エクアドル、国民投票で憲法制定議会設置へ

今年1月、左派のコレア氏が大統領に就任したエクアドルで、新憲法を制定するための憲法制定議会の設置をめぐる国民投票で、制憲議会設置賛成が圧倒的多数を占めたようです。

チャベス大統領のベネズエラでも、憲法改正が実際の改革のスタートになりました。エクアドルの変革も、新しい段階へすすんでいるようです。

エクアドル憲法改正へ 国民投票で賛成多数(朝日新聞)

ボリビアでも、新憲法制定に向けた動きが始まっています。直接選挙で選ばれた新しい大統領が、選挙や国民投票で実際に国民多数の支持をえて、新憲法を制定して、社会改革を進める――いま、ラテンアメリカでは、こういう社会変革の道筋がセオリーになりつつあるようです。

エクアドル憲法改正へ 国民投票で賛成多数
[asahi.com 2007年04月16日11時04分]

 エクアドルで15日、急進左派のコレア大統領が求める憲法改正のための制憲議会設置の是非を問う国民投票があり、賛成票が大差で多数を占める見通しとなった。年内に制憲議会議員の選挙が行われ、新憲法制定に向けた作業が始められる予定だ。
 ロイター通信によると、ギャロップ社の出口調査で78%が設置に賛成した。反対は12%だった。公式の開票速報でも大幅なリード。コレア大統領は会見で「制憲議会は、幅広い人々が参加する、民衆を真に代表するものだ。歴史的勝利だ」と語った。
 「より多くの国民の声を取り入れ、政治社会経済の各分野で真の変革をもたらす」と、同大統領が改憲を打ち出したのは、今年1月の就任式。改憲で大統領の権限を強め、対外債務の軽減や、主要外貨獲得源である石油の契約の見直しを通じた富の再配分、格差の是正を進めるという。制憲議会は、08年に憲法案を国民投票にかけ、成立させる予定となっている。
 同国では、新自由主義路線を採る政府に対して、貧困層や先住民の抗議活動が頻発。96年以来7人の大統領が入れ替わる不安定な状況が続いてきた。富裕層が中心の国会に、大統領は支持勢力を持たないため、対立が激化。国民投票で事態の打開を図った。
 議会は、制憲議会の設置によって民衆の支持を得た大統領が、ベネズエラのチャベス大統領のように独裁的な権力を握る可能性があると警戒を強めている。
 コレア氏は経済学者。新自由主義路線に反対し、チャベス大統領と同様に「21世紀の社会主義」を掲げる。選挙戦では貧困対策の拡充や汚職の一掃を主張。旧来の政治家に反発していた民衆の支持で、当選した。

なお、エクアドル議会は、定員100名の一院制ですが、どうも間接選挙のようで、在日エクアドル大使館のホームページを見ても、大統領は直接選挙ですが、議員については直接選挙とは書かれていません。

エクアドルの動きについては、こちらで詳しく紹介されています。
ラテンアメリカから見ると: 34エクアドル

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