JR脱線の要因は台車蛇行動

JR宝塚線で脱線事故を起こした207系車両ですが、脱線の要因は「台車蛇行動」といわれるものであることが明らかになったそうです。(ただし、産経の記事を読むかぎりでは、台車蛇行動の直接的な物証を得たというより、状況から見て蛇行動をしたに違いないという感じですが)

さてはて、JR西日本によれば、207系は133キロ以上でないと転覆しないはず。それが、120キロ超で台車が蛇行動を起こした訳ですから、はたして、JR西日本は、車両の安全設計をきちんとやっていたんでしょうか? 誰もが疑問に思うはず。

台車蛇行動 高速走行で発生 バランス崩す要因に JR脱線、事故調が見解(産経新聞)

台車蛇行動 高速走行で発生 バランス崩す要因に JR脱線、事故調が見解

 兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故で、事故車両はカーブ手前の直線で時速120キロを超えるスピードを出したことにより、台車が激しく左右に揺れる「台車蛇行動」を起こしていた可能性が高いことが9日、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の調べでわかった。主に高速走行時に発生する台車蛇行動は、脱線につながる危険な現象として知られる。事故調では、電車の台車が左右に激しく揺れたことが、カーブでバランスを崩し片輪走行や脱線に至ったきっかけになった可能性があるとみて、詳しい状況を調べている。
 これまでの事故調や尼崎東署捜査本部の調べで、電車はカーブ手前の直線で、207系としての最高速度(120キロ)を超える126キロの猛スピードで走行していたことがわかっている。
 また、乗り合わせた複数の乗客や車掌は、事故現場のカーブ手前約1キロの塚口駅付近からの運行状況について、「いつもよりスピードが速く、車体が激しく横揺れしていた」と証言している。
 一方、事故調のこれまでの調査では、事故車両の車輪のフランジ(脱線を防ぐための突起)や踏面(レールと接する部分)には異常な摩耗痕は見られなかった。
 このため、事故調では、車両やレールに明らかな損傷が見られない以上、乗客が指摘する横揺れは、レールや車体の仕様を超えた高速走行を続けたことによる台車蛇行動が起きていたことによるものだった可能性が極めて高いと判断した。
 台車蛇行動は、車輪の踏面が左右に振り子のように動くことにより、台車ごと左右に揺れる現象。
 主に高速走行時に発生し、速度が速くなるにしたがってその揺れも大きくなり、台車を通じて車体も横揺れを起こす。レールと車輪の接点が不安定なため、脱線の危険性も高い。
 事故電車の高見隆二郎運転士(23)=死亡=は、現場カーブ手前数十メートルの地点で非常ブレーキを作動させたことがほぼ断定されている。
 事故調では、高見運転士が直線部分で台車蛇行動が激しくなったことによって車体ごと左右に大きく揺れたことで脱線の危険を察知、非常ブレーキを作動させて片輪走行などにつながった可能性があるとみており、引き続き車輪の損傷状況などを調べている。[産経新聞 5月9日15時49分更新]

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  1. おうちがほしい。 - trackback on 2005/05/11 at 07:00:33

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