アラ還のオッサンがマルクスの勉強やらコンサートの感想やらを書き込んでいます

雑誌記事から

2006年4月5日 at 01:05:00

最近読んだ雑誌記事から、いくつか紹介。

1つめは、『前衛』5月号に載った『えひめ丸事件』(ピーター・アーリンダー著、薄井雅子訳・共著、新日本出版社)の紹介。

書かれているのは元衆議院議員の春名直章さん。春名さんは、事件当時、四国比例ブロック選出の衆議院議員で、羽田空港で事件の第一報を聞き、ただちに宇和島水産高校にかけつけたそうです。それだけに、情感のこもった文章で読ませてくれます。

2つめは、『経済』5月号に掲載された故・都留重人氏の追悼文。

柴田徳衛氏の文章は、1953年に米国留学から帰国したさいに、ポール・スウィージーから紹介状と著書(邦訳され、岩波新書『独占資本の内幕』として刊行)を託され、都留氏と知り合った話から始まって、『現代資本主義と公害』(岩波書店、1968年)刊行の経緯、さらに1970年の「環境破壊の国際シンポジウム」と、そこに参加したカップ、レオンチェフなどの経済学の大家が東京都内や富士、四日市など日本の公害を間近に視察したさいのエピソードなどが紹介されていて、都留重人氏の交友の広さとこれら経済学大家の真摯な姿にあらためて学ばなければと思いました。

もう1つは、『経済』誌編集長の友寄英隆氏の文章。友寄氏が一橋大学大学院で修士論文の審査を受けられたとき、都留氏が審査教官の一人だったことを紹介されています。さらに、『経済』が復刊されたとき、都留氏ができる限りの協力をしたいと言われ、ほぼ毎年1回、論文を寄せておられたそうです(それらの論文は、新日本出版社から刊行されている『科学的ヒューマニズムを求めて』と『体制変革の展望』に納められている)。

これら2論文を読み、あらためて現実にたちむかった都留氏の姿勢に学ばされた思いがしました。

最後は、『女性のひろば』5月号「特集・青年雇用 世代をこえて手をつなぐ」

母親世代の人たちに、息子・娘たちがどんな働かされ方をしているかを紹介するというのは、昨年、『エコノミスト』(毎日新聞社)が3回にわたって特集した「あなたは知っていますか? 娘、息子の悲惨な職場」と似ていますが、『エコノミスト』の企画が現状紹介にとどまっているのに対して、『女性のひろば』の企画は、人間らしい働き方のために「世代をこえて手を結ぼう」というスタンスなのが特徴です。

ということで、お籠もり出張を終えて、12日ぶりに下界に降りてきて、とりあえず慣らし運転中です。(^_^;)

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