社民党と民主党 面妖な関係…

確か前日、民主党の前原代表は、社民党が新宣言で自衛隊「違憲状態」としたことを批判したはず。にもかかわらず、その翌日に、村山元首相と会うとは…。

首相は談話理解してない 村山元首相が前原氏に(共同通信)

首相は談話理解してない 村山元首相が前原氏に

 民主党の前原誠司代表は11日夜、村山富市元首相と都内で会談した。
 村山氏は過去の戦争の「反省とおわび」を表明した村山首相談話(1995年)を出した経緯を説明し「今の政権では(談話は)出せない。小泉純一郎首相は談話の趣旨を理解していない。理解していたら靖国神社に参拝できない」と批判。小泉首相本人にも以前会った際に同様の指摘をしたことを明かした。
 前原氏に対しては「(党運営の方針などは)ぶれずに自分で決断することが大事だ。自分も首相の時にそうしてきた」とアドバイスした。
 前原氏は社民党が自衛隊を「違憲状態にある」としたことについて、異論を提起、両氏は社会格差是正の必要性で一致した。武村正義元官房長官、枝野幸男民主党憲法調査会長らが同席した。[共同通信 2月12日0時15分更新]

<前原代表>社民党宣言は「非現実的」 共闘できる面もある(毎日新聞)

<前原代表>社民党宣言は「非現実的」 共闘できる面もある

 民主党の前原誠司代表は11日、大分市で記者団に対し、社民党が自衛隊の現状を「違憲状態」とする「社会民主党宣言」を採択したことについて「昔の現実的でない状況に戻ったのは残念。党勢拡大どころか『非現実的な考え方をもつ政党だ』という逆のバネが働くだろう」と指摘した。
 一方で前原氏は「格差の問題や小泉政治のひずみの問題などでは(社民党と)共闘できる面も多々ある」とも語った。【井上元宏】[毎日新聞 2月11日18時28分更新]

他の政党から、自分たちの党大会に向かって「昔に戻ったのは残念」などと言われたら、「余計なお世話」と言い返すのが普通では? にもかかわらず、この不思議なエールの交換。他方で、憲法9条改悪反対での共産党との共闘については、「否定的な意見が出た」(朝日新聞、12日付朝刊2面)そうな。

「社民党宣言」を採択 党大会閉幕(朝日新聞)

「社民党宣言」を採択 党大会閉幕
[asahi.com 2006年02月11日19時27分]

 社民党大会が11日開幕し、日本版「社会民主主義」の理念を「平和・自由・平等・共生」とした党名変更後初の綱領的文書「社会民主党宣言」を全会一致で採択した。格差と不平等の解消を目指し、自衛隊の現状を「明らかに違憲状態」と明記するなど、小泉政権との対抗軸を明確にしたのが特徴だ。質疑では、憲法改正反対などでの共産党との連携について否定的な意見が出た。
 宣言は「冷戦後、市場万能主義に立つ新自由主義、強大な政治・経済・軍事力を背景に特定の価値観を押しつけようとする新保守主義が台頭している。この潮流に最も厳しく対峙(たいじ)しているのが社会民主主義」と位置づけた。政策の基本課題としては、経済面で市場規制の強化や公共サービスの充実などを強調。税制面で所得・住民税の最高税率を引き上げるといった格差是正を提言した。福島党首はあいさつで「競争社会を超え、共生社会をつくろう」と語った。
 この日の質疑では、自衛隊の現状を「違憲状態」と明記したことに異論は出なかった。「合憲」の立場に転換した94年当時、連立政権の首相(旧社会党委員長)だった村山富市氏は同日、党本部で記者団に対し、「最小限度の自衛の戦力を持つことは違憲ではない前提は変わっていない」としつつ、「路線というのは、国際情勢や国内情勢が変わってくればそれに対応する。戦略、戦術が変わってくるのは当然」と述べた。
 12日は、幹事長や副党首らの役員人事が行われ、主な役員が全員留任して閉幕する見通しだ。また、村山氏、土井たか子氏の歴代党首を「名誉党首」とすることも提案される。

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