若杉&東フィル2連荘!

豪勢なことに、土日と若杉弘&東京フィルを2日連続で堪能して参りました。(^_^;)

まず土曜日は、サントリーホールで第720回定期演奏会。プログラムは

  • プフィッツナー:歌劇『パレストリーナ』より 3つの前奏曲
  • ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調 (ノヴァーク版)

今日は、渋谷オーチャードホールで、第721回定期演奏会。こちらは、職場の先輩から譲っていただいたもの。

  • シューベルト:劇音楽『ロザムンデ』序曲
  • マーラー:『こどもの不思議な角笛』より
    ――ラインの伝説/魚に説教するパドヴァの聖アントニウス/高い知性を讃える/少年鼓手/死せる鼓手
  • ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 op.72

若杉さんの指揮は、指揮台でぴんと背筋を伸ばされた姿勢そのままに、実に端正、すみずみまで神経の行き届いた演奏です。昨日のブルックナー7番も、ちょっとゆっくり目のスピードで始まり、最後までテンポを加速させることもなく、きっちり奏でてゆくという感じでした。東京フィルの弦も、透明度の高い音を響かせていて、僕好み。ブルックナーの、天上から降ってくるような音の響きを堪能させていただきました。

個人的な好みを言えば、ティンパニーの音がもうちょっとクリアだと良かったのですが。あと、最後にフライングして拍手したお客さんがいたのが残念(最前列、センターの左から5番目のおっさんです)。あともう少し、“天上の音楽”が消えてゆくまで、余韻を楽しみたかったと思った人は多かったのではないでしょうか。

今日のベートーヴェンでは、プログラムノーツには、テンポ設定で、最近はずいぶんと早くなっていると書かれていましたが、若杉さんの指揮は、どちらかといえばゆっくり目。1つ1つの音をしっかり鳴らして、きちんと響かせる、そんな感じの指揮でした。

ただ、今日のプログラムは、やや不思議。最初と最後が19世紀初めのシューベルトとベートーヴェン、その間に、世紀末のマーラー、しかも歌曲が挟まるというプログラムは、いったいどういう趣向なんでしょう? (^_^;)

とくにマーラーの「こどもの不思議な角笛」からの5曲は、前半3曲がユーモラスな歌なのにたいして、後半2曲はがらりと様子が変わって、戦闘に敗れた鼓手の、なかなか重い曲。そこからベートーヴェンの7番につながる、ということになるのかも知れませんが、少し繋がりの“悪さ”を感じました。(「角笛」の3曲目と4曲目の間に、いったんソリストと若杉さんが袖に下がったのも、そのあたりを考えてのことかも知れません)。

今日は、先輩から譲ってもらったチケットで、1階センター前から5列目。オーチャードでは、ちょっと前すぎて、観の音が頭の上を通り抜けていくようなところがありますが、弦の音の迫力はなかなかでした。最近は、サントリーの2階席の後ろの方とか、オーチャードの3階席とか、文化会館の4階席とかチープなシートばっかりだったので、久々のS席を堪能させていただきました。m(_’_)m

【演奏会情報】指揮・若杉弘/演奏:東京フィルハーモニー交響楽団/バリトン:勝部太(23日)/22日 サントリーホール 午後7時開演、23日 Bunkamuraオーチャードホール 午後3時開演

【関連ブログ】
コンサート・パラダイス 東フィル/若杉(4/22)の観どころ聴きどころ
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  1. えすどぅあ - trackback on 2006/06/03 at 22:27:01

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