米軍嘉手納基地、周辺住民の40%が健康被害

沖縄・嘉手納町の調査で、米軍嘉手納基地の周辺住民の4割以上が健康被害を訴えていることが明らかに。

嘉手納周辺 40%が騒音被害(NHKニュース)

嘉手納周辺 40%が騒音被害
[NHKニュース 2月20日 6時15分]

 沖縄県のアメリカ軍・嘉手納基地周辺での騒音被害の実態を明らかにしようと、地元、嘉手納町が初めて行った住民への聞き取り調査の結果がまとまり、滑走路に最も近い地区では、40パーセントを超える住民が耳鳴りなどの健康被害を訴えていることが明らかになりました。
 この調査は、嘉手納基地周辺の住民が日常的に受けている騒音被害などの実態を明らかにしようと、嘉手納町が300世帯を対象に去年5月から半年間かけて初めて実施したもので、このほど結果がまとまりました。
 それによりますと、最も近いところで滑走路からおよそ300メートルの距離にある地区では、100世帯の住民のうち43%が「耳鳴りがする」と答えたほか、28%が「耳が聞こえにくくなった」と答えました。また、輸送機などがエンジン調整を行う場所に近い別の地区では、50世帯のうち「耳が聞こえにくくなった」と答えた人が40%に上っています。
 嘉手納基地周辺の騒音と住民の健康被害をめぐっては、これまで裁判の場では因果関係が認められてきませんでしたが、嘉手納町は今回の調査結果で「騒音が健康被害の原因になっているのは明らかだ」として、アメリカ軍の基地の使用に一定の歯止めを加えられる基地使用協定の締結を日米両政府に求めていくことにしています。

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