米国の対中戦略をめぐる議論

昨日の「朝日新聞」のオピニオン欄で、アメリカ総局長の加藤洋一氏がアメリカの国防大学が主催した「中国の影響拡大に関する会議」なるものの議論を紹介しています。

紙面にはゼーリック国務副長官の写真が大きく出ていたので、昨年ゼーリック氏によって明らかにされたブッシュ政権の対中方針を取り上げているのかと思ったのですが、結局、アメリカの中でも中国の台頭をどうみるか議論があるという話で、ちょっと期待はずれ。それでも、加藤氏が次のように指摘しているのは、もっともなご意見。

1つは、米国の議論を紹介して、次のように述べられているところ。

 日本のように、政治家の間で「中国は脅威」というあからさまな言葉が飛び交うことはない。むしろ、経済はどうなるのか、アジア太平洋地域で何を目指しているのか、米国の国益が浸食されることはないのかなど、中国の「今後」をできるだけ正確に見極めようとする姿勢が目立つ。

もう1つは、その会議の席上で日本に向けられた質問への加藤氏の答え。

 国防大学の会議で、日本に対して向けられた質問は「アジアで日本はどれだけの影響力があるのか」「日本の地域戦略は何か」だった。

 これにたいする加藤氏の回答は「日本に地域戦略はない」というもの。これは、確かにその通りです。

※引用は全て「朝日新聞」2006年3月2日付朝刊から。

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