アラ還のオッサンがマルクスの勉強やらコンサートの感想やらを書き込んでいます

「タッチ・オブ・スパイス」

2005年3月30日 at 23:14:45

タッチ・オブ・スパイス

アップするのが遅れてしまいましたが、先々週、渋谷のBunkamuraル・シネマで見てきました。今年8本目です。

舞台は、1960年代のコンスタンチノープル。スパイス店を営むおじいちゃんのもとで、ファニスは暮らしていたが、ギリシャとトルコの対立から、ついにギリシャ人は追放されることになり、ファニス一家は、おじいちゃんを残して、アテネに移住する。しかしファニスは、おじいちゃんが忘れられず、おじいちゃんに教えてもらったスパイスを使って料理に熱中する。しかし、ファニスの父は、「男は台所に入ってはいかん!」と宣言。怒ったファニスは、バスルームに立て籠もる…。

“故郷”から引き離されてアテネに移住させられた人たちの“心”をユーモラスに描いていきます。まあギリシャ映画ですから、被害を受けるのはギリシャ人だけ。コンスタンチノープルに残るおじいちゃんもギリシャ人(ただしトルコ国籍を持っている)だし、追い出された家族もギリシャ人で、じゃあキプロスのトルコ人は?という疑問を残しつつ、それでも、ギリシャに移住させられたうえに、「トルコ語訛りのギリシャ語を話す」と言って差別されるなど、引き上げたギリシャ人たちの複雑な歴史に感心したりしました。ファニスの初恋の相手サイメ(トルコ人なのだが)役の女の子がかわいらしい。

でも、せっかくのお話も、後半はたんなるメロドラマに…。(^^;)

公式サイト

【映画情報】監督・脚本:タソス・プルメディス/出演:ジョージ・コラフェイス(大人になったファニス)、タソス・ヴァンディス(おじいちゃん)、マルコス・オッセ(子ども時代のファニス)/2003年 ギリシャ

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One Response to “「タッチ・オブ・スパイス」”

  1. タッチ・オブ・スパイス

    札幌の映画館シアターキノで、
    ギリシャ映画の『タッチ・オブ・スパイス』を鑑賞。

    ヨーロッパ映画は、見た後に残る独特な余韻がいい。

    映画の主旨と…

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