今週の「九条の会」(5月12日まで)

今週の各地の「九条の会」の活動を、インターネットを流れるニュースからピックアップしました。

「九条の会」を設立 東北6県の女性弁護士
[河北新報 2006年05月12日金曜日]

 東北6県の女性弁護士でつくる「東北女性弁護士九条の会」の設立総会が12日、仙台市青葉区の仙台弁護士会館で開かれ、「法律家として憲法九条を守り、その精神を広める」としたアピールを採択した。
 会の設立に賛同したのは35人で、内訳は青森1人、岩手3人、宮城25人、秋田2人、山形1人、福島3人。佐久間敬子、小島妙子両弁護士(ともに仙台)が事務局を務める。
 「九条を守る」という趣旨に賛同すれば入会が可能。九条以外の改正を容認する人も受け入れる。
 記念講演会も開かれ、市民ら約120人が参加。小田中聡樹東北大名誉教授が「希望としての憲法」をテーマに講演し、「平和、人権、福祉が一体となった現憲法の中核が九条だ。九条が平和な生活を守っていることを広く訴えてほしい」と呼び掛けた。

大江さんら講演 3300人が耳傾ける
[asahi.com マイタウン埼玉 2006年05月10日]

◆さいたまで九条の会

 戦争放棄を定めた憲法9条を守ろうと作家の大江健三郎さんらがつくった「九条の会」(事務局・東京)の埼玉講演会が9日、さいたま市の大宮ソニックシティであり、約3300人の市民が話に耳を傾けた。
 大江さんのほか、評論家の加藤周一さんと作家の澤地久枝さんが講師を務めた。
 大江さんは憲法が戦力を持たないと定める一方で、自衛隊がある現実について、「現実に憲法を近づけるべきだと考える若い知識人もいるが、憲法に現実を近づける意思を持ち続けなければならない」と訴えた。
 一方、加藤さんは9条の持つ国際的意味について、「9条があれば他国は日本が攻撃してくるはずはないと考える。アジア諸国との関係が悪くなっている時期に、9条を変えようというのはばかげている」と述べた。
 講演会に訪れた蓮田市の男性(74)は「このままだと、憲法が変わって日本が戦争する国になってしまうのではないかと心配している。講師の話は思ってきた通りのことで、地域の人にも広めていきたい」と熱心にメモを取っていた。

徳島市国府町も九条の会
[asahi.com 2006年05月10日]

 平和憲法の大切さを理解し、後世に受け継いでいこうと、徳島市国府町の住民が14日、「憲法九条を守る国府『きのべの会』」を結成する。憲法9条を守るための署名活動を通じて、「9条の改悪は許さないという機運を地元で盛り上げたい」と話している。
 県内では昨年11月3日に「九条の会徳島」が設立。弁護士や文化人らがそれぞれ会を発足させたほか、三好市池田町や阿波市などでは地元住民が会を立ち上げている。
 徳島市と石井町の境にある気延山から名付けた「きのべの会」には、地元の元市議や看護師、主婦ら31人が代表呼びかけ人に加わっている。準備会の代表は徳島地方自治研究所顧問の篠原晴美さん(75)。
 当日は午後2時から、同市国府町の南井上コミュニティセンターである。続くシンポジウムでは、代表呼びかけ人に名を連ねる大学教授らがコーディネーターやパネリストを務め、9条の歴史的な意義について議論する。問い合わせは同準備会事務局へ。

9条叫ぼ 大阪弁で 寝屋川で14日つどい
[asahi.com マイタウン大阪 2006年05月09日]

 母の日に平和憲法を考えてみませんか――。寝屋川市の「寝屋川団地・三井団地九条の会」が14日、同市明徳1丁目の旧明徳小学校体育館で「平和をねがうつどい」を開く。大阪弁風にやさしくかみ砕いた口語の憲法前文と9条をこれからの未来を担っていく若者に朗読してもらい、その精神を身近に感じ、かみしめてもらう趣向だ。
 同九条の会は作家の大江健三郎さんらが戦争放棄を定めた憲法9条を守ろうと結成した「九条の会」に賛同して昨年11月、両団地の住民を中心に発足。自治会長や元府立高校長、医師ら17人が呼びかけ人となり、毎月9日に「九条の会」への賛同署名を集めるなどしてきた。
 14日は午後1時半から。地元の音楽グループが合唱や演奏を披露。「せやからどんな理由があろうとも、戦争はこれからさき、絶対にやらん」などと大阪弁の口語にアレンジした憲法を20代の女性が朗読する。その後、大阪女性九条の会の代表呼びかけ人の石田法子さんが「母の日に平和と憲法を考える」のテーマで講演する。
 問い合わせは同団地九条の会事務局の生田さんへ。

島大9条の会:あす発足へ/島根
[毎日新聞 5月9日17時1分更新]

 作家の井上ひさし氏や大江健三郎氏ら各界の9人が結成した「9条の会」のアピールに賛同し、島根大の教職員が「島大9条の会」を10日に設立する。
 島根大法文学部の蘆田耕一教授ら計10人の教授、助教授が呼びかけ人。既に島根大松江キャンパスの教職員約440人のうち約80人から賛同を得たという。憲法改正や教育基本法改正に向けた昨今の動きに危機感を感じ、「大学人として声を挙げていかなくては」と今年2月から準備していた。
 同会事務局は「今後は市民への出前講義や学習会などを通じ、憲法9条の価値を発信していく組織にしたい。教職員だけでなく、学生や生協職員にも呼びかけていく」としている。【小坂剛志】

憲法9条:みんなで考えよう 国民の自由守り、権力を縛るもの――福井で集い/福井
[毎日新聞 5月8日13時5分更新]

◇「九条の会・ふくいアピール」採択

 憲法記念日(3日)にあわせ、改憲問題と平和を考える催し「憲法九条を考える県民のつどい」(九条の会・ふくい主催)が7日、福井市大手3の県民会館大ホールであり、多くの市民が詰めかけた。【大久保陽一】
 はじめに、護憲派の論客として知られる水島朝穂・早大法学部教授(憲法学)が「憲法について 一人ひとりが考えるとき」と題して基調講演。「憲法とは国民の自由を守り、権力を縛るもの。権力に優しい憲法への変質はあってはならない」と述べ、憲法改正の動きを批判。戦力不保持を定めた9条第2項に関しては「2項を変えれば、現行憲法は『ただの平和憲法』になる。集団的自衛権や軍事同盟を推進する思考に陥らないためにも9条を守ろう」と語ると、参加者はメモを取るなど熱心に聴き入っていた。
 最後に「戦争の記憶を風化させず、憲法9条を輝かせよう」とする内容の「九条の会・ふくいアピール」を採択した。
 参加した福井市の男性会社員(46)は「9条は戦後民主主義のシンボル。今後も、戦争で人を殺したり、殺されない憲法を守っていかねば」と話していた。

湯川れい子さん迎えて講演会 20日に米子九条の会
[山陰中央新報 ’06/05/08]

 政治的な立場などを超え、憲法九条を守ろうと訴える「米子九条の会」は20日午後1時半から、米子市角盤町二丁目、市公会堂大ホールで、作詞家・音楽評論家の湯川れい子さんを迎えて講演会を開催し、音楽を通じて平和や憲法の在り方を考える。入場無料。
 同会は2004年6月、文化人9人で結成した「九条の会」に応え、憲法九条を守ることを目的に昨年9月、発足した。
 講演会では、音楽活動のほか環境問題、平和問題などで積極的に発言している湯川さんが「音楽と私と平和」をテーマに講演。「音楽で平和な世界を」と訴える。地元の音楽グループ「ゴスペルオーブ」「Blue Heaven」も出演する。
 米子九条の会呼びかけ人代表の一人で、「華めぐり記」著者の沢田欣子さんは「会を通じて、幅広い人たちに憲法九条の役割について、考えてほしい」と話した。会場には託児所もある。

『憲法9条を守れ』 東大・小森教授が講演/横浜・港北区
[東京新聞 2006年5月7日]

 作家の大江健三郎氏や井上ひさし氏ら九人が憲法改正に反対しようと2004年に結成した「九条の会」事務局長を務める小森陽一・東大教授が六日、横浜市港北区内で講演し、今月1日に日米両政府が合意した米軍再編最終報告も踏まえながら「米軍再編で自衛隊との連携が強化されれば、集団的自衛権を認める必要が生じる。なし崩し的に九条が改正される事態は防がなければならない」と訴えた。
 小森教授は「地元市民の声を無視し、米国のいいなりで合意した米軍再編と同じように、憲法も集団的自衛権の行使を求める米国の意向を踏まえて改正させるわけにはいかない」と強調。
 その根拠として、国連憲章と憲法を比較しながら「武力行使を『慎まなければならない』と表現するにとどまり、集団的自衛権も認めた国連憲章の結果、20世紀は紛争の世紀になった」と持論を展開。「憲法は戦争を『放棄』と宣言している。その理念と効果を、21世紀の世界に訴えていかなければならない」と九条の保持を訴えた。
 また、自衛隊の呼称を「自衛軍」などと変える是非について、小森教授は「英語に置きかえると、現在の自衛隊は『セルフ・ディフェンス・フォーシズ』だが、自衛軍にすると『ジャパニーズ・アーミー』なり『ジャパニーズ・ネービー』と世界に呼ばれる。一文字変わるだけで、世界の見方が変わる」と指摘。
 「改正論議の中で、現行憲法と表現があまり変わらないよう改正草案をつくっている個所もあるが、言葉を一語一語チェックしていかなければならない。憲法改正問題は日本語と日本そのものも問われている」と課題を提起した。(石川智規)

憲法記念日 改憲の動きに不安の声
[日本海新聞 2006年5月4日]

 憲法記念日の3日、鳥取県内各地で関連の集会や街頭行動が展開された。自民、民主、公明の3党が党内で憲法改正論議を進め、改正手続きを定める国民投票法案の国会提出も協議されつつある。憲法をめぐる状況が転機に来ている中で、この日、県内では護憲勢力の取り組みが目立ち、「平和で希望のある未来を築くことができるのだろうか」と不安を訴える市民もいた。
 境港市では「境港九条の会」(岩本泰蔵さんら代表世話人6人、会員約80人)の結成1周年記念集会が開かれ、映画や体験談、歌などを通して、戦争放棄を定めた憲法第9条を守る決意を新たにした。
 境港九条の会は昨年2月、県内の他地域に先駆けて発足。支持政党や宗教、思想信条の違いを超えた市民有志が集い、学習会など草の根運動を展開している。
 記念集会には会員ら約80人が参加。「語り合う体験」では境港市三軒屋町の安井美恵子さん(75)が、先の大戦で2人の兄を亡くした経験を話し、「平和で希望のある未来を築くことができるのだろうか。基地の近くに住んでいて、最近不安を感じる」と、最近の動きに危機感を表した。
 また、「第24回とっとり読書絵手紙・感想文コンクール」で最優秀賞を獲得した同市立渡小5年、崎津ちなみさんが「平和の大切さを伝えていこう」と題した受賞感想文を朗読。「世界中の子どもが平和を伝えていけば、戦争はなくなると思う」と訴えた。
 この後、子どもたちと保護者、青年教師のグループが「風に吹かれて」など反戦、平和ソングを披露。最後に出席者全員が憲法の前文と第九条を読み上げた。
 作家の大江健三郎氏らの呼び掛けをきっかけに全国各地で発足した「九条の会」。県内の地域レベルでは現在6地域にあり、6月には鳥取市でも発足する見通しという。
 県西部では、憲法改悪阻止県西部地区各界連絡会による「日本国憲法を語る会」も米子市内であった。
 一方、鳥取市のJR鳥取駅前では、憲法改正に反対する「平和・民主・革新の日本をめざす鳥取県の会」(鳥取県革新懇)が街頭活動を実施。「憲法改悪反対。憲法九条を守れ」などと声高に叫び、ビラ配りや署名集めを繰り広げた。
 革新懇は、共産党や県労連、年金者組合、安保破棄県実行委などの団体で構成。憲法記念日に合わせて同様の活動を毎年行っている。
 参加者は「憲法九条は世界の平和の流れの目標」などと書かれたビラを配り、「九条を守り、平和のために生かすことを求める」と、市民らに署名への協力を呼び掛けた。署名は衆参両院議長に提出するという。
 また、同市尚徳町の県民文化会館では、憲法擁護・平和・人権フォーラム鳥取県など主催の「輝け憲法九条!市民集会」が開かれ、時事落語や講演会を通じて、世界に誇れる平和憲法を擁護しようと訴えた。

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