自民党新憲法起草委員会の「前文に関する小委員会」(委員長・中曽根康弘元首相)が28日までにとりまとめた中間集約では、「現行憲法は米国からの押し付け」という立場を前文に盛り込もうという話らしい。
しかし、「押しつけ」というなら、9条改憲こそ、1947年いらい一貫してアメリカが日本に押しつけようとしてきたもの。アメリカとの世界的な軍事共同作戦を展開するために、「アメリカの押しつけ憲法だ」といって憲法9条を改悪しようというこの不条理。
船曳建夫・東大教授の談話は、このねじれを的確に指摘しています。