今週の「九条の会」(1月30日まで)

インターネットを流れるニュースから、各地の「九条の会」の動きにかんするニュースをピックアップしました。26日には、大阪で、音楽・九条の会のコンサートが開かれ、関西方面のオケの有志たちによる演奏などが披露されました。

戦争反対の思い結集 富士見町九条の会が発足
[長野日報 更新:2006-1-30 6:00]

 憲法九条を守ろうと、「富士見町九条の会」発足の集いが29日、同町コミュニティ・プラザで開かれた。呼び掛け人と賛同者約70人のうち、35人が参加。戦争で同町の旧満州(中国)開拓団が県下で最も多くの犠牲者を出したことにも触れながら、「憲法九条を守るという一点で手をつなごう」というアピールを採択。戦争体験者2人の話を聞いた。
 同町池袋の前町議、平出美代子さん(76)ら町民有志3人が呼び掛け人となり、昨年冬から発足を模索。諏訪地方市民団体の交流組織「諏訪九条の輪」にも参加する中で、11月には準備会を立ち上げ、会の在り方など協議してきた。
 同会は、町が「非核平和の町」宣言をしていることをベースに、思想や生き方は違っても「戦争反対」の思いを結集。運営委員は8人で、会長や代表は置かず、個人や団体の寄付だけで運営していくことにした。
 発足の集いで平出さんは、「何か変だぞ」という思いから「一人ひとりの手で大きな輪をつくり、真実を追求したい」とあいさつ。矢嶋民雄町長は「戦争がどんな不幸をもたらしたか、戦争体験者が少なくなった今こそ語り次いでいかなくていけない」とのメッセージを寄せた。
 拍手で採択したアピールでは「憲法九条はその存在価値をますます高めている」とし、多くの町民の理解と賛同を呼び掛けている。
 このあと、戦争体験者の話として、五味幸(こう)さん(80)=乙事=は敗戦直後の旧満州開拓団を襲った悲劇を、進藤五十鈴さん(74)=富士見=は戦後の食糧難で困窮した生活を語った。

音楽・九条の会が初コンサート 大阪
賛同者2千人超す
[しんぶん赤旗 2006年1月27日]

 作曲家の池辺晋一郎氏や狂言役者の茂山千之丞氏ら音楽関係者三十人が呼びかけ人となっている音楽・九条の会の初コンサートが二十六日、大阪市中央区のいずみホールで開かれました。会場を埋める約八百人が集まり、チェロやバイオリン、オーケストラの調べに耳を傾けました。
 作曲家の西村朗氏が今コンサートのために書き下ろした「平和の誓いへのファンファーレ」で幕を開け、ゴスペルの亀淵友香さんは、迫力の歌声で平和への思いを熱唱、会場も手拍子で応えました。大阪千代田短期大学九条の会の学生たちの若い歌声に共感の拍手が送られました。関西の各交響楽団の有志らでつくる「アーティクル9オーケストラ」が、堀俊輔氏の指揮で、伊福部昭氏(呼びかけ人)作曲のSFファンタジー第一番(映画「ゴジラ」のテーマ音楽等)や、池辺氏の指揮で「アメイジング・グレイス」を演奏しました。
 トークコーナーでは呼びかけ人の池辺、日下部吉彦(音楽評論家)、西村の各氏と賛同者の堀氏が、「世界中の国々が憲法九条を持てば、人類は次のステージに上がれる」(西村氏)などと作曲に込めた平和への思いを語りました。
 同会は「平和でこそ美しい音楽が花開きます」と憲法九条を守る一点で共同を呼びかけ、昨年九月に発足。コンサート終了時に賛同者が二千人を超えたことが発表されました。

関東ダンプ九条の会 協議会総会 発足を採択
[しんぶん赤旗 2006年1月25日]

 「ダンプ労働者は憲法改悪を認めない」「労働者の権利を保障する憲法を守ろう」―。関東一都六県の建交労ダンプ支部が結集する関東ダンプ協議会(寺田幸雄議長、約四千人)は二十二日、埼玉県幸手市で第五回定期総会を開き、各支部代表八十人が参加しました。
 総会では、山内健人事務局長が公共工事減少による「仕事減少、単価切り下げ」「燃料高騰」などダンプ労働者への負担増に対するたたかいと組織拡大の強化を報告。また、平和を守る運動と労働組合運動の存続をかけるたたかいを強化するため、全国各地で広がっている「九条の会」のとりくみにも呼応し、「関東ダンプ九条の会」発足を提案。採択されました。
 総会は、建交労本部の佐藤陵一委員長を講師に憲法学習会を開き、「自民党および財界・大企業の憲法改悪のねらいは何か」「太平洋戦争はアジア、日本国民にどんな被害を与えたのか」「北朝鮮脅威論」を約一時間にわたって学びました。
 伊藤東一副議長が行動提起。勤労者通信大学・憲法コース受講、反対署名および宣伝行動、各支部での「九条の会」結成をよびかけました。

「一人一人と語り合って」「九条の会・さいたま」1周年集会
今国会の動向注視
[埼玉新聞 2006年1月23日(月)]

 憲法九条を守ることを目標にさいたま市内で活動する「九条の会・さいたま」(会員約三百人)の一周年記念集会が二十二日、同市中央区で行われ、東大教授で九条の会事務局長の小森陽一さんと、東京新聞防衛庁担当記者の半田滋さんが講演した。小森さんは「やって楽しい活動を個人の意思で続けてほしい」と呼び掛けた。
 二十日から始まった通常国会では改憲の第一段階となる国民投票法案の審議が始まる予定で、参加者の危機感も高かった。百二十人が参加した会場からは「署名や講演会が改憲阻止の力になるのか」との切迫した質問もあった。
 小森さんは全国で約四千もできた九条の会について報告。「全国を歩いて確信を持つのは、一軒一軒訪問し、一人一人に会のアピールを届けている地域では、確実に運動の質が高まっていること」と話した。
 さらに先の総選挙を例に「今の政治はなぜ、という問い掛けができないよう国民の思考をコントロールしている。言語的思考を取り戻すには、時間はかかっても一人一人と語り合うしかない」と活動の方向性を提案した。
 国会では米軍基地再編問題も焦点になる。半田記者はアメリカが日本に要求する改憲の視点で米軍再編について解説した。
 半田記者は「今回の再編で、アジア、太平洋地域の指揮を執る米軍司令部が日本に設置される。国民の目はマンション偽装やライブドア問題に行きがちだが、私たちの将来が決まる重要な問題だ」と指摘。
 「昨年十月の中間報告には、自衛隊が米軍の後方支援を行うことが明文化されている。あと一歩、踏み込んで海外で戦争をできる国にするためには、どうしても九条が邪魔になる。そのための改憲だ」と話した。

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