工組合(事務局・長野市)によると、このほど松本市内で開いた研究会でも原材料高騰への対応が議題になり、出席した小売店の経営者20人余のうち4割近くが既に1割程度値上げしたとの報告があった、という。
 同組合の村田精義副理事長(68)が松本駅前で経営する店も先週から一部商品を値上げした。「お客さんからは、ガソリンも上がっているのにパンまで値上げしては困る、という声がある。ただ規模の小さな店で生産性を上げるのは難しい」と話している。

繊維製品にも値上げの波・カーペットやタオル、素材高で最大10%
[NIKKEI NET 2007/11/16]

 カーペットやタオルといった繊維製品の値上げが相次いでいる。本格的な値上げはバブル期以来で、上げ幅は最大10%程度。ポリエステル糸や綿糸など原料素材の価格が上昇しておりメーカーが転嫁を進めている。食品などに続き、消費者に身近な商品の価格上昇が目立ってきた。
 東リはタイルカーペットの主力商品などで10%程度の値上げを決め、内装業者と交渉に入った。同社は最大手で、主力品は1平方メートル1000?3000円前後で流通している。

加ト吉、冷凍食品など値上げ・08年1月出荷分から
[NIKKEI NET 2007/11/16 20:18]

 加ト吉は、2008年1月の出荷分から冷凍食品や即席めん、水産加工品など主要約620品目を5?17%の幅で値上げする。冷凍うどんなどの原料である小麦や包装資材などが高騰しているため。魚フライなど水産加工品の一部については値上げ幅が最大の17%になる。値上げは17年ぶり。

日航、国際線運賃値上げ=来年1月、最大4000円
[時事通信 2007/11/16-17:22]

 日本航空は16日、燃料市況に連動する国際線の「燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)」を2008年1月発券分から最大4000円値上げすると発表した。原油高に伴うジェット燃料の価格高騰を受けた措置で、引き上げは今年度で3度目となる。

ハナマルキ、みそ1割値上げ 3月出荷分から
[asahi.com 2007年11月16日00時20分]

 みそ大手のハナマルキ(本社・長野県辰野町)は15日、家庭用みそ50品目について、来年3月出荷分から平均10%値上げすると発表した。原料の大豆や包装材などが高騰しているため。
 大豆の高騰で加工食品業界の経営は厳しさを増している。14日にはみそのほか豆腐、納豆、しょうゆの4団体が東京都内で共同会見し、中小企業が多いため流通大手がなかなか値上げに応じてくれない窮状などを訴えた。

チョコボール、キャラメルを…森永“菓子初”の値上げへ 原料高で来月から一部15%
[FujiSankei Business i. 2007/11/14]

 森永製菓は13日、カカオ豆やバターなどの原料価格高を理由に、主力の菓子製品の一部を、12月以降の出荷分から平均15%値上げする方針を明らかにした。
 国内菓子メーカー大手はこれまで価格を据え置き、製品の内容量を減らす“減量”措置で原材料高に対応してきたが、今回の森永の方針は菓子業界で価格値上げに先鞭(せんべん)を付ける形となる。
 佐藤順一常務が同日、2007年9月中間決算の発表の場で明らかにした。
 12月から値上げに踏み切るのは、チョコ菓子「小枝(こえだ)」「チョコボール」と「森永ミルクキャラメル」の同社売れ筋3ブランド・9品目。例えば、60円程度で売られるチョコボールは、70円程度に値上げする見込みだという。
 森永は今春、07年度の原材料高による収益圧迫額が約7億円と見積もっていた。しかし、カカオ豆など関連原材料の価格急騰が激しく、直近の試算で、約24億円にのぼることが判明した。
 このため「もはや製品の容量見直しや企業努力だけではコスト削減しきれない」(佐藤常務)と判断、9月ごろから流通側と値上げ交渉を開始。12月実施に「おおむね理解を得られつつある」(同)という。

パン、めん類値上げ 小麦粉高騰で最大10%
[琉球新報 11/13 16:01]

 小麦粉価格の引き上げを受け県内大手製パン業者が12月から小売価格を5?10%値上げする。製めん業者も今月中旬からめんの小売価格を引き上げる。
 ぐしけん(うるま市、稲嶺利政社長)はパン製品と一部の和・洋菓子の小売価格を5?10%引き上げる。オキコ(西原町、仲田龍男社長)はパン、めん類を合わせ平均で8%引き上げる。パン類は価格にして10?20円の値上げとなる。
 2社の値上げは1990年以来17年ぶりで、両社は「小麦粉価格のほか、原油や油脂価格も上昇し、社内努力では限界にきている」と値上げの理由を説明している。
 製めん業のサン食品(糸満市、土肥健一社長)は11月から卸売価格を8?10%、500グラム当たり10?15円の値上げを実施している。15日からは量販店でも値上げする予定。
 小麦粉価格は、主要原産国のオーストラリアが大規模な干ばつに見舞われたことに加え、バイオ燃料の原料として需要が高まるトウモロコシへ転作する農家が増え、国際価格が急騰した。
 沖縄製粉(那覇市、竹内聡社長)は政府が10月に小麦売り渡し価格を10%引き上げたことを受け、今月から業務用、家庭用粉の価格を6?8%引き上げた。

作成者: GAKU

年齢:50代 性別:男 都道府県:東京都(元関西人) 趣味:映画、クラシック音楽、あとはひたすら読書

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