今週の「九条の会」(2月12日まで)

全国各地の「九条の会」の動きを、インターネットを流れるニュースの中から拾い集めています。

小山・九条の会:憲法九条守ろう 市民団体、来月3日発足集会??小山/栃木
[毎日新聞 2007年1月31日]

 憲法第九条を守ろうと市民団体「小山・九条の会」の発足記念集会が2月3日、小山市立文化センターで開かれる。
 同会は、思想信条や支持政党の違いを超えて、憲法九条を守ろうと作家の大江健三郎さんらが提唱。県内で約30団体、全国約5600団体が活動している。小山・九条の会準備会は06年、戦争体験を学ぶ会、憲法学習会などの活動を始め、発足の呼び掛け人は、大学教員、弁護士、東京大空襲体験者ら16人。
 集会では、女優で全国九条の会講師の大原穣子さんが「おくにことばで憲法を」と題して記念講演する。午後1?4時、入場無料。問い合わせは松島さん(電話0285・23・0562)。【佐野信夫】

九条の会:統一地方選を前に各地でセミナー 11月には全国集会/東京
[毎日新聞 2007年2月3日]

 ノーベル賞作家の大江健三郎さんや評論家の加藤周一さんら9人の呼びかけ人による「九条の会」(事務局・千代田区)が1日、衆院議員会館で会見し、改憲の姿勢を強める現政権に対し、各地で憲法セミナーなどを開いて憲法9条を守る取り組みを強化する方針を明らかにした。地域や市民有志がつくる草の根の9条の会は1月末現在、6020団体(同会調べ)に及んでいるといい、11月には東京で全国交流集会を開催する。
 会見には事務局役を務める東大教授の小森陽一さんや憲法学者の小沢隆一さんらが出席。小森さんは「統一地方選前に9条をめぐる争点がどこにあるかを市民のみなさんに示したい」と言い、そのための活動として昨年11月、作家の辻井喬さんらをゲストに都内で行った憲法セミナーを今後も各地で実施。当面の予定は3月10日に静岡市で、同17日に京都市で、呼びかけ人らを講師にセミナーを開く。さらに11月24日には、千代田区の日本教育会館で全国交流集会も計画している。
 小沢さんは、「戦争放棄を掲げる9条の精神は、国際社会の平和にも役立つ。セミナーを通じてその意義を広めていきたい」と話した。詳細は九条の会(03・3221・5075)。【明珍美紀】

講演:9条の意義、広めよう 小森・東大教授、漱石の“反戦”解説??中京区/京都
[2月4日14時1分配信 毎日新聞]

 夏目漱石の研究などで知られる小森陽一・東京大教授が3日、中京区のラボール京都で「9条 ことばの力 平和の力」と題して講演し、市民ら約250人が参加した。憲法9条を守る活動をしている「九条の会」(呼びかけ人・鶴見俊輔氏ら9人)の事務局長を務める小森教授は「国家が戦争を始めれば、個人は容赦なく巻き込まれる。この関係を解決するのが、戦争放棄を記した9条だ」と強調。憲法を積極的に評価し、意義を社会に広げようと呼びかけた。【中野彩子】

 市民の立場で良書を選び販売する「かもがわサロン・ブックセンター 本の風」(上京区)が、設立2周年を記念し主催した。
 小森教授は漱石とのかかわりを「中学生の時、小説を読んで感想文を書き、教師に笑われた。ずっと鬼門だった」などと紹介。就職後に交流した晩年の大岡昇平(小説家、1906?88)から「漱石の作品には戦争忌避感情が現れている」と聞き、研究を始めた。
 例として、日露戦争直後に発表した「草枕」の終盤で展開される文明論は、漱石自身が戦争をきらい、戦争時には国家と個人が対立した関係になることを指摘していると解釈。「第二次大戦では無差別爆撃や原爆投下などが行われ、逃げることすらできず多くが犠牲になった。21世紀に入っても自衛権を口実に戦争が行われているが、武力をなくすのが解決策だ」と話した。
 また、「憲法が保障する自由・権利は国民の不断の努力によって保持しなければならない」との12条条文を読み上げ、「努力していますか」と会場に問いかけた上で、「主権者として、政府に戦争をさせないよう監視することが重要だ」と訴えた。

「9条は日本国憲法のDNA」憲法を考えるシンポ
[八重山毎日新聞 2007-02-04 10:34:04]

改憲の動きに警鐘 戦争状態想定 国民保護計画を問題視

 憲法学者や教育制度の専門家らが憲法改正の動きや教育基本法改正後の教育などの問題点を話し合うシンポジウム「石垣から憲法を考える 憲法9条をまもるために」(大学人9条の会・沖縄主催)が3日午後、石垣市健康福祉センターで開かれた。「憲法9条は日本国憲法のDNA」として改憲の動きに警鐘を鳴らす発言が相次いだほか、国民保護法についても「憲法9条のなかで、戦争状態を想定するから、おかしくなる」といった批判が出た。
 高良鉄美琉大法科大学院教授の基調講演に続いて、高作正博琉大法科大学院助教授と田中洋琉大教育学部助教授、崎山直9条の会やえやま世話人が講話を行った。
 高作助教授は国民保護計画について、島しょ地域から130万人を避難させることは現実的ではないことを指摘しながら、「計画の前提自体なり立たない。文書(沖縄県国民保護計画)だけができている」と述べたうえで、「憲法9条のなかで、戦争状態を想定するから、おかしくなる」と批判。さらに、「沖縄では米兵から国民を守る計画をつくる必要がある。政府の議論に付き合う必要はまったくない」と主張した。
 99年にあった石垣市による非核港湾条例制定の動きや、去年直接請求で行われた竹富町での平和条例案制定の動きなどにも言及し、「地方自治体から憲法を守り、政府の在り方をただそうという注目すべき動きだ」と評価した。
 また、米軍再編について「県民の合意がなく、民主主義をないがしろにしている。9条が危機だからこそ、民主主義が危ないという現実があり、あちこちにひずみが生じている」と強調した。
 田中助教授はいわゆる愛国心教育に関連して「旧教育基本法に基づく学習指導要領の中にすでにはっきりと書かれているが、現場の教室ではきっちりとした愛国新教育はなされていなかった。それを定着させるのが新教育基本法の意図ではないか」と指摘。
 そのうえで、政治教育の規定が新旧の教基法を通じて変わらなかったことを挙げ、「(両法に盛り込まれた)政治的教養の教育と(禁止されている)政治的活動の線引きが今後問題になる」との予測を示し、「その問題の行方が、戦前の教育勅語に戻るか、新たに勝ち取る教育になるかの分かれ目だ」と述べた。
 崎山氏は「往時を回顧して」をテーマに戦時中の八重山について語り、「なんのための戦争か分からず、大本営発表ばかり。国策の進む線をまったく疑わず、同調していった」などと振り返った。
 休憩時間には、波照間の戦争マラリアをテーマにした「星になった子供たち」の合唱などがあった。

九条の会:来月10日、静岡でセミナー/静岡
[毎日新聞 2007年2月6日]

 ノーベル賞作家の大江健三郎さんら9人の呼びかけ人による「九条の会」(事務局・東京都千代田区)はこのほど東京都内で会見し、改憲の姿勢を強調する現政権に対し、各地で憲法セミナーなどを開いて憲法9条を守る取り組みを強化する方針を明らかにした。地域や市民有志がつくる草の根の九条の会は1月末現在、6020団体(同会調べ)に及んでいるといい、3月10日には静岡でセミナーが開かれる。
 静岡でのセミナーは、静岡市葵区のニッセイ駅前ビルで、3月10日午後1時半から。東京外語大の伊勢賢治教授と同会呼びかけ人で作家の小田実さんを講師に招く。詳細は同会(03-3221-5075)。【明珍美紀】

はらまち九条の会:「憲法改正論に明確なノーを」 南相馬で記念講演/福島
[毎日新聞 2月7日14時0分配信]

 「はらまち九条の会」はこのほど、南相馬市原町区の市文化センターで設立1周年の総会を開き、護憲運動を展開している「九条の会」(東京都)事務局の高田健さん(62)が「憲法九条がこの日本を守ってきた」と題して記念講演をした。
 郡山市出身の高田さんは、現行憲法は改憲派が主張するような「押し付け」ではないと強調。小高区出身の憲法学者である鈴木安蔵らが発表した明治の自由民権運動や大正デモクラシーの中で形成された思想を復活させた憲法草案要綱に、連合国軍総司令部(GHQ)が「日本にもこういうのがあったのか」と驚いた例を挙げ、今日の憲法の大きな土台となったと説明した。そのうえで「主権者は我々であり、憲法を変えるべきだと言われた時は、明確にノーと言うべきだ」と訴えた。【塚本弘毅】

「九条の会」1年で2000増/護憲へ連携訴え
[沖縄タイムス 2007年2月11日(日) 朝刊]

 憲法九条を守る運動を広げようと、県内「九条の会」交流のつどい(主催・同実行委員会)が十日、那覇市ぶんかテンブス館であった。県内各地の九条の会メンバーらが活動報告したほか、作家の大江健三郎さんらが呼び掛け人となっている「九条の会」事務局の高田健さんが講演。「草の根ネットワークで九条を守ろう」と訴えた。約百五十人が集まった。
 高田さんは、全国には二月現在、六千二十の九条の会があると紹介。昨年の同時期は約四千だったことから、「一年で二千も増えるということは大きい。全国で活動している仲間が多くいる。草の根から思想、信条を超えて力を出し合えば、九条は守れる。改憲の動きをはね返そう」とネットワーク形成と市民運動の必要性を訴えた。
 また、安倍政権の悲願といわれる改憲に向けた国民投票法案を「改憲手続き法案」と指摘。「九条を変えるための法案であり、変える必要がなければ改憲手続きも必要ない。とんでもない法案で、何としても廃案にしたい」と強く批判した。
 講演後は県内の九条の会十六団体のうち、「はえばる九条の会」「九条の会やえやま」などが活動報告。九条の碑建立や、講師を招いた勉強会などの取り組みを紹介した。

【北勢】「9条で日本は発展」 菰野で外国人交え憲法考える
[中日新聞 2007年2月11日]

 戦争放棄を定める憲法9条について外国人を交えて意見を交わす「パネル討論会 外国人からみた9条」が10日、菰野町潤田の町農村環境改善センターで開かれた。
 こもの9条の会が毎月開く学習会の一環。いずれも同会会員で米国人の四日市大教授ダニエル・カークさん、ブラジル出身の写真家マツオ・サトウさん、台湾からの中国語通訳、謝亦絨さんの外国人3人をパネリストに招いた。
 カークさんらは「日本が経済的に発展できたのは、戦争がない平和な状態が続いたから」との主張や、「世界に誇る立派な平和憲法を絶対に守ってほしい」と訴えるなど熱のこもった発言が続き、訪れた会員ら約30人は真剣な表情で聞き入っていた。(榊原崇仁)

「これでいいのか日本!」 大津で平和を考える集い
[京都新聞 2007年2月11日(日)]

 平和と民主主義を考える集い「これでいいのか日本!平和・靖国・憲法・教育・人権を考える2007滋賀集会」が11日、大津市の日本キリスト教団大津教会であった。「九条の会」事務局長の小森陽一東大大学院教授が『「いま、どんな時代なのか」戦争のできる「美しい国、日本を斬る!」』と題して講演した。
 集会は、教育基本法の改正や防衛庁が省に昇格するなどの憲法改正の流れを危ぐする県内の牧師や教育関係者らが開いた。
 小森教授は昨年暮れに改正された教育基本法について「戦争に動員するため、国家の都合のいい子どもをつくることが狙いで、その意味で憲法9条の改悪と結びついている」と指摘し、憲法改正を視野に置く安倍政権を批判した。
 講演に先立ち、靖国神社について考えるビデオ作品が上映された。140人の参加者が集まり、メモを取るなどして熱心に聞き入っていた。

【嶺北】憲法改正阻止へ結束呼び掛け 福井で反対集会
[中日新聞 2007年2月12日]

 建国記念の日の11日、憲法改正に反対する立場から憲法問題を考える集会が、福井市大手2丁目の県教育センターで開かれた。福井弁護士9条の会の吉川健司弁護士が「憲法改正は『美しい』か?」と題して講演し、政府、与党の改憲に向けた動きに警鐘を鳴らした。
 集会は、県内の大学や高校の教職員らが企画した。講演で、吉川弁護士は、国民投票法案(改憲手続き法案)の成立が、そのまま改憲につながると指摘。憲法改正案広報協議会の委員の選任が、国会の所属議員数の比率で決まることから、改憲賛成派の意見に国民が引きずられる可能性が高いと説明した。
 一括投票制の採用については、ある条項には賛成だが、別の条項には反対という場合があるとし「国民の意思を正確に反映させる観点からは許されない」と強調。最後に、複数の報道機関の世論調査などを示し、改憲を警戒する世論が生まれつつあるとして、改憲阻止に向けた結束を呼び掛けた。(我那覇圭)

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