靖国神社にかんするニュースあれこれ

安倍首相が、靖国神社の春の例大祭に供物。ポケットマネーとはいえ、「内閣総理大臣」の肩書きは如何。そして、遺族会の勉強会で過半数がA級戦犯の分祀容認と、毎日新聞がスクープ。

首相が靖国神社に供物 先月、春季例大祭に合わせ(東京新聞)
日本遺族会:A級戦犯分祀、勉強会の過半数が容認(毎日新聞)

首相が靖国神社に供物 先月、春季例大祭に合わせ
[東京新聞 2007年5月8日 01時15分]

 安倍晋三首相が4月21?23日に行われた靖国神社の春季例大祭に合わせ、「内閣総理大臣」名で供え物を送っていたことが7日、関係者の話で分かった。5万円相当の「真榊(まさかき)」と呼ばれるサカキの鉢植えで、ポケットマネーで支払ったという。
 首相の真意は不明だが、中韓両国が参拝に反対している中で、神社側にも一定の配慮を示したとみられる。
 首相は春季例大祭直前の4月20日、例大祭中に参拝するかどうかについて、記者団に対し「外交問題、政治問題になっている以上、行く、行かないということは言うべきではない」と述べ、それまでと同様に明言を避けた。同時に「国のために戦った方々のご冥福をお祈りし、尊崇の念を表する思いは持ち続けていたい」と重ねて強調していた。
 首相は官房長官当時の昨年4月、春季例大祭開催直前にひそかに参拝している。(共同)

日本遺族会:A級戦犯分祀、勉強会の過半数が容認
[毎日新聞 2007年5月6日 3時00分]

 日本遺族会(会長・古賀誠自民党元幹事長)は8日、靖国神社に祭られているA級戦犯分祀(ぶんし)の是非などに関する勉強会の初会合を東京都千代田区の九段会館で開く。昨年来、A級戦犯合祀に対する昭和天皇の不快感を裏付ける証言・資料が相次ぎ、遺族会内にも分祀容認論が広がっている。勉強会メンバーは、現時点で容認派が過半数に達し、勉強会を続ければ分祀容認の結論は不可避の情勢だ。靖国神社は分祀を拒んでいるが、遺族会が分祀を求める方針を決めれば、対応を迫られるのは必至だ。
 昨年7月、「A級が合祀され……私あれ以来参拝していない」という昭和天皇の発言を記した富田朝彦元宮内庁長官のメモが公表されたのに続き、先月には、天皇の参拝が途絶えた理由を「A級戦犯合祀が御意に召さず」として、富田メモを裏付ける卜部(うらべ)亮吾元侍従の日記が新たに発見され、遺族会内には動揺が広がった。
 国立国会図書館の新資料集も、合祀に国が積極的に関与していたことを裏付けたため「分祀を含めた議論をやっていいという気持ちが強くなった」(古賀氏)という。
 勉強会の参加者は正副会長と地方代表の常務理事、幹事ら15人。7月の参院選で改選を迎える副会長の尾辻秀久元厚生労働相ら4人程度は「賛否が割れる」と、分祀論議そのものに慎重だ。
 一方、積極的な分祀賛成派は4人程度、十分な議論を条件とする分祀容認派は4人程度で、分祀肯定派は現時点で半数を超える。元は慎重だったある常務理事は「我々の最終目的である天皇陛下の参拝の障害がA級戦犯の合祀とわかった。新資料が分祀の追い風になる」と柔軟姿勢に転じた。残る態度保留の数人も分祀論議には賛成で、最終的には分祀派の古賀氏に同調する公算が大きい。
 勉強会は、まず78年10月のA級戦犯合祀の経緯など靖国の歴史や過去の遺族会活動を整理し、分祀論議は慎重を期して参院選後に行う予定だ。
 遺族会は長年、分祀については「神社の判断」として触れてこなかったが、A級戦犯合祀を巡って世論が二分し、政治的騒動がやまないため、古賀氏が昨年、分祀論議を提起した。【野口武則】

他方、時代錯誤なのが↓このニュース。ある意味では、「A級戦犯合祀」に固執する勢力のなかのもっとも狂信的な部分が、ここまで追い詰められているということの現われだと言える。遺族のなかでも、東条元首相が合祀されたことについてはいろいろ意見もある。まして、孫娘が、なにか得意げにメディアなどに登場することへの反発は強い。下手すれば、石でも投げつけられる事態になりかねないと思うのだが。

東条元首相の孫、参院選出馬へ=A級戦犯の分祀反対訴える(時事通信)

東条元首相の孫、参院選出馬へ=A級戦犯の分祀反対訴える
[2007/05/07-20:27 時事通信]

 東条英機元首相の孫にあたる特定非営利活動法人(NPO法人)理事長の東条由布子氏(67)は7日、今夏の参院選に立候補する意向を表明した。靖国神社にまつられた東条元首相らA級戦犯の分祀(ぶんし)反対を訴える考え。無所属で東京選挙区か、新たに政党を結成した上で比例代表から出馬するかを検討しており、今週中に決定する。

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