今日の買い物

今日(正確にはすでに昨日ですが)買った本です。

  • 石川康宏『現代を探求する経済学 「構造改革」、ジェンダー』(新日本出版社)
  • 高崎真規子『少女たちはなぜHを急ぐのか』(NHK出版、生活人新書)
  • 小松美彦『自己決定権は幻想である』(洋泉社新書)

またぞろ、いろいろな本の買い込み癖がうごめきだしたかな…? 気をつけねば。

1冊目は、優雅な女子大(しかもお嬢様学校)の先生でありながら、

日々怒濤のような生活を送り、あっちこっちで『資本論』学習会の講師をしたり、小泉「構造改革」や財界の戦略について講演をし、論文を書き、そのうえそれを毎日毎日ホームページで世間に公表しているという実に奇特な著者の初めての単著(だと思う)。
前半は、小泉「構造改革」論批判で、竹中平蔵「大先生」の本を読破して、彼の経済政策を経済学的に批判した論文などが収められています。僕も竹中平蔵「大先生」の本はいくつか読んだのですが、普通、大学の先生なら誰だって主著、代表的著作といいうる本が1冊はあるはずなのですが、この「大先生」にはそういう理論的内容のある本が一冊もなく、書いているものというと『経済ってそういうことだったのか会議』とか『竹中教授のみんなの経済学』とか、その手の本ばっかりで、ばかばかしくて読む気にならなかったということがありました。石川先生は、それを黙々と読破して、竹中流経済政策の核心部分を見事に引き出しています。
また、後半のジェンダー論は、フェミニズム論者の「マルクス主義」批判にどうこたえるのか、そのことを通じてフェミニズムとの“共同”を広げようという意欲的な論文が集められています。

2冊目は、昨日の「朝日」の読書欄で紹介されていたもの。電車の中で読んでいると、「こいつ、なんちゅう本を読んどるんや?」と思われそうなタイトルですが、中身はいたってまとも。あきれるような、今どきの若者たちのセックス事情を真面目に追跡した本です。

3冊目は、「自分で決める」ということと「自己決定権」は違う、自己決定権が前面に立つようになると、権力に絡め取られるぞ?と警告している本です。イラクでの日本人人質事件での「自己責任」論をまつまでもなく、「自分で決めたことだから」という論理は、争いがたい影響力を持っていて、ほんらい社会的な問題であるはずのものまで、個人の問題、個人の責任にしているのではないか…というようなことが書かれているらしい、と思って買ってきました。(^^;)

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