この際だから、勤労奉仕団も廃止しては?

宮内庁が、恩賜煙草の廃止を決定。

記事中に、皇居の清掃をボランティアでおこなっている「勤労奉仕団」という記述が出てきます。勤労奉仕団といえば、江口渙だったか、「落ち葉を掃く庭」という小説があったような…。(←記憶曖昧モード)
勤労奉仕団を描いたのは、手塚英孝の「落葉をまく庭」という小説でした(N久さんよりご指摘いただきました。ありがとうございます)。勤労奉仕団が皇居の庭を掃除して、いったんは落葉を全部掃き集めるのですが、そのあと、天皇の好みに合うように、集めた落葉のなかから比較的きれいなものを選んで、もう一度「自然」な感じに落葉を庭にまき直すという話です。

恩賜たばこ 来年度までに廃止へ 禁煙の高まりを考慮(毎日新聞)

恩賜たばこ 来年度までに廃止へ 禁煙の高まりを考慮

 天皇、皇后両陛下が地方などを訪問した際、警備の警察官らに感謝の品として配布している「恩賜のたばこ」について、宮内庁は、来年度までに全廃することを決めた。7日の定例会見で風岡典之次長が明らかにしたもので「以前から検討していたが、喫煙者が減っている中で、続けることがいいのかということで議論した」と、最近の禁煙の高まりを考慮したことを強調した。
 恩賜のたばこは「明治天皇紀」に西南戦争=1877(明治10)年=の傷病兵に皇后が支給したという記述があり、国民と皇室をつなぐ小品として130年近く配布されてきた。現在は、皇居の清掃をボランティアで行っている勤労奉仕団などに主に配られている。
 約20年前には年間約260万本を購入していたが、最近は約140万本に減少し、減った分は菊の紋章入りのお菓子などに代わってきている。同庁は、たばこに代わる品物として、配布先を考慮しながらその都度考えていくという。宮殿での行事などで供される接遇用のたばこについては、今後も年間2万数千本程度を確保しておくという。
[毎日新聞 6月8日10時6分更新]

ちなみに、毎日新聞は、西南戦争いらい130年近くと書いていますが、読売新聞によれば製造が始まったのは1934年(昭和9年)だそうです。伝統のように見えて、じつはそんなに歴史がない、という例の1つかもしれませんね。

喫煙者減少、消える「恩賜のたばこ」 代わりに菓子(読売新聞)

喫煙者減少、消える「恩賜のたばこ」 代わりに菓子

 天皇、皇后両陛下の地方訪問時の関係者や、皇居の清掃奉仕者らに配られてきた「恩賜のたばこ」が、来年度いっぱいで消えることになった。
 宮内庁の風岡典之次長が7日の会見で明らかにしたもので、男子の喫煙率が5割を切り、接遇用を残して菓子などに代えるという。
 恩賜のたばこは箱に「賜」と印刷され、1本1本に16葉菊の紋章がついている。日本たばこによると、製造が始まったのは1934年。軍歌にもなって戦況の緊迫とともに製造本数が増え、44年は皇室の接遇用を含め約2800万本に上ったが、2003年度は140万本にとどまっている。叙勲受章者への支給も94年を最後にパンフレットに代わった。
 この日の会見で風岡次長は「賜は、相手が喜んでいただけるものであるという趣旨。喫煙者が減ったので検討してきたが、接遇用を除き、打ち切ることにした」と語った。
[2005年6月8日0時2分 読売新聞]

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