ラムズフェルドの訪問に米兵の不満爆発

ラムズフェルド米国防長官が、激励のつもりでクウェートの米軍基地を訪問し、兵士2000人との直接対話にのぞんだところ、「兵士がなぜごみ捨て場で、さびついた金属や被弾済みの強化ガラスをあさり、車両に取り付けなくてはいけないのか」「州兵は正規兵より悪い装備を渡されている」「駐留任期の延長をいつまで続けるのか」など次々に苦情をあびたそうです。

これも、米軍のイラク駐留の泥沼化の反映と言うことができるでしょう。

イラク米兵 不満爆発/国防長官 クウェートで2000人と対話(東京新聞)

イラク米兵 不満爆発/国防長官 クウェートで2000人と対話

 【ワシントン=沢木範久】ラムズフェルド米国防長官は8日、激励のために訪れたクウェートの米軍基地で、イラク駐留軍が置かれた劣悪な環境をめぐって米兵から厳しい批判を受けた。
 兵士約2000人との直接対話に臨んだ長官に対し、近くイラクに派遣される技術兵は、装甲車の不足を指摘。「兵士がなぜごみ捨て場で、さびついた金属や被弾済みの強化ガラスをあさり、車両に取り付けなくてはいけないのか」と訴え、盛んな拍手を浴びた。
 これに対し、長官は「世界中の装甲を戦車に付けても、爆破される時はある」「理想の軍隊でなく、今ある軍隊で戦うしかない」などと、イラク戦争以来、おなじみの強弁でかわそうとした。
 しかし、その後も兵士からは「州兵は正規兵より悪い装備を渡されている」「駐留任期の延長をいつまで続けるのか」と、苦情が殺到した。
 長官は「差別がないよう努力をしている」「(駐留延長は)戦時の兵士には人生の現実だ」などと必死に防戦したが「落ち着いてくれ。私は老人だ」と苦笑する一幕もあった。駐留米軍の泥沼状態があらためて浮き彫りにされた形だ。
 全米のテレビは、軍には異例の「上官批判」の模様を繰り返し放送。民主党のドッド上院議員は「現状で戦えとは、とんでもない発言」と、長官に抗議の書簡を送った。[ 東京新聞 2004年12月9日夕刊]

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