東京都が5年ごとに実施する「福祉保健基礎調査」で、年収が500万円未満の世帯で過半数を超え、81年度の調査開始以来、過去最多となったことが明らかに。さらに年収300万円未満だけでも27.2%を占めています。
Daily Archives: 2007/05/17
今週の「九条の会」(5月16日まで)
全国各地の「九条の会」の活動を、インターネットのなかのニュースから拾い集めました。
- 平和憲法生かそう―高松で護憲団体が講演会(四国新聞 5/4)
- 憲法施行60年:市民団体が護憲訴え チラシ配布、署名集め――JR鳥取駅前/鳥取(毎日新聞 5/4)
- 長崎で「憲法さるく」、九条の会呼びかけ30人参加(読売新聞 5/5)
- 世界の胸に9条を 「条文Tシャツ」海外へ2000枚(朝日新聞 5/7)
- 世界・淡路九条の会高遠菜穂子さんを招いてイラク報告会を開催(JanJan 5/9)
- 懸念と期待、影響注視 投票法案参院特別委で可決(琉球新報 5/12)
- 揺らぐ平和の根幹 国民投票法成立(琉球新報 5/14)
- 国民投票法成立 各地で抗議行動(信濃毎日新聞 5/15)
- 国民投票法成立 「平和憲法改悪が狙い」 「改憲へ大きな一歩だ」 筑後地区の市民、賛否両論(西日本新聞 5/15)
- 国民投票法成立に被爆者危機感(長崎新聞 5/15)
- 国民投票法成立<上> 9条堅守へ『攻め』転換:試される憲法(東京新聞 5/15)
- 憲法フェスティバル:平和憲法の意味考えよう――19日、千代田/東京(毎日新聞 5/15)
- 国民投票法:成立 憲法改正に期待と不安 「九条を守る会」反対呼びかけ/和歌山(毎日新聞 5/15)
- 憲法9条:「守る」9割 ぬまづ憲法の会が街頭投票/静岡(毎日新聞 5/15)
- 改憲反対350人訴え/5・15県民集会(沖縄タイムス 5/16)
ネオコン論客が「9条改正で日本はアジア全体から孤立する」
ネオコンの論客として有名なフランシス・フクヤマ氏が、『週刊東洋経済』4/21号で、「ナショナリズムという日本の厄介な問題」と題して、安倍政権の憲法9条改正の動きにたいして、「日本が憲法9条の改正に踏み切れば、……日本は実質的にアジア全体から孤立することになるだろう」と批判。
フクヤマ氏は、靖国問題について、「靖国論争の本質は、靖国神社に合祀されている12人のA級戦犯にあるのではない。真の問題は、神社の隣にある軍事博物館の遊就館にあるのだ」とずばり指摘。遊就館の示す、“日本はアジアを解放しようとした”などという主張を批判。さらに、村山談話で「戦争に関する謝罪」はおこなったが、責任については「真剣な議論を行ってこなかった」として、「日本は太平洋戦争に対する自らの責任をまだ認めていない」と批判しています。
さらに、「ナショナリズムをめぐる、現在の日本の状況は、アメリカを困難な立場に立たせている」とも指摘し、冒頭に紹介したように、このまま日本が憲法9条の改正にふみこめば「日本はアジアから孤立する」ことになるので、「アメリカはより慎重になる必要がある」としています。