NHK側の態度と対応

NHK特番への介入問題で、NHK側の態度と対応について記事を貼り付けておきます。

朝日新聞に訂正と謝罪を要求(NHKニュース)

朝日新聞に訂正と謝罪を要求

 NHK教育テレビで放送された番組をめぐって、朝日新聞が政治的な圧力を受けて番組を改変したと報道している問題で、NHKは19日、記者会見を行い、法令遵守のために去年新たにもうけたコンプライアンス推進室の詳細な調査結果を公表しました。また、朝日新聞の取材を受けた当時の放送総局長が、「取材内容から大きくわい曲されて意図的に書かれている」と主張し訂正と謝罪を求めました。
 記者会見では、出田幸彦副放送総局長が番組の制作過程をくわしく説明しました。それによりますと、番組は、平成13年の1月26日に放送総局長のおおまかな編集段階での試写を行い、協議の結果、番組の舞台になった「女性国際戦犯法廷」に批判的な意見もインタビューとして入れることを決め、3日後の29日に44分の編集VTRが出来ました。その日の夕方に放送総局長に対する初めての試写が行われ、協議の結果、深夜に再度試写が行われ、43分になりました。そして放送当日の30日に放送総局長と番組制作局長、それに教養番組部長で協議を行い、さらに編集をして40分にしたうえで放送されました。この過程について関根昭義放送総局長は、「裏付けが十分に取れていない証言をカットしたり、批判的な歴史学者の意見を加えたりして、公正・公平を保つように努力したもので、決して政治的圧力を受けたり、自己規制したりしたものではない」と述べました。また、政治介入があったとして会見を行った当時の番組担当デスクについては、「伝聞情報から生まれた誤解や憶測に基づいて主張しているところが多分にあり、当時のNHKの幹部が具体的に何を考えていたのか直接知りうる立場にはなかった」と説明しました。
 続いて、この担当デスクの通報に基づいて問題の調査を行ったコンプライアンス推進室の調査結果が公表されました。コンプライアンス推進室は通報を受けてこれまでに当時、番組を担当したNHKの幹部5人からヒアリングを行ったことを明らかにしました。この結果、自民党の中川・安倍両氏から番組の放送を中止するようにとの強い求めを受けたとされる当時の松尾放送総局長と野島担当局長の2人については、中川氏については、番組放送前に面会した事実はなく、放送後の2月2日に当時の伊東番組制作局長と野島担当局長の2人が面会していたことがわかりました。また、安倍氏については当時の松尾放送総局長と野島担当局長の2人が放送前日の1月29日ころに、NHKの予算や事業計画を説明する目的で面会したということです。この際に、今回の番組については国会議員の間でさまざまな議論があることを認識していたため、この機会に番組を説明しておこうと思い、番組の趣旨について、概略を説明したということです。こうした事実から、コンプライアンス推進室は、中川氏との面会については放送法や倫理違反の検討の必要はなく、安倍氏については、事業計画に付随して今後放送される番組の説明をすることは通常の業務の範囲内と判断し、放送法とNHK倫理・行動憲章には違反しないとの結論を出しました。
 記者会見ではこのあとこの問題で朝日新聞の取材を受け、番組放送前日に中川・安倍両氏と相次いで会ったことを認めたなどと報じられている当時のNHKの松尾放送総局長が記者会見しました。この中で松尾元放送総局長は、「わたしは、安倍氏とは会いましたが、中川氏については記憶が定かでないと取材に答えた。安倍氏に面会したのは1回きりですと答えた部分を中川・安倍両氏に会ったようにねじ曲げて記事を作っている」と述べました。次に、朝日新聞が記事のなかで”当時のNHKの幹部が、一貫して「自民党に呼ばれた」との認識を示し、これを「圧力と感じた」と証言した”という部分について、松尾氏は、「『自民党に呼ばれた』『圧力と感じた』という発言はしていない。記者は、何度もしつこく「政治的圧力を感じたでしょう」と決めつけるように質問し、そのたびに「政治的圧力は感じませんでした」と答えたが、記事はまったく逆の内容になっており、きわめて遺憾だ」と述べました。松尾氏は、今回の記事について「繰り返し主張した『政治的圧力は感じなかった』『わたしを含めた制作担当者が誰からも干渉されず、自主的自立的に編集した』という発言は全く無視されて、書かれていない。朝日新聞の記者は、強引にコメントを求めてきたが、自分にすべての取材が終わっているかのような誤った印象を与えて意図的に答えを引き出そうとしたとしか思えない。朝日新聞には、訂正と謝罪を求めたい」と述べました。
 自民党の安倍幹事長代理は、記者会見で、「朝日新聞の記事は誤報・ねつ造であり、どういう取材をしたのか報道した根拠について朝日新聞側に要求しているが、未だ残念ながら回答はない」と述べました。また、安倍氏は、当時の朝日新聞の取材方法について、「私が風邪で寝ていたら、記者が、夜、突然インターホンを押して、『とにかく出てこい』という調子で取材を受けた。記者が、『NHKの関係者は圧力があったことを認めている。中川さんも、安倍さんが番組をやめろと言ったと話している』と言うので私が、『私と中川さんは同席していなかったのに、なぜ中川さんが知っているのか』とただしたら黙ってしまった。なんとか引っかけようとしたんだなという印象を持った」と述べました。今回の問題をめぐる朝日新聞の取材について中川経済産業大臣は19日午後、成田空港で「朝日新聞の取材には電話で短時間応じた。その際、NHK担当者とは番組の放送前に会ったのか放送後に会ったのか、記憶があいまいで、定かではないと申し上げたが、放送前だったという証言があると決めつけられ、断定的に報道されてしまった。また朝日新聞の記者にはNHKの担当者を呼びつけたわけではなくまして政治的な圧力をかけたことはないと何度も申し上げた。非常に迷惑している」と話しました。また、中川経済産業大臣はNHKの担当者と会った日時について「朝日新聞の報道後、私の事務所で徹底的に調べた結果、番組の放送後の2月2日に事業計画を説明したいとNHKの担当者が来た際にこの話が出たということだった」と述べました。[NHKニュース 01/19 19:39]

これは、昨日の段階でのニュース。

NHK 朝日新聞記事に再抗議(NHK)

NHK 朝日新聞記事に再抗議

この問題は、4年前にNHK教育テレビで放送された「戦争をどう裁くか」というシリーズ番組の1つについて、自民党の安倍晋三氏と中川昭一氏が、放送前にNHKの幹部を呼んで、放送の内容に偏りがあると述べたと、朝日新聞などが報道しているもので、朝日新聞の18日の紙面でもNHK幹部への取材内容の詳細などについて伝えました。この中で朝日新聞は、NHK幹部が取材に答えたとする内容を「両議員と放送前に面会」という見出しをたて、「『圧力と感じた』と証言した」などと紹介しています。
 この記事について取材に応じた当時の幹部にNHKが聴いたところ、「『安倍氏には会ったが、中川氏については記憶がない』と朝日新聞の記者に話した。また、再三にわたって『政治的な圧力は感じなかった』と言ったのに、まったく逆の政治的な圧力があったことを認める記述になっている」と答えました。また当時の幹部は「朝日新聞の記者は安倍氏と中川氏にはまだ取材していなかったのに、取材がすべて終わっていると述べて、自分の答えを意図的に誘導した」とも話しています。NHKは、記事の内容がNHKの当時の幹部の回答と明らかに異なり、取材の方法などにも大きな疑問を抱いており、度重なる事実を歪曲した報道はきわめて遺憾だとして、関根昭義放送総局長名で朝日新聞社の箱島信一社長に文書で抗議し記事の訂正を求めました。
 自民党の安倍幹事長代理は、朝日新聞の18日の朝刊の記事についてコメントを出し、「朝日新聞は、朝刊でいままでの取材内容を明らかにしたが、私がNHK幹部を呼び付けて政治介入をしたと報じた部分については、取材の内容も明らかにされず、説明が尽くされているとは到底思えない。たとえば、これまでの取材で、私が『呼び付けた』という事実を把握しているのであれば、それを明らかにされたい。仮にこれが取材のすべてであり、この程度の取材で今回の記事が書かれたのだとすれば、極めて問題だ」としています。そして、安倍氏は、朝日新聞が18日の記事で、「番組の内容が偏っているという点と、今回の朝日新聞の報道とはまったく別次元の問題だ」としていることについて、「論点のすり替えにほかならない。番組内容に『偏っている』点があったからこそ、NHKが公平中立で多角的な立場にも考慮した編集をしたと言っているのであって、この点こそが問題の真相を見極める重要なポイントになる」としています。 [NHKニュース 01/18 19:39 ]

NHKのホームページには、「コンプライアンス(法令遵守)の取り組みについて」および「NHK倫理・行動憲章」が公開されています。コンプライアンス推進委員会の設置、ならびに倫理・行動憲章の制定は、昨年9月30日です。

取材と番組編成についての基準としては、「倫理・行動憲章」のなかに、「放送倫理の徹底」という項目で、次のような項目をあげています。

  • 放送の公平・公正を維持するために、視聴者にできるかぎり幅広い視点から情報を提供します。
  • 外からの圧力や働きかけに左右されることなく、自らの責任において、ニュースや番組の取材・編成を行い、ゆたかで質の高い放送番組を提供します。
  • 正確な放送を旨とし、事実をゆがめたり、市庁舎の誤解を招いたりするような放送は行いません。放送が事実と違っていることが明らかになったときは、速やかに訂正します。

それにしても、「コンプライアンス(法令遵守)の取り組みについて」も「NHK倫理・行動憲章」も、全部、画像データです。テキストでコピーされるのがいやなんでしょうかねえ…。

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