今週の「九条の会」(10月9日まで)

全国各地の「九条の会」の活動を、インターネットを流れるニュースの中から拾い集めました。

さがえ九条の会:寒河江で1周年の集い/山形
[毎日新聞 10月8日11時2分更新]

 憲法9条の保持と戦争反対を呼びかける市民団体「さがえ九条の会」の結成1周年を記念する集いが7日、寒河江市中央2の市ハートフルセンターで開かれた。集まった100人以上の市民は、戦争体験者の講演などに聴き入っていた。
 同会は、04年6月に作家の井上ひさしさんや大江健三郎さんらが憲法9条を守る呼びかけを始めたのを受け、昨年10月に結成した。【釣田祐喜】

ネットワーク:つどい/東京
[毎日新聞 10月7日]

☆九条の会学習会 自民党新内閣と憲法

 7日13時半、全理連ビル9階(JR代々木駅北口または地下鉄大江戸線代々木駅A3出口)。参加費500円。予約不要。九条の会事務局電話3221・5075。

三原にも「九条の会」 15日に発足
[asahi.com 2006年10月05日]

 戦争放棄と戦力不保持を定めた憲法9条を守ろうと、三原市の市民ら約40人が呼びかけ人となり、15日に「九条の会・三原」を発足させる。同日、東京の「九条の会」事務局の高田健さんらを招いて記念講演会を催し、市民とともに9条や平和について考える。
 大江健三郎さんらが一昨年に「九条の会」を立ち上げたのをきっかけに、三原でも「改憲の動きに声を上げよう」と、呼びかけ人らが5月から設立準備を進めてきた。
 共同代表には、牧師の松隈貞雄さん=同市宮沖=と中川令子さん=同市久井町=が就任する予定。記念講演会を皮切りに今後、賛同する会員を募っていく。
 4日、市役所で呼びかけ人らが会見。元小学校長坂元秀夫さん(74)=同市皆実=は「ここ最近の改憲の動きやイラク問題を見て黙っていられなくなった」。県環境保全アドバイザーの安藤志保さん(41)=同市中之町南=も「『押しつけ憲法』という見方が9条の価値を見失わせている」と強調した。
 講演会は15日午後2時から、同市円一町2丁目の三原リージョンプラザ・文化ホールで。大人500円、高校生以下無料。問い合わせは同会の沖村裕史さんへ。
 備後地方では、すでに尾道市や福山市で「九条の会」が発足している。(吉田博行)

1500の署名/山形
[毎日新聞 2006年10月3日]

 「戦争は絶対にやってはいけない。そのためには憲法9条を守り生かさなくては」。山形市の我妻勇一さん(67)が集めた9条改正反対の署名が、1年で1500人を超えた▲我妻さんは山形北東地域九条の会呼び掛け人の1人。老人ホーム臨時職員の仕事をしながら、毎日一定の時間を決め、自宅の周りから訪問を始めた。心掛けているのは自分の思いをしっかり話すことだ。「今も広島・長崎の原爆で苦しんでいる人がいる。イラクでは何の罪もない人が殺されている」。最初は断られても、話すうちに理解してもらえることもあるという▲「今の世の中、本当のことを言う人が非常に少ない。勇気のいることだ」。署名を集める中で、あるお年寄りに言われたこの言葉を励みに、2000人を目指し、これからも対話を続ける。【新井敦】

香葉子さんの手紙/神奈川
[毎日新聞 2006年9月29日]

 「役者さんがきれいすぎて私、もう外へ出られません」。海老名香葉子さん(71)から手紙が届いた。5月に鶴見で講演してもらって以来、手紙のやりとりが続く▼8月にテレビドラマ「林家三平物語」が放映された。妻の香葉子さん役は、若き日を菊川怜、現在を八千草薫が演じた。昭和の爆笑王を支えた涙と笑いがつまっていた▼講演で香葉子さんは、東京大空襲で家族6人を失った悲しみ、平和の尊さを切々と訴えた。それを聞いた地元の野中晃さん(64)らが「自分たちも何か行動を」と「花月九条の会」を作り、9日に講演会を開いた▼「少しでもお役に立って身に余る思い。右、左に偏ることなく中央を進んで戦争の反対を、そしてきちんと九条を守る運動を進めていただけたらと切に思います」▼たとえ小さな波紋でも、報道がきっかけで動きが広がるのは記者冥利(みょうり)だ。東京・根岸からのレターは、いつも慈母の思いがこもる。【網谷利一郎】

白浜9条の会:澤地久枝さんの講演DVD上映――29日/和歌山
[毎日新聞 9月27日20時1分更新]

 白浜9条の会(藤藪庸一さんら代表世話人6人)は29日午後7時から、白浜町のしらとり町立児童館で、ノンフィクション作家、澤地久枝さんが今年5月、和歌山市で行った講演「未来への人と人の絆(きずな)」を収めたDVD上映会を開く。無料。
 澤地さんは、約2000人が参加した「平和のつどい」で講演。「私たちの大事な憲法が周辺からむしばまれている。狙われているのは憲法9条。一人一人の力はささやかだけど、力を合わせて9条を支えていかなければならない」などと語った。
 同会は、「戦争の放棄、軍備および交戦権の否認」を定めた憲法9条を守ろうと、澤地さんやノーベル文学賞作家、大江健三郎さんら9人が結成した「九条の会」の呼びかけに応え、今年7月に発足した。【吉野茂毅】

子どもにつたえる「井上ひさし版憲法九条」
[asahi.com 2006年09月26日]

■どんなもめごとも ことばの力をつくせばしずまる

 東京裁判3部作など日本人の戦争責任と向き合った戯曲に取り組み、護憲を訴える「九条の会」の呼びかけ人も務める作家の井上ひさしさんが、憲法の前文と九条をやわらかなことばで訳した『子どもにつたえる日本国憲法』(絵・いわさきちひろ)を刊行した。「自分に言いきかせるつもりで書いた」文章には、井上さんがとらえた憲法の精神が込められている。
 例えば、交戦権を否認した九条の後半はこう書かれている。

 「どんな国も自分を守るために/軍隊を持つことができる/けれども私たちは/人間としての勇気をふるいおこして/この国がつづくかぎり/その立場を捨てることにした/どんなもめごとも/筋道をたどってよく考えて/ことばの力をつくせば/かならずしずまると信じるからである/よく考えぬかれたことばこそ/私たちのほんとうの力なのだ/そのために、私たちは戦(いくさ)をする力を/持たないことにする/また、国は戦うことができるという立場も/みとめないことにした」

 井上さんは「9年前に執筆を依頼されたときから、どうすれば質を落とさず、でも、自分の子や孫たちの世代が理解できるようにすることができるかと考えた」と話す。
 「ちひろさんの描く子どもたちの絵と一緒に載せるということにも影響を受け、幼稚な書き換えでも、偽善者風のやさしさでもなく、自分に言いきかせるつもりで書いたものです。具体的には二重の意味を歴史的に持った漢語を排することと、文脈対応で訳していくことにしました。改めて、大和ことばをつきつめていくことで、日本語の勉強になりました」
 「小学生にも読める」分かりやすさを目指し、訳文部分にはすべてルビも振った。ちひろさんの優しく強い絵もふんだんに使われ、絵本のように仕上がった。
 「私が憲法に出あったのは、小学校6年生の時でした。敗戦の翌年に憲法が公布され、よく理解できないながらも、この憲法に基づいて生きていけばいいんだという希望と手がかりを与えられたという気がしました。その時の感動を子どもたちに伝えたいと思っています。立場の違う人には批判もあるでしょうが、いま読んでみても、憲法は潔く、勇気にあふれ、文章と思想が一体化した名文です」
 井上さんが「人類の歴史からの私たちへの贈り物」ととらえる日本国憲法だが、改憲への動きも進んでいる。「交戦権さえ否定するというのは、人間の究極の理想。世界的にも評価は高く、これ以上いい憲法は生まれないのではないでしょうか」

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