ますますショスタコーヴィチに興味がわいてきました

音楽之友社:作曲家◎人と作品シリーズ/千葉潤『ショスタコーヴィチ』

音楽之友社からでている「作曲家◎人と作品シリーズ」の、千葉潤『ショスタコーヴィチ』を読み終えました。出版されたのは昨年4月。ショスタコーヴィチの評伝は、ヴォルコフの『証言』などもあって、これまでも読んでみたいとは思いつつ、結局、まとまったものはこれが初めて。あらためて自分の不勉強を痛感。

で、読み終わったところでの一番の感想は、これは“ショスタコーヴィチを歴史の中で聴いてみる”ことが必要だなぁというもの。交響曲は交響曲、弦楽四重奏曲は弦楽四重奏曲というジャンル別の聴き方でなく、年代を追って、交響曲と弦楽四重奏曲、その他の作品の横の繋がりを考えながら、聴いてみないと、本当にショスタコーヴィチの作品は分からないのではないか、ということを強く感じました。これまで、あまり弦楽四重奏曲は好きではなかったのですが、少しじっくり聴いてみようかなという気持ちになりました。

それにしても、僕が初めてショスタコーヴィチの作品を初めて聴いたのは、1977年(息子のマキシム・ショスタコーヴィチ指揮による交響曲第5番のLP)。僕は、そのころからショスタコーヴィチというのは偉大な作曲家として、クラシック演奏会のプログラムにもしばしばのせられているのだとばかり思っていましたが、本書によれば、むしろショスタコーヴィチが西側で本格的に取り上げられるようになったのは、ヴォルコフの『証言』で、社会主義賛美の作曲家という評価が壊されてから、ということだそうで、そういう評価の転変を知らずにいたということに驚きました。(^_^;)←不勉強なもんで…

ということで、ますますショスタコーヴィチに興味がわいてきました。

【書誌情報】
書名:作曲家◎人と作品 ショスタコーヴィチ/著者:千葉潤/出版社:音楽之友社/発行:2005年4月/定価:本体1200円+税/ISBN4-276-22193-5

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