カンブルラン&読響「悲劇的」

読響第524回定期演奏会
読響第524回定期演奏会

出張から帰って、今晩は久しぶりのコンサート。サントリーホールに行ってきました。

 マーラー:交響曲第6番 イ短調「悲劇的」

フランス人カンブルランの振るマーラーはいかなるものか? 期待して聴いてきましたが、予想に違わず、普段のマーラーとはちょいと違った雰囲気に仕上がっていました。アンダンテを第2楽章に持ってきた演奏をナマで聴いたのは初めてでした。

読響はたまに力任せの演奏になる時がありますが、今夜は終始カンブルランのコントロールが効いていて、細部まできっちり出来上がっており、カンブルランと読響の息のあったところを余すところなく存分に楽しませてもらいました。ま、個人的には、マーラーは、もっとずるずるどろどろしてる方が好きなんですが。^^;

個々のパートでいえば、トランペットが見事に吹き切っていたり、ホルンの咆哮がすさまじかったり、いろいろよかったところがあったのですが、僕には、イングリッシュホルンとオーボエの染み入るような音色と、4本のフルートの音程が完璧に揃っていたところがすばらしいなぁと思いました。Wティンパニが完璧に上下に分かれてたことには賛否両論あるでしょうが、演出としてはありだと思いました。それより、ティンパニとトライアングルの持ち替えとか、小太鼓とハンマーの掛け持ちなど、打楽器部門が超掛け持ちなのが気になって仕方ありませんでした。^^;

【演奏会情報】 読売日本交響楽団第524回定期演奏会
指揮:シルヴァン・カンブルラン/コンサートマスター:ダニエル・ゲーデ(ゲスト)/会場:サントリーホール/開演:2013年3月19日 午後7時?

作成者: GAKU

年齢:50代 性別:男 都道府県:東京都(元関西人) 趣味:映画、クラシック音楽、あとはひたすら読書

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