あおぞら銀行再上場

日本債券信用銀行は、1998年12月経営破綻。預金保険機構から3兆5,225億円が投入された(「朝日新聞」2004年4月28日付)。詳しく調べると、その他にもいろいろ資金が投入されている。

他方、今日の売り出しで、発行済み株式の6割強を保有していたサーベラスは、保有株の3分の1を売却。今回分だけで450億円ほどの売却益を手に入れることになる。

あおぞら銀きょう再上場 売り出し総額、今年最大の3800億円(FujiSankei Business i)
初値、売り出し価格下回る あおぞら銀、東証再上場(東京新聞)

あおぞら銀きょう再上場 売り出し総額、今年最大の3800億円
[FujiSankei Business i. 2006/11/14]

 経営破綻(はたん)で一時国有化されたあおぞら銀行(旧日本債券信用銀行)が14日、8年ぶりに東京証券取引所第1部に再上場する。
 売り出し価格は1株当たり570円で、売り出し総額は約3800億円に上り、今年の新規株式公開(IPO)案件としては野村不動産ホールディングスの約1600億円を上回り最大となる。あおぞら銀は、発行済み株式数に株価を乗じて計算する企業価値評価の時価総額が、売り出し価格による試算では1兆円弱。同じ旧長期信用銀行の新生銀行の時価総額と同程度の規模に並ぶ見通しだ。
 一時国有化された銀行の再上場は、2004年2月の新生銀行(旧日本長期信用銀行)、05年10月の東京スター銀行(旧東京相和銀行)に次ぎ3行目。
 旧日債銀は1998年に経営破綻(はたん)して一時国有化され、株式は上場廃止となった。国は00年にソフトバンクやオリックスなどに株を売却したが、03年に発行済み株式数の49%を保有していたソフトバンクが米投資ファンドのサーベラスに譲渡。最終的に1000億円余りで約62%の株式数を握ったサーベラス主導で再建が進んだ。
 サーベラスは今回、保有株の最大3分の1を約1700億円で売却する見通しで、今回の売り出しだけで数百億円規模の利益を得る見込み。
 一方、整理回収機構は今回の売り出しで、保有する優先株の一部を普通株に転換して売却し、注入した公的資金3200億円のうち約1300億円分を回収する計画だ。

初値、売り出し価格下回る あおぞら銀、東証再上場
[東京新聞 2006年11月14日 12時29分]

 あおぞら銀行(旧日本債券信用銀行)が14日、東京証券取引所一部に株式を再上場し取引が始まった。取引開始直後から売り注文が多く、午前10時15分に売り出し価格(1株570円)を下回る、495円の初値が付いた。初値を基に算出した時価総額は約8200億円で、今年最大の上場案件となった。午前の終値は508円。
 旧日債銀が1998年末に破たんし、上場廃止されてから約8年で再上場を果たした。一時国有化された大手銀行の再上場は、新生銀行(旧日本長期信用銀行)に次ぎ2例目。山本有二金融担当相は「金融機関としての公的な役割を果たすことを期待している」と感想を述べた。
 あおぞら銀行の発行済み普通株式は約16億5000万株。筆頭株主は引き続き米投資ファンドのサーベラスで、再上場に伴う売り出しが完了した場合の持ち株比率は約35%。オリックス、東京海上日動火災保険が続き、いずれも約8・5%。
 サーベラスのあおぞら銀株式の取得費用は1000億円程度。上場に伴い持ち株の約3分の1を売却するが、初値を基に計算すると売却額は約1450億円で450億円程度の利益が出る見通し。
 旧日債銀は一時国有化後にソフトバンク、オリックス、東京海上火災保険(現東京海上日動火災保険)の3社連合に譲渡され再出発。行名もあおぞら銀に変更した。2003年にはソフトバンクがサーベラスに保有株を売却し、その後はサーベラスが主導権を握る形で再建を進めた。(共同)

インターネットを調べると、2000年8月24日に、特例資金援助で、金銭の贈与3兆1,497億円、「不適」資産の買取り824億円。損失補填と株式の買い取りで、7663億円が投入されている。金銭贈与は、はじめから返還を求めないものだとされている。このほかに、第1回の不適資産買い取りで2,364 億円が投入されている。このほか、1997年7月に日銀から800億円、1998年3月に公的資金600億円が注入されている。これらの金は、いったいどうなったのだろう…。

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