厚生年金の積立金

2003年度の厚生年金特別会計が赤字になったことで「毎日新聞」が書いていますが、厚生年金の根金積立金の残高は137兆7422億円。厚生年金特別会計の歳入・歳出は、03年度で歳入31兆1021億円、歳出31兆4401億円だから、積立金は、万が一歳入がゼロになったとしても4年分以上はあるという計算になります。

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<厚生年金>積立金3380億円取り崩し 初の赤字決算

 民間サラリーマンが加入する厚生年金の特別会計(厚生保険特別会計)の03年度決算が、初めて赤字に転落することが5日、財務省の調べでわかった。これを受けて、政府は将来の給付に備えた厚生年金の「年金積立金」(残高137兆7422億円)から3380億円を初めて取り崩す方針を固めた。高齢化の進行で年金給付が増える一方、社員減などで保険料収入が減少した構造的要因が背景。運用面で大幅な改善が見込めない限り、今後も赤字基調が続く見通しで、負担と給付を巡る年金制度改革論議に影響を与えそうだ。
 財務省によると、03年度の厚生保険特別会計の中の「厚生年金勘定」の決算は歳入31兆1021億円に対し、歳出が31兆4401億円で、3380億円の赤字。歳入のうち事業主と被保険者が負担する厚生年金保険料は19兆2425億円で、前年度を1兆円近く下回った。企業がリストラで社員や給与を減らしたことが響いたとみられる。
 歳出は高齢化の進行で厚生年金給付費が20兆8140億円と前年度を約5000億円上回ったほか、国民年金特別会計の基礎年金勘定への拠出金も前年度を上回り、歳出拡大につながった。
 運用難に陥った企業からの厚生年金基金の代行部分の返上や、資産運用の改善などを加えた03年度の「運用収入・その他」は6兆3630億円で、前年度を1兆円以上上回ったものの、保険料収入の減少と年金給付費などの増大分を穴埋めできなかった。
 政府は少子高齢化の進展で保険料収入が減り、給付が増えることから、年金制度改革関連法の中で、将来的に年金積立金を約100年かけて取り崩し、2100年度で給付費の1年分程度を残す方針を示している。
 しかし、04年度は黒字を見込んだ予算を編成しており、03年度決算で早くも取り崩しが確定したことは、年金積立金の取り崩しのスケジュールが政府の見通しよりも前倒しになったことを意味する。今後も赤字となる構造的な要因は変わらないため、一層の給付水準の引き下げや保険料の引き上げが避けられなくなる可能性もあり、年金制度の見直し論議に拍車がかかりそうだ。【川口雅浩】(毎日新聞)[8月6日3時6分更新]

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