Daily Archives: 2004/09/21

プロ野球組織実行委員会

明日からの選手会との交渉を控え、今日、プロ野球組織(NPB)の実行委員会が開かれました。しかし、決まった中身というと、かなり迂遠な感じです。

プロ野球スト:実行委で対策協議 ライブドアの審査を確認(毎日新聞)
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米軍ヘリ墜落事件 やっぱり放射性物質が…

帰省中で見逃していましたが、沖縄の墜落した米軍ヘリには、微量ながら放射性物質が使われていたことが明らかになりました。

墜落ヘリに微量放射性物質 米軍が大学側に説明(共同通信)
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プロ野球スト 新聞各紙は?(追加)

プロ野球ストについての、地方新聞の社説を調べてみました。まずは、「神戸新聞」(兵庫県)と「中国新聞」(広島県)です。

神戸新聞「プロ野球スト/だれがこれを招いたのか」(18日)
「ひと言でいうなら、経営側の独善となるだろう。『初めに合併ありき』で、球界の将来を見通して、当事者である選手会と話し合う姿勢を、経営側が持たなかったことに尽きる。それは交渉決裂の記者会見で、経営側の言葉に象徴に表れている。『合併問題は経営事項』が、それである」。「ストという事態で一番怒るはずのファンの多くが選手会を支持する理由は、選手会の主張に球界の将来を考える姿勢に共感したからに他ならない。経営側はそのことを読み誤ってはならない。 /経営側から違法行為、損害賠償という言葉ばかり出てくることに、この組織の古さを感じざるを得ない」
中国新聞「プロ野球スト決定 残念…やむを得ぬか」(18日「社説」)
「合併凍結の要求は置くとしても、新規参入が再来年ならいいが、なぜ来季ではだめなのか。協議終了後の会見でも球団側の説明は説得力に乏しかった」。「説明によると、だめな最大の理由は『もう時間がない』である。野球協約では新規参入の届け出期限は『前年の11月30日』とある。まだ2カ月以上ある。期限を延ばしてでも新規参入の道を開く柔軟さはあってもよかったのではないか」。「第一、ライブドアが早い段階で近鉄球団の買収に名乗りを上げたにもかかわらず、話を聞こうともせずにそでにしたのは球団側である。……そこはほおかむりし『時間がない』と言っても説得力に欠けよう」。「経営側が両球団の合併を唐突に打ち出したことや、これまでの経過を振り返れば、合併を推進する一部の球団オーナーらの意図は『1リーグ制の導入』にあることは明らかだ」。「ストを構えた選手会をファンの多くが支持したことを球団やオーナーらはもっと重く受け止めなければならない」

ちなみに、広島では、カープの新球場建設が焦点になっているようです。

続いて、青森県の「東奥日報」と宮城県の「河北新報」です。

東奥日報「経営側は参入に門戸開放を」(19日社説)
「『公正な審査をするには時間がない』というNPB側の主張に説得力があろうか。これでファンが納得できるだろうか。十分な時間があるのに、新規参入を1年遅らせるのは、単なる嫌がらせか、職務怠慢のどちらかと受け取られても仕方あるまい」
河北新報「プロ野球スト決行/どうなる宮城への球団進出」(18日社説)
「今回のスト問題は、選手やファンを軽視し、球団合併、再編に向けて、経営者側が問答無用で強行しようとしたことが大きな原因と言える。新規参入に名乗りを上げる企業が出ているにもかかわらず、積極的に対応せず、選手やファンの不信を増す結果となった」

それから、北海道新聞の社説では、根来コミッショナーの提案を「遅きに失した」、あるいは経営者側の「隠れみの」になる危険性があると批判しているのが注目されます。

北海道新聞「プロ野球スト*経営者側の責任は重い」(18日社説)
「動かないと批判された根来泰周コミッショナーは16日、新規参入の条件の緩和や、球界改革に取り組むためのプロ野球有識者会議設置などの提案を行った。しかし、これは遅きに失したといわざるを得ない。/ぎりぎりになって提案し、時間がないことを理由に選手会の要望を顧慮しないのでは、選手会側の疑念をぬぐうことはできない。/有識者会議にしろ、新規加盟球団の審査委員会にしろ、経営者側の息がかかった人間で構成されれば、それは新規加盟を望む企業や選手の要望を排除する隠れみのにしかならない」。「そもそも経営者側がファン、選手を甘く見て独断で事を運んだことが、ここまでこじれた原因である。両者が歩み寄ることができる提案を示せなかった経営者側の責任は極めて重いといわざるを得ない」

読んでみたい本

日曜日の各紙書評から

  • 星野興爾『世界の郵便改革』(郵研社 1,575円)
  • 小倉和夫『グローバリズムへの叛逆』(中央公論新社 2,310円)
  • 香山リカ『<私>の愛国心』(ちくま新書 735円)
  • 鈴木靖民編『倭人のクニから日本へ』(学生社 2,520円)

1冊目は、アメリカ、イギリス、ドイツ、ニュージーランドなどの郵便事業「改革」を紹介したもの。かつてあれほど持ち上げられたニュージーランドの郵政民営化は散々な結果になっているらしい。小倉和夫氏は、国際交流基金理事長。

あと、読売の読書欄で、島田雅彦氏のこれまで書いてきた作品の流れが紹介されていて、役だつ。あと目立ったのは、柳美里『8月の果て』が毎日(高橋源一郎)と日経(清水良典)の2紙で非常に好意的に取り上げられていたこと。読みにくいクセのある小説だが、しかし読んでいて面白いことは間違いない。