スクロヴァチェフスキ第2弾 読響第149回芸劇名曲シリーズ

東京芸術劇場

昨日、スクロヴァチェフスキ&読響の第2弾として、池袋の東京芸術劇場に行ってきました。プログラムは、以下のとおり。

 チャイコフスキー : 交響曲第6番 ロ短調 作品74 「悲愴」
 ストラヴィンスキー : バレエ音楽「春の祭典」

1曲目、チャイコフスキーの「悲愴」は、読響のレベルの高い弦と、管を自由にあやつるスクロヴァチェフスキの指揮がぴったり噛み合って、スローなテンポで実にチャーミングに、甘さたっぷりの仕上がりでした。第3楽章が大きく盛り上がったあと、あまり間をおかずに第4楽章に入るあたりも、なかなか緩急のはっきりした、憎い演出。(^_^;) これで、ラストのフライング拍手がなければ完璧だったんですが…。

それに比べると、後半の「春の祭典」は、いまいち焦点が定まらない感じでした。ちょっといじくりすぎた、というところでしょうか。もう少し躍動感があってもいいんじゃないかと思ったりもしましたが、これはあくまで個人的な好みの問題です。

それにしても不思議なのは、このプログラムの順番。前半が50分はかかる大作なのにたいして、後半は35分程度。「春の祭典」は悪い曲ではないし、好きな作品なんですが、メインというにはちょっと物足りないのでは?

この日の演奏は7月10日午前2時14分から、日本テレビ「TANTO クラシック!」で放送されます。

ということで、次はいよいよブルックナーの交響曲第5番です。(^_^)v

【コンサート情報】 読売日本交響楽団第149回東京芸術劇場名曲シリーズ
指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ/コンサートマスター:デヴィッド・ノーラン/会場:東京芸術劇場大ホール/開演:2008年4月11日(金) 午後7時?

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作成者: GAKU

年齢:50代 性別:男 都道府県:東京都(元関西人) 趣味:映画、クラシック音楽、あとはひたすら読書

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