中国四川省で、M7.8の直下地震

中国・四川省都江堰で、マグニチュード7.8の大地震で倒壊した中学校(2008年5月12日撮影、AFP=新華社)

中国・四川省でM7.8の地震。震源は、省都・成都の北西約150km。深さ10kmというから、直下地震の可能性大。重慶でも小学校が倒壊するなど、大きな被害が出ている模様です。

中国・四川省でM7・8の地震、死者5千人の見通しも(読売新聞)
中国南西部の地震、死者数が数千人規模に(AFPBB News)

中国・四川省でM7・8の地震、死者5千人の見通しも
[2008年5月12日22時31分 読売新聞]

 【北京=佐伯聡士】中国の中央テレビなどによると、中国南西部の四川省で、12日午後2時半(日本時間同3時半)ごろ、マグニチュード(M)7・8の地震が発生した。
 震源は同省の省都・成都の北西約150キロのアバチベット族・チャン族自治州のブン川県。(ブンはサンズイに文)
 米地質調査所は地震の規模はM7・5、震源の深さは10キロとしている。国営新華社通信は12日、民政省のまとめとして、午後6時(同7時)現在、四川、甘粛、雲南各省、重慶市などで計107人が死亡、34人が負傷したと伝えた。同電(電子版)によると、四川省北川県で死者が3000?5000人になる見通しという。
 新華社電などによると、重慶市で小学校が倒壊し、生徒5人が死亡、100人以上が負傷。教員と生徒19人ががれきの下に埋まっているという。四川省都江堰市の中学校も倒壊、4人が死亡した。甘粛省でも住宅の倒壊で少なくとも10人が死亡したという。成都市内でも45人が死亡し、600人以上が負傷したとの報道もある。
 また、同自治州政府によると、ブン川県周辺の県では多くの住宅が倒壊している上、観光地として知られる九寨溝など各地で道路が寸断、山崩れも起きており、1人が死亡、8人が重傷を負ったという。同自治州や成都市内では夜に入っても余震が続いており、成都空港が安全上の理由から閉鎖されたほか、成都駅で鉄道の運行を停止するなど交通網にも影響が出ている。
 北京の日本大使館によると、12日夜現在、日本人が被害にあったとの情報は入っていない。
 揺れは、四川省のほか、河南省、河北省、湖北省、上海市など少なくとも十数の省・直轄市など幅広い範囲で報告された。北京市内でも揺れが感じられ、ロイター通信などによると、揺れはバンコクでも感じられたという。北京や上海などでは、住民や会社員が高層ビルから避難し、路上に集まるなどの混乱も見られた。成都や重慶などでは電話が通じにくい状態が続いている。

中国南西部の地震、死者数が数千人規模に
[AFPBB News 2008年05月12日 22:23 発信地:北京/中国]

 【5月12日 AFP】中国国営新華社(Xinhua)通信は12日、同日午後に中国南西部で起こった地震で、四川(Sichuan)省北川(Beichuan)県だけで3000-5000人が死亡したとみられると報じた。また、負傷者は1万人を超えるとみられる。

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