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イラク日本人襲撃事件

2005年5月10日 at 22:26:25

ユースです。
今回の事件について、これまでのところ、政府周辺からも、産経新聞、読売新聞も、「自己責任」論を主張する話は流れてきていません。

1年前の、異様な「自己責任」論を反省したのであればよいのですが…

「拘束邦人は警備会社員」1年前からイラクで従事 政府、確認急ぐ(産経新聞)

「拘束邦人は警備会社員」1年前からイラクで従事 政府、確認急ぐ

 【カイロ=加納洋人】イラクで「アンサール・アルスンナ軍」を名乗る武装勢力が日本人1人を拘束したとする声明をウェブサイト上に掲載した事件で、日本政府は10日、町村信孝外相を本部長とする対策本部を設置し、情報収集を本格化させた。これまでの情報では、拘束されたとみられる斎藤昭彦さん(44)は元自衛官で、フランス在住。約1年前からイラクで民間警備会社の仕事をしていた。町村外相は「安否はまだ不明。(拘束が)事実なら無事解放に全力を挙げる」と述べた。
 外務省によると、民間警備会社ハート・セキュリティー社(本社・キプロス)のロンドン支店から、「イラク支店のコンサルタントを務めている斎藤昭彦さんが8日夕、イラク西部を別の社員数人と移動中、何者かに襲撃されて行方不明になった」と、ロンドンの日本総領事館に連絡があった。
 陸上自衛隊によると、斎藤さんと生年月日、氏名が一致する男性が、昭和54年1月から約2年間、陸自に在籍していた記録がある。第1空挺(くうてい)団(千葉県)に所属し、肩書は陸士長だった。第1空挺団は、陸自の精鋭を集めた日本唯一の落下傘部隊。
 政府筋の情報では、斎藤さんは陸自を退職後フランスの外国人部隊に約20年間所属し、現住所は仏マルセイユ。一年前からハート社のイラク支店で勤務し、イラク西部の米軍基地を警備する仕事にあたっていたという。
 犯行声明によると、武装勢力はヒート近くで待ち伏せし、米軍基地から出てきた数台の車列を攻撃。車にはイラク人12人と武装した外国人5人が乗っており、日本人1人を除く16人を殺害した。拘束した日本人は重傷を負っているとしている。ビデオ映像をまもなく公開するという。
 ウェブサイト上には、斎藤さんのパスポートの画像のほか、米国防総省の請負業者に所属することを証明する書類や、イラク南部バスラの英軍基地が発行したとみられる身分証明書や武器携帯許可証などが掲載されていた。
 イラクで日本人が拘束されるのは、昨年十月に殺害された香田証生さん=当時(24)=以来。アンサール・アルスンナ軍は、これまでも多くの外国人拉致事件で犯行声明を出している。イラクでは移行政府発足後、無差別テロが多発、治安が悪化している。

 ■アンサール・アルスンナ軍 イスラム教スンニ派の武装組織。イラク北部や中西部を拠点として活動しており、スンニ派アラブ人やクルド人の過激派のほか、外国からのテロリストが構成メンバーに加わっているとみられる。クルド人の過激派組織「アンサール・イスラム」の分派として、2003年9月に結成されたとされる。
 駐留軍の撤退やイスラム国家の樹立を主張している。04年8月には拉致したネパール人12人の殺害事件で犯行声明を出すなど、イラクで働く外国人を米軍の協力者とみなし、拉致・殺害事件を繰り返してきた。
 駐留米軍は、イラクで活動するヨルダン人テロリスト、ザルカウィ容疑者や国際テロ組織アルカーイダと密接な関係を持つとみている。今回の事件が、反米感情の強い「スンニ派三角地帯」の一角である首都西方の町ヒートで発生していることなどから、中西部のスンニ派地元組織などとも連携している可能性も強い。[産経新聞 2005年5月10日夕刊]

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2 Responses to “イラク日本人襲撃事件”

  1. 「助けてほしい」といった趣旨の発言が、囚われの身となっているS氏の声として伝わっていないからではないでしょうか、自己責任が云々されていないのは。

    もっとも、彼は、そうは云わないかもしれません。

    もともと「自己責任だ」というのは奇妙な物言いで、他人がいう言葉ではないだろうと私は思っていました。

  2. ■イラク「日本人男性拘束」自己責任の自覚を欠いた、無謀かつ無責任な行動???

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    読売新聞社説(4月10日付)(抜粋)『イラクでは、一般市民を巻き込んだテロが頻繁に発生している。それを承知でイラク入りしたの…

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