これだけアメリカの言いなりになってきたのに…

日本の国連常任理事国入りを狙ったG4案に、アメリカが反対を明言。

G4枠組み決議案、米が反対を明言(読売新聞)

G4枠組み決議案、米が反対を明言

 【ニューヨーク=白川義和】米国のタヒルケリ国務長官上級顧問(国連改革担当)は12日、国連安全保障理事会の拡大をめぐる国連総会審議で、日独など4か国グループ(G4)がまとめた枠組み決議案への反対を明言し、採決に付された場合は反対票を投じるよう加盟国に求めた。
 米国が国連でG4案反対を明確に示したのは初めて。態度未定国への影響は大きく、20日ごろの採択を目指すG4にとって打撃となりそうだ。
 タヒルケリ氏は、「我々は、この決議案が国連の強化に役立たないと考えている」と明言。加盟国に「この決議案への反対と共に、採決に付される場合は反対票を投じることを求める」と異例の強さで呼びかけた。
 決議案に反対する理由は〈1〉幅広い支持を得ていない状況で採決に動けば、国連の分裂につながる〈2〉米上院は、安保理拡大が広範な国連改革の一環として行われることを求めている〈3〉新常任理事国の基準を設けるべきだ〈4〉拡大は安保理が非効率的にならない範囲にすべきだ――を挙げた。日本の常任理事国入りには改めて支持を表明した。
 米国はすでにG4案と相反する内容の安保理改革構想を示しているが、採決への動きが進んだのを受け、「決議案つぶし」の立場にまで踏み込んだ。反G4を鮮明にしている中国と同様、個別の中小国への働きかけを強めるとみられる。大島賢三・国連大使は総会審議後、記者団に「非常に残念だ。米国が国連で持っている影響力は当然あり、今後の様子を見守りたい」と述べた。
 G4決議案をめぐっては、12日までの2日間の審議で計四十数か国が発言。ロシアは、拡大後の安保理理事国数を「20か国余り」にすべきだとし、「25か国」とするG4案に否定的な立場を示した。発言した国の約半数がG4案を明確に支持する一方、パキスタン、韓国など反G4派の国々は決議案への反対を強く訴えた。
(2005年7月13日12時31分 読売新聞)

数日前にも、こんなことで日本の政府とメディアははしゃいでいたんですけどね…。

ライス米国務長官、日本の常任理事国入りを支持

 [東京 12日 ロイター] 来日中のライス米国務長官は12日、町村外相と会談し、日本の国連常任理事国入りを支持する考えをあらためて示した。
 ただ、日本、ドイツ、インド、ブラジルの4カ国(G4)が提出した安保理拡大を求める「枠組み決議案」については、明確な支持表明を避けた。
 ライス長官は会談後、記者団に対し、「外相との会談で、日本の常任理事国入りへの支持を再確認した」と発言。
 枠組み決議案については、「米国は、いかなる国の立候補にも反対しないが、安保理改革に関する協議に十分な時間がとれないのではないかと懸念している。これは非常に重要な問題であり、しかるべき考慮が必要だ」と述べた。
[ロイター 2005年 07月 12日 火曜日 16:57 JST]

多分、アメリカ政府は、日本の常任理事国入りには賛成だが、ドイツの常任理事国入りに反対なんだとか何とか説明して、日本のアホ政治家たちは「アメリカの支持には感謝します」とかなんとか言ってるんでしょう。しかし、それがホンネかどうかは分かりません。心底、日本の常任理事国入りに反対なのかも知れないのに…。(アメリカは、インドについては常任理事国入りの条件を満たしていると言っています。つまり、反米的なドイツとブラジルは除外するということ。しかし、日本とインドだけを常任理事国に加えるなどという改革案は、国連を通るはずがない…。)

もう1つ。これで、中国政府にしてみれば、日本の常任理事国入り反対の矢面にたつ必要がなくなったわけで(公式には、中国政府は、国連改革を急ぐべきではない、という立場)、ひょっとしたら、アメリカは、「G4案にはアメリカ政府は反対しますからご安心を」ということぐらい中国に言っているかも知れません。

どっちにせよ、日本は笑いもの…。さて、小泉首相はどうするつもりか?

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