今日のニュース

正確に言えば昨日のニュースですが…。

森元首相、石原知事がいじめで過激発言(スポニチ)
「自殺したら終わり」 中3女子 本紙へ手紙(東京新聞)

↓石原都知事の発言は、「あれだけの騒ぎになって当人は満足しているのか?死ぬの?死なないの?」というものだったとは…。森元首相のも、無理解を絵に描いたような発言です。

森元首相、石原知事がいじめで過激発言
[スポニチ 2006年11月11日付 紙面記事]

 いじめを苦にした児童、生徒らの自殺が問題となる中、森喜朗元首相が10日、岐阜県瑞浪市の中2女子生徒が自殺した問題に関連して「いじめだとみるか、どのようにも取れる」などと発言した。また、石原慎太郎東京都知事は定例会見で、中学生とみられる生徒から自殺を予告する手紙が文部科学省に届いた問題に触れ「予告して死ぬな」と一喝。問題の自殺予告日を11日に迎えるのを前に、文科省には自殺を示唆する内容の手紙が新たに5通届いた。
 森氏はこの日、党教育再生特命委員会の会合で講演。自殺した瑞浪市立瑞浪中2年の女子生徒について「ボールを投げ付け練習させることがいじめだとみるか、その子を育てようとしたある種の強化だったのか。これはどのようにも取れる」と述べた。
 生徒はバスケットボール部に所属し、ボールをわざと強く投げて捕れないと笑われたり、無視されていたとされる。先月23日、同じ部の4人の名前を記した遺書を残し、自宅で首をつって自殺した。学校側は「いじめの事実は確認できない」と繰り返していたが、全生徒への緊急アンケートなどで落ち度を認め、校長が両親らに土下座して謝罪した。
 森氏は、一般論として学校のクラブ活動でのいじめ発見の難しさを指摘したとみられるが、「われわれも学生時代スポーツして、グラウンドを10周回ってこいとか、いろいろやられた。それも、もし今のお母さんや社会が見るといじめとなるのだろう」と遺族の気持ちを逆なでするような発言を続けた。さらに「いじめだと言えばいじめだけど、おれを鍛えるためだ(と)、自分で反省しながら回っているわけだからありがたいことだと思う」とまで述べた。一般論とはいえ、学校側を擁護したともとれる言動で、波紋を広げそうだ。
 ≪“石原節”で一蹴≫石原知事は質疑応答の冒頭で「自殺なんか、予告して死ぬな」と語り、その上で、予告の手紙について「あれは愉快犯というか大人の文章。理路整然としていて、今の中学生にあんな文章能力はない。私は(いじめられた子が書いた物とは)違うと思います」と述べ、いたずらである可能性を指摘。さらに少し笑みを浮かべながら「明日ですか?今まで文科省が何やったか知らないけど、あれだけの騒ぎになって当人は満足しているのか?死ぬの?死なないの?」などと相変わらずの“石原節”で一蹴する姿勢も見せた。
 一向に減る気配を見せない学校での「いじめ」問題。「(いじめには)まず親が関与すべきだ。わたしなんか子供にけんかの仕方を教えましたよ」と話し、解決には学校だけでなく、親の関与が不可欠であることを強調。「僕だって転校してきた時にいじめられた記憶があるが、自分で闘ったらいい。(いじめられる側は)ファイティングスピリットがなければ、一生どこに行ってもいじめられる」とまくし立てた。
 一方、消印の可能性が高い豊島区の教育委員会は11、12の両日、休日を返上し、3人の職員を24時間待機させるなど、万が一の場合に備えることにしている。

↓それに比べたら、この中3の女の子の方がどれほど立派なことか。「いじめられている」と大人に伝えるだけでも、どれだけ勇気がいるか。そのとき、大人がまともにとりあわなければ、子どもがどれだけ傷つくか。石原都知事や森元首相には、せめてその程度のことは理解してほしいものです。

「自殺したら終わり」 中3女子 本紙へ手紙
[東京新聞 2006年11月11日朝刊]

 「いじめが原因で十一日に自殺する」と予告する手紙が、文部科学相あてに相次いで届いた。最初の手紙が出されたとみられる東京都豊島区では、区教委職員が当日に学校を巡回するなど自殺防止に“厳戒”態勢だ。いじめに苦しむ人たちに伝えたい手紙がある。差出人は「中学三年女子生徒」という。小学五年の時からずっといじめを受け、自殺願望があるという少女は、いじめを受けている人へのメッセージをこうしたためた。「絶対にあなたを愛する人がいる。自殺したらそこで終わり」だと?。 
 手紙は埼玉県内の郵便局の消印で、九日に社会部に届いた。リポート用紙三枚に鉛筆で、ぎっしりと書かれている。
 「いじめで自殺した子の気持ちはよく分かります。仲間としてとても残念な気持ちです」と始まる手紙で、少女は「私の性格は暗く、友達は一人もいないし、スタイルも悪く、おまけに皆から嫌われています。とても悲しいです。一生、苦しい思いを背負っていかなければならないのでしょうか」と自分を表現した。いじめはエスカレートする一方という。廊下を歩くだけで生徒の態度が変わる。笑いながら「大根足」「くさい」などと言う。耳元で「死ね」と連続して大声で言う。飾ってある写真が破かれたり「生きている価値ないんだよ」と手紙が来る。呼び鈴を鳴らして逃げる、いたずら電話をする…。「毎日が地獄です。こんなことをされているなんて親には言えません。学校の廊下をいつもびくびくしながら歩いています」という。
 少女は、いじめを記録する「復讐(ふくしゅう)ノート」を書き、リストカットも。「自殺したいという願望が浮かんでくる」と少女は言うが、「そんな勇気はありません。むしろ、自殺したらそこで終わりです。負けです。いじめで自殺する子どもが多いけど、いじめられ続けている側の意見では、『ただの現実逃避』だと思います」と強調している。
 「私はすぐに落ち込んでしまうけど、自殺だけは絶対にしません」と言う少女。いじめを受けている子に会えたら伝えたい、としてこう書いた。
 「私よりひどいいじめがあると思いますが、いじめを受けている人は弱くなんかない! いじめるほうが弱いんだ。この手紙を読んでくださった方、私の気持ちを分かってください」
    ◇
 「STOP!いじめ」には連日、多くの手紙やメールが寄せられています。いじめを受けた経験がある人、いじめられている子を抱えた親。皆が「いじめなんかで死なないで」と訴えています。今回手紙を紹介した少女は「いつか有名になって見返してやりたい。明日もいじめられに(学校へ)行きたいと思います」と手紙を結んでいます。「死んだら終わり」という少女の訴えが、無駄になりませんように。(担当デスク)

■手紙の要旨

 小学五年からいじめられ続け、現在も苦しい学校生活を送っています。とても苦しいし、自分が恥ずかしい。私が一番悩んでいるのは、一年生にまで広がっていること。同級生の野球部員たちが「あの女に会ったらこうしろ」と(いじめを)命令したそうです。自分の机に「呪(のろ)ってやる。復讐(ふくしゅう)してやる」と書くと、たちまち広まり、机に「頭おかしいんじゃないの」と落書きされたり、悪口を書かれたりします。先生に相談しましたが、嫌な顔をされて、人ごとのように流されてしまいました。もう、誰も信用できません。
 体の不自由な子に「施設へ行け」と暴力をふるったり、後ろから鉛筆や針を投げたりするいじめも知っています。私は映画の「デスノート」がほしいと考えることもあります。たぶん私は、卒業するまでいじめられ続けると思います。
 いじめで亡くなった方には申し訳ないけど「あなたの負け」です。いじめはもしかしたら神様が与えてくれた試練ではないかと思います。この世界からいじめは決してなくならない。もしもいじめが存在しなければ戦争だって起こるはずはありません。
 新聞で「いじめの意見を募集」を見つけ、必ず手紙を送ろうと決心しました。私の手紙が役に立てば光栄です。これからも、テレビや新聞でいじめを大きく取り上げて。多くの人の関心が高まれば、少しは日本も変わっていくと信じています。

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