小泉さんは、いったいどこの国の首相なのか?

在日米軍基地の再編で、神奈川だけでなく、地元では強い反対運動が起こっていますが、小泉首相は、「日本全体の利益考え、やむを得ないと思ってもらえるよう努力する」という態度です。

「努力する」と言っていますが、早い話が、「日本全体の利益のためだから、文句を言うな」ということ。彼は、いったいどこの国の首相なんでしょう?

米軍再編・かながわ:小泉首相、事実上のゼロ回答――全国知事会議/神奈川(毎日新聞)
「沖縄の負担やむなし」 首相、安保維持を強調(琉球新報)

米軍再編・かながわ:小泉首相、事実上のゼロ回答――全国知事会議/神奈川

◇日本全体の利益考え、やむを得ないと思ってもらえるよう努力する

 首相官邸で11日開かれた全国知事会議で、小泉純一郎首相は在日米軍再編の中間報告について「沖縄の負担軽減にはみんな賛成だが、負担をどこに持って行くかとなると反対する」と述べ、事前説明を省いた理由に地元の反対を挙げた。さらに「日本全体の利益を考え、やむを得ないと思ってもらえるよう努力する」と続け、関係自治体の見直し要求に事実上のゼロ回答を示した。意向尊重と負担軽減を直訴した松沢成文知事は首相の“開き直り”に「地元の意向を聞かず押し切るということ」と強く批判した。【足立旬子】

◇地位協定見直しを――渉外知事会、国に要望書

 松沢成文知事=写真、右から2人目=や沖縄県の稲嶺恵一知事=同3人目=らは11日、渉外知事会として麻生太郎外相と額賀福志郎防衛庁長官=同右、北原巌男防衛施設庁長官に、米軍再編の最終報告に地元意向を盛り込み、日米地位協定を見直すよう求める要望書を提出した。松沢知事は「共通の要望をまとめて交渉する姿勢を示したことは意義がある」と語った。14日には松沢知事が自民、公明、民主の各党の政調会長らに働きかける。

◇松沢知事「地元無視」厳しく批判

 全国知事会議では米軍基地を抱える14都道県の知事でつくる渉外知事会を代表して、会長の松沢知事が地元の意向を無視した政府の手法を批判。最終報告に向け、地元の意向を取り入れて米側と交渉に臨むことや、日米地位協定の改定を盛り込むことを訴えた。
 これに対し「気持ちは分かる」を繰り返した小泉首相は「なぜ経過を教えてくれなかったのかと松沢知事の話にありましたが、これ総論賛成、各論反対ですよ」と発言。「沖縄県の負担を軽減するのはみんな賛成なんですよ。じゃあその部分をどこにもって行くかとなると全部反対。賛成なんて誰もいない」と述べた。さらに日米安保体制の重要性を強調し、「事前に話がなかった。気持ちは分かるが、日本全体の安全にかかわる問題。そういうことを理解してほしい」と釈明した。
 今後については「賛成ではないけれども、日本全体の利益を考えるとやむを得ないかな、という点まで各地域のご理解いただけるようこれからも努力したい」と述べた。
 一方、日米地位協定の見直しについては、具体的な回答を避けた。
 終了後、松沢知事は「地方に相談しながらでは、うまくいかないという反応だった。それなら地域の負担軽減とか意向尊重とか初めから言わなければいいんだ。結局、最後まで国が押し切って後は従ってもらうだけと聞こえる」と語気を強めた。 そのうえで「中間報告は最終ではないので粘り強く交渉していく」と語った。
11月12日朝刊 [毎日新聞 11月12日16時31分更新]

「沖縄の負担やむなし」 首相、安保維持を強調
[琉球新報 掲載日時 2005-11-12 9:47:00]

 【東京】小泉純一郎首相は11日午後、首相官邸で開かれた政府主催の全国知事会議で、普天間飛行場の名護市キャンプ・シュワブ沿岸部への移設拒否を表明した稲嶺恵一知事に対し「日本全体の安全に関する問題だということも理解してほしい」と述べ、日米安保体制維持のためには、沖縄の基地負担はやむなしとの考えを示した。
 小泉首相は「沖縄の問題は全国の問題という認識も重要だと考える。しかし沖縄の負担軽減には賛成だが、どこかへ持っていくとなるとみんな反対する」と指摘。総論賛成だが各論反対で基地移設の困難さを強調した。
 小泉首相は昨年秋、在沖米軍の基地負担をめぐり「国外、本土移転の両方を考えていい」と発言し、受け入れ先の説得に乗り出す構えを見せていたが、今回、県内移設に理解を求める姿勢に転じた。
 在日米軍再編協議の中間報告については「日本全体の利益を考えるとやむを得ないという点で、各地域に理解してもらわないといけない」と理解を求めた。再編協議が頭越しと反発する県には「沖縄が最大の基地の負担をしているのに、事前に話がなかったという気持ちは分かる」と理解を示した。
 稲嶺知事は普天間の県外移設を要望する一方、海兵隊の撤退、嘉手納飛行場の運用改善などは評価する考えを伝えた。その上で「過重な基地負担を、来年3月の最終報告へ向けて日本全体の問題として考えるよう、小泉首相のリーダーシップに心から期待したい」と再考を求めた。
 会議後、稲嶺知事は「現時点の状況の話だったが、われわれはもっと上の物を望む」と不満をにじませた。その上で「状況が難しいのは理解しているが、納得できないからさらに進んでいくしかない」と語った。
 この日の閣議で、普天間基地の沿岸部移設を含む再編協議中間報告を推進すると決まったが、稲嶺知事は「あくまでも『中間報告』だ。最終報告があるまでは沖縄の考えを織り込むよう全力で取り組む」と普天間の県外移設をあくまで求めていく考えを示した。

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