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日中歴史共同研究、第1回会合終わる

2006年12月27日 at 21:24:38

日中歴史共同研究の初会合が終わりました。半年に1度、中国と日本で交互に開く、2008年6月の第4回全体会が最後というスケジュールで、どこまで「歴史認識のギャップが埋まる」のか心配ではありますが、侵略戦争の問題についても、率直かつ真摯な議論を望みたいと思います。

日中共同歴史研究初会合終わる 日中戦争の解釈が焦点(朝日新聞)
「歴史が政治の重荷」回避を=北岡座長が記者会見?日中共同研究(時事通信)
今後の検討課題めぐり意見調整 日中歴史研究の初会合が終了(共同通信)

日中共同歴史研究初会合終わる 日中戦争の解釈が焦点
[asahi.com 2006年12月27日20時13分]

 日中両国の有識者による日中歴史共同研究の初会合が27日、2日間の日程を終えた。日本側座長の北岡伸一東大教授が北京で記者会見し、最終の第4回全体会合を08年6月と定め、双方の「歴史認識のギャップの縮小」を目指すことで一致したことを明らかにした。今回は実質的内容には踏み込まなかったが、日中戦争をめぐる解釈が今後の焦点になるとみられる。
 北岡氏によると、会合では、各委員の研究歴の紹介や研究の進め方について話し合った。今後の議論はまず両国の研究の現状についての検討から始める。日中双方が「歴史問題が政治の重荷になって両国の協力関係を妨げるべきではない」との共通認識を得たという。次回会合は3月20日前後に日本で開催の予定。
 南京大虐殺や従軍慰安婦などの問題をめぐっては、両国間の歴史認識の隔たりが大きい。中国では、共産党の抗日戦争勝利が、独裁体制を正統化する重要な根拠となっている。「近現代史の解釈の最終権限は党が握り、学者に与えられた裁量は極めて小さい」(政府系シンクタンク研究者)のが現状で、公式見解が変更される可能性は非常に低いとみられる。
 一方、日中関係改善の流れを確実にしたい中国は、共同研究で意見の対立が激しくなり両国関係に悪影響を与えることを警戒。会合開催を伝える27日付の中国各紙は、開会式の様子や外務省会見の内容を伝えるだけで、具体的論評はしなかった。26日付の共産主義青年団機関紙「中国青年報」は「日本の歴史学者をののしるのは理性的態度ではない」と、メディアや世論に冷静な対応を求める記事を掲載した。

「歴史が政治の重荷」回避を=北岡座長が記者会見?日中共同研究
[12月27日20時0分配信 時事通信]

 【北京27日時事】北京で初会合が開催された日中歴史共同研究で日本側座長を務める北岡伸一東大教授は27日、2日間の会合終了後、記者会見。「歴史問題が政治の重荷になって、日中の協力関係を妨げるべきではない」との認識を示し、「誇張されている双方の歴史認識のギャップを縮小して、整理すべきであると(中国側との間で)合意し、その方向に向けて努力する」として、未来志向で議論する意向を示した。

今後の検討課題めぐり意見調整 日中歴史研究の初会合が終了
[共同通信 2006年12月27日19時34分]

 【北京27日共同】日中両国の有識者による歴史共同研究の初会合が27日、2日間の日程を終了した。08年中の研究成果発表を目指し、今後の検討課題や議論の進め方などを意見調整したとみられる。次回の全体会合は来年前半に実施する見通しだ。日本側によると、27日午前は日中双方の有識者20人全員をメンバーとする全体会合で意見交換。午後は2分科会に分かれて議論したもようだ。

↓こっちは、初会合が始まるときに、日中両国の座長がそれぞれ発言した内容。

中日歴史共同研究、両国座長が談話を発表(人民網日文版)

中日歴史共同研究、両国座長が談話を発表
[「人民網日本語版」2006年12月27日]

中日歴史共同研究が26日、北京で正式にスタートした。中国側は歩平・中国社会科学院近代史研究所所長、日本側は北岡伸一・東京大学教授(前国連次席大使)が座長を務める。共同研究では「古代史」と「近現代史」の2つの分科会を設けて、話し合いが行われる。同日午後4時に催された開幕式を除き、会議はクローズドセッションで、取材陣には公開されない。開幕式では、両座長が次のように述べた。

▽歩平座長
共通の歴史認識はまず、歴史的事実への共同確認を基礎として構築されるべきで、「相互理解」が、中日歴史共同研究の過程において「終始貫かれる」べき原則となる。これからスタートする共同研究の第一歩として、われわれは各方面の歴史資料をできるだけ集め、偽物を取り去って本物を残し、分析・研究することを通じて、疎通と交流の場を社会に提供するべきだ。
歴史認識は複雑な問題であり、戦争の被害と加害という完全に異なる体験を持つ2つの国が、歴史の共通認識を話し合うことは、なおさら困難だ。

▽北岡座長
わたしは以前、日韓歴史共同研究に参加し、歴史問題で意見の一致をみることの難しさを身をもって感じた。だが、日中双方の学者は歴史共同研究を通じて、認識上の溝を狭め、両国間の理解と相互信頼を深めることができるものと信じている。
日中関係はとても重要だ。双方が歴史問題を適切に処理することができれば、エネルギー・環境・資源など多くの分野で両国がさらに有益な協力を実施するうえでプラスとなるだろう。(編集NA)

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