高校生への強制は、もともと無理なのです

都立高校への卒業式での「君が代」強制。「東京新聞」の「こちら特報部」によれば、10日にあった都立A高校では、卒業証書を授与された生徒がマイクを握って、こう言ったそうです。

「校長先生と都教委にお願いします。これ以上、先生方をいじめないでいただきたい」

これに、会場からの拍手が20秒近く鳴りやまなかったそうです。在校生に向けた言葉の中で「僕は天皇を人格者として尊敬し、君が代も歌った。だけど、この強制はおかしい」と訴えた卒業生もいたといいます。

別の都立B高校では、君が代はほとんど立って歌ったけれども、それに続く校長あいさつのときに、「起立」の号令に、2年生が、1人を除いて、全員が立たなかったそうです。「君が代」で起立しなければ先生が処分されるということを分かっての行動でしょう。

高校生ともなれば、起立するかどうかは自分で判断できます。「生徒が起立しなければ、先生を処分する」などと言ってみても、そのこと自体を「おかしい」「自分たちの意見を無視している」と思うだけです。

もはや、生徒からも拒絶されるようになった、こんなばかげたやり方は、即刻改められるべきです。