今週の「九条の会」(6月3日まで)

全国各地の「九条の会」の活動を、インターネットのニュースのなかから拾い集めました。

戦争体験記 「不戦を誓う99人の手記」 出版
[長野日報 更新:2007-5-19 6:01]

 戦争に反対する諏訪市などの住民有志でつくる「戦争はいやだ、平和を守ろう会」(飯田悦司会長)が募集した戦争体験記「不戦を誓う99人の手記」が完成し、出版された。戦闘体験のほか、銃後の暮らし、家族の死、空襲など悲惨な戦争の記憶をつづるとともに、平和の大切さを改めて訴えている。
 戦後60年を超え、戦争体験者が少なくなる中、戦争の記憶を風化させず、後世に伝えていこうと計画。昨年9月に募集を始め、諏訪市を中心に近隣市町村や東京などからも寄せられた。多くが高齢者で90歳以上の人も10人ほどおり、自分で書けない人には聞き取りを行った。
 「銃後」「空襲」「海外移民」「兵士の記録」「戦死せり」「国破れて」の6章で構成。沖縄や中国、南方での従軍、学徒動員、東京大空襲、兄や父の死など、体験者の生々しい記憶が記されている。そして、多くの筆者が日本の行く末を懸念。改憲の動きが強まっていることなどに危機感を抱いている。
 飯田会長(81)は「政府は戦争に向かって暴走を始めている。戦争体験者がいなくなることを考えると、何とか戦争の記録を残していかなければいけない。最後の叫び」と話していた。
 A5判、326ページ。表紙は「帰らざる兵士を見送る妻子」の版画、「戦争はいやだ平和を守ろう」の題字は「九条の会」発起人の1人で作家の澤地久枝さんに書いてもらった。諏訪市在住の報道写真家、石川文洋さんも寄稿、写真も掲載されている。
 長野日報社刊。2000円。27日午後1時半から、RAKO華乃井ホテルで出版記念会を開催。多くの参加を呼び掛けている。会費は3000円(本代含む)。

イラクの平和訴え高遠さん講演
[新潟日報 2007年5月20日]

 イラク支援活動を続けているボランティア活動家、高遠菜穂子さんの講演会が19日、上越市で開かれた。約200人の聴衆を前に、高遠さんは「命は大切。それは、どの人間も同じ」と、武力によらないイラク再建への思いを語った。
 高遠さんは、今も治安が回復しないイラク情勢を自身の経験を交えて説明。メディアが報じない現地の様子を、生々しい映像とともに紹介した。
 現在、取り組んでいる、イラクの学校や診療所などの再建プロジェクトにも触れ「建物を再建することで、肉親を失い、報復へと向かうイラク人の心の再建を目指したい」と話した。
 また、2004年にイラクで拘束された当時を振り返り、「無事解放されたのは丸腰だったから。武力行使をせず、対話をする。そのときの交渉能力が大切」と話した。
 講演会は「上越九条の会」が発足2周年を記念して開いた。会場から出た国民投票法成立の懸念に対し、高遠さんは「憲法9条のおかげで私たちは戦争に遭っていないが、実質的にイラク戦争にかかわっている」と話し、非暴力による活動の広がりを呼び掛けた。

九条の会京築:護憲運動拡大へ、品川さん招き記念講演――26日、行橋で/福岡
[5月21日13時1分配信 毎日新聞〔京築版〕]

 「九条の会京築」は26日午後6時、行橋市西宮市の福岡みやこ農協ホールで、元日本興亜損保社長で経済同友会終身幹事の品川正治さん(82)を講師に創立2周年記念講演会「戦争・人間そして憲法9条」を開く。国民投票法の成立を受け「世界に誇れる9条の改正を断固拒否しよう」と来場を呼びかけている。
 品川さんは中国への出兵経験を通じて「戦争を始めるのも人間なら、やめるのも人間」との人生訓を得たと言い、憲法を巡る集会や講演に積極的に出席し護憲を訴えている。今回の講演会は、財界出身の戦争体験者から護憲論を聞く機会をとらえ、現在1000人超の同会への賛同者をさらに増やすのが狙い。
 沖勝治事務局長は「改憲は国際貢献という名の下で米軍と一緒に戦争をする国になること。戦争をしないと誓った憲法9条を世界に広げよう」と話す。当日は500円のカンパ(大学生以下は無料)を呼びかける。問い合わせは中尾法律事務所。【降旗英峰】

憲法改正反対の声を高めようと、「九条の会」発足へ/相模原
[神奈川新聞 2007/05/23]

 国民投票法の成立など憲法改正に向けた法整備が進む中、相模原市で憲法改正反対の声を高めようと、「さがみはら九条の会」が発足する。市内で活動している地域や職場の「九条の会」が連携、6月16日に発足を記念した集いを相模原市民会館(同市中央3丁目)で開催する。
 相模原市内ではこれまで、各地域や職場単位で10団体ほどの「九条の会」が活動してきた。各団体の連絡や交流を深めるとともに、市全域を対象とした活動を展開する”母体”をつくる狙いで、各団体のメンバーが設立準備を進めてきた。
 「子どもたちに引き継ごう、戦争をしない国を」と題した集いでは、イラク支援ボランティアの高遠菜穂子さんと、在日コリアンで相模原市在住の作家朴(パク)慶(キョン)南(ナム)さんがそれぞれ講演。また各九条の会のメンバーによるリレートークも行われる。
 「さがみはら九条の会」準備会の世話人会事務局の鈴木忠夫さん(64)は「憲法改正の法整備が進められてしまっている今だからこそ、あらためて九条の重要性を学び直すきっかけにしてほしい」と参加を呼び掛けている。
 集いは午後1時15分からで、参加費500円。

「若い人も憲法考えよう」 九条の会・京築 2周年で26日講演会
[2007/05/23付 西日本新聞朝刊 2007年05月23日01時00分]

 草の根で護憲運動を展開し、創立2周年を迎えた「九条の会・京築」は26日午後6時から、経済界で憲法擁護を訴える品川正治・経済同友会終身幹事を招き、行橋市西宮市のJA福岡みやこで記念講演会を開く。参加自由、協力券500円。
 同会は、2005年4月に「戦争放棄を定めた憲法九条を守ろう」と340人で発足。会社員や主婦、住職ら中高年を中心に会員は1000人を超す。九条にちなみ、毎月9日に行橋駅前でビラを配り、護憲を訴えている。
 品川氏は自身の戦争体験から憲法九条擁護、戦争加担反対を説き、財界の良識と呼ばれている。
 同会事務局長の沖勝治・元苅田町長は「戦争体験者の話を聞き、みんなで憲法九条を考えたい」と話す。憲法改正へつながる国民投票法が成立したことに沖事務局長らは危機感を募らせており、「国民投票の実施まで3年間ある。投票権を持つようになる高校生にも護憲を訴えていきたい」と若者に運動を広めていく考えだ。

憲法研究会描いた映画「日本の青空」6月上映
[長崎新聞 2007年5月24日]

 連合国軍総司令部(GHQ)の憲法草案に影響を与えたとされる日本側の「要綱」を作った「憲法研究会」を描く映画「日本の青空」(2時間3分)が6月3日、長崎市内で上映される。
 憲法研究会は長崎市銀屋町生まれの社会統計学者、故高野岩三郎や憲法学者の故鈴木安蔵ら七人によって終戦後の1945年に発足。「憲法草案要綱」をまとめGHQに提出した。国民主権を尊重した内容で、GHQ民政局のラウエル中佐が「民主主義的で賛成できる」と評価、GHQ案に反映された点が多いという。
 映画は女優の田丸麻紀さん演じる雑誌記者が憲法成立に迫るストーリー。鈴木を俳優の高橋和也さん、高野を加藤剛さんが演じる。監督は映画人九条の会呼び掛け人の大澤豊さん。
 市民有志でつくる「同映画普及委員会」代表の大橋由紀子さんは「GHQ案以前に、現憲法に通じる優れた案があり『押しつけ』でないことを知ってほしい」と話している。上映は午前11時と午後2時の2回、長崎市茂里町の長崎ブリックホール国際会議場。前売り券は一般1200円。小、中学生は当日券だけで800円。問い合わせは県映画センター(電095-824-2974)。

ひろがる護憲の輪「変えるな9条! 葛飾憲法集会」
[JANJAN 2007/05/24]

 5月19日午後、JR亀有駅南口のかめあり・リリオホール(東京都葛飾区)で、「変えるな9条! 葛飾憲法集会」が開かれました。明治大学の山田朗さんを講師に迎え、「アジアの平和と日本国憲法9条」の講演が行なわれました。

英、仏、日などですすむ軍拡

 山田朗さんは、軍事史や軍部の専門家らしく、まず、自衛隊の世界ランキングを語りました。(以下、山田さんのお話の要約と、筆者の補足などです)
 陸上自衛隊は、戦費でみると世界第2位から4位に移動しました。しかしこれは、イラク戦争でイギリスが軍拡に走ったことと、それにつられてフランスも軍拡に走った結果なのです。自衛隊で問題なのは、百歩譲ったとして専守防衛に似つかわしくない戦力増強に走っていることです。
 海上自衛隊の保有総トン数44.6万トンは、米露中英に次ぐ世界第5位の海軍力です。旧型艦の更新という理由で予算を獲得し、艦船の大型化を図ってきました。冷戦時代に肥大化した対潜水艦戦能力の戦力・対潜哨戒機P3Cや護衛艦といわれる駆逐艦群の過剰保有や、湾岸戦争以後に拡大した遠征海外展開能力を、今後いったいどうするのでしょうか?
 空母を持たない日本に出現したイージス艦群、これで駆逐艦なのかという総トン数の拡大化、長距離輸送能力、武器弾薬燃料の補給体制の強化、米軍再編と共に進む自衛隊の再編化、などなども問題です。これらは、日本国憲法の第9条に抵触する違反行為であり、既成事実が着々と、しかも公然と実施されています。

「北」は本当に脅威なのか

 朝鮮半島の北の軍事パレートを見るとき、気づくことがあります。軍事パレードは常に上空を映し出していません。戦闘機や戦闘ヘリなど、あるべき航空戦力をテレビは映し出していません。「北の脅威」が言われますが、極端な燃料不足から軍用機を飛ばすことができないのだと思います。
 また昨年、北朝鮮の核実験成功が報道され、プルトニウム型の核爆弾の保有は確実視されています。がしかし、ミサイルに搭載できる小型の核弾頭開発には時間がかかると見ています。(なお、筆者(宮内)は、核実験場が火山地帯であることから、大規模な地殻変動もないこと、放射性物質の確認の遅さやアメリカの発表と北の発表しかないことから、実験成功も疑っています)
 さらに、ミサイルの脅威が言われていますが、ノドンミサイルやテポドンミサイルの性能や実践配備も確認されていません。

改憲と解釈変更の恐ろしさ

 さて、これまで、憲法9条が果たしてきた役割は、戦争放棄、戦力の不保持、交戦権否認の原則が刻まれて、軍備拡張を海外での戦闘行為を、国にさせないで来たことです。
 朝鮮戦争のとき、日本の治安維持と再軍備に際して、GHQすなわちアメリカ本国の意向と旧軍関係者(職業軍人)の再軍備への思惑が一致しました。警察予備隊は、まだ再軍備とはいえない規模でしたが、旧軍関係者が募集に応じています。さらに保安隊へ昇格したことで、再軍備につながりました。
 内閣法制局などによる自衛権の解釈限定、個別的自衛権を容認しても、集団的自衛権までは容認しない論者もいます。日本は、軍事同盟に他ならない日米同盟、安保条約と第9条との矛盾を抱えてきました。だから改憲が必要であり、改憲は時間がかかるから集団自衛権の解釈変更を探る有識者会議が招集されました。問題視しています。

戦力不保持の重み

 小泉首相が出てくるまで、警察予備隊、保安隊、自衛隊はいずれも「戦力=軍隊ではない」とされてきました。戦力とは「自衛のための最小限度を超えるもの」とされ、自衛隊の任務は「専守防衛である」とされてきて、戦力でないことによる制約を受けてきました。
 武器の質、量、使用法、製造、販売に一定の制約が生じ、核兵器、長距離ミサイル、長距離爆撃機、攻撃型空母などは保有が困難という一般的な解釈を生みました。ただし、言葉によるごまかし、戦車を特車と呼ばせたり、支援戦闘機などの独特の兵器を生みました。「ヘリ搭載護衛艦」は、明らかにヘリ空母であるにも拘らず、護衛艦と名乗らせています。
 しかし、軍隊でないことの制約は受けてきましたし、隊員募集への制約を受けてきました。今では堂々と町内会の掲示板に、隊員募集が張られていますし、高校生に対する募集案内も学校内で配られています。
 また、海外派兵に対しては制約を受けて、PKOやPKFへの派遣が制限されてきました。カンボジアや今回のイラク派兵に際しても、携行武器の選定の問題がありました。また組織は、軍事機密に関して検閲、言論統制はありますが、軍事法廷がないこと、憲兵の不在があげられました。
 講演は最後に、朝鮮半島、対中国情勢の悪化など、現実を直視する必要を強調しました。情報戦、心理戦に騙されないこと、軍事をコントロール力量を市民が身につけることが必要だと、山田朗さんは語りました。

9条の重要性は高まっている

 講演を通じて、憲法改正へのキャンペーンにあらゆる場面で反論して行くべきこと、軍創設による軍の論理が登場する問題点を指摘して反論していくこと、日本がアジアの軍縮を先導するためにも「9条」の重要性がますます高まっていること、などが確認されました。
 講演後は、その堅苦しさを緩めるため、元ニュースペーパーの松元ヒロさんのコントが面白おかしく展開されました。いつもの風刺の効いたコントと、最後の「日本国憲法君」になりきった「前文暗唱」は、圧巻でした。
 その後、会場からの質問に山田さんが答え、その後葛飾区内で活動している医療生協の人たち、金町九条の会の人たちからの発言を受けて集会は終わり、あとでスタッフや参加者たちとの懇親会が開かれました。

護憲の輪の広がり

 葛飾の憲法集会は当初、1999年の周辺事態法や国旗国家法が制定されていく中で、危機感を持った市民が集まってできた「戦争協力にNO!葛飾ネットワーク」が単独で開いていました。詩人の石川逸子さんや、故・遠藤弁護士なども呼びかけ人に加わっていました。勉強会やデモも区内で行なったりしてきました。
 しかし、活動方針の違いや、各地の集会に参加していく中で、葛飾区内での活動は先細りを見せていたのです。そんな中で、共産党の活動に疑問を持った人たちとこの会の有志との出逢いが、新たな運動の地平を広げるきっかけを作りました。それが「葛飾ピースウェーブ」です。“ピースウェーブ”の第1回は、葛飾の立石地区センターで開かれました。イラク戦争と日本政府の対応がテーマです。“ピースウェーブは、夏の青戸平和公園からの、イラク戦争反対デモへとつながりました。集まった顔ぶれは他の地区ではほとんどありえない陣形でした。

小異を捨てずに大同につこう!

 こうして、小異どころか主張も行動パターンの違うメンバーが一堂に会しました。目的は一つ、日本を再び戦争のできる国、普通の国にしない、日本国憲法第9条改悪を許さないこと、その声を葛飾から発信していくこと。
 国鉄闘争支援葛飾協議会が主催した映画会が開いたり、報道カメラマンの何人かを葛飾区に呼んで、イラク戦争を告発する集会を開いてきました。また、9条の会事務局長の小森さんにも講演をしてもらいました。さらに、社会教育館公開講座を利用して、経済同友会の品川さんや、東京大空襲の作者の早乙女さんなどを講師に迎えて平和学集会を開いたりしました。
 5月19日、残念ながらリリオホールを満席にすることはできませんでしたが、護憲の連帯の輪は東京・葛飾で、確実に拡がっているように思います。(宮内秀忠)

「教え子を戦場に送らない」 教職員九条の会結成
[琉球新報 5/28 16:03]

 現職・退職教員の有志が憲法9条の重要性を訴えようと27日、「沖縄・教職員9条の会」を結成した。那覇市の那覇教育会館で開かれた結成の集いには約80人が参加。「教え子を戦場に送らないために9条を守らなくては」との決意を固めた。
 集いでは代表世話人の福地曠昭さん(1フィート運動の会代表)が「教育基本法改正や教科書検定など教育を取り巻く環境が厳しくなってきている。教育の場から改憲反対を訴えていこう」と開会宣言した。
 同会の結成を祝い、県内で既に活動している9条の会の代表らも駆け付けた。大学人9条の会沖縄の高良鉄美代表は「憲法は三線と一緒で、平和主義、基本的人権の尊重、国民主権という3本の重要な弦がある。どれが切れてもいい演奏ができなくなる。9条を守るために沖縄から声を上げていこう」と呼び掛けた。
 沖縄女性9条の会の上原智子事務局長は「改憲手続きを決めた国民投票法が成立し、わたしたちが1票を投じる日が近づいてきている。一人一人が『9条がなければどうなるのか』と考える場を9条の会で提供してほしい」と述べた。
 その後、加藤裕弁護士が「かがやく憲法9条」と題して講演し、9条の果たしてきた役割について語った。

講演会:国民投票法考える 9条の会が集い――高松で/香川
[5月28日16時0分配信 毎日新聞]

 今月14日に成立した憲法改正の手続きを定める国民投票法について学ぼうと、県内の教諭らでつくる「9条の会かがわ」が27日、高松市西宝町2のミューズホールで講演会「改憲手続法を告訴する!」を開いた。【南文枝】
 講演会には、市民ら約280人が参加。高知県土佐清水市の「とさしみず九条の会」の上杉利則代表(79)らが、同会が進める憲法9条を守るための署名活動を紹介。24日現在で、同市の有権者数(約1万5300人)の過半数の8073人の署名を集めたことを挙げ、「永田町と国民の間に(9条に対する意識に)大きなずれがある。今後も多くの署名を集めていきたい」などと話した。
 次いで、「こうち9条の会」の谷脇和仁事務局長(52)が国民投票法の問題点について解説。最低投票率が定められていないことを「投票結果が成立する要件がないのと同じこと。民主主義のルールとして入れるべきだった」などと指摘した。
 また、最近の新聞の世論調査で「憲法改正は必要だが、9条は変えないほうがよい」と答える傾向が強いとし、「国民投票で過半数を取り、改正を阻止できるよう知恵を出し合っていこう」と呼びかけた。

九条の会・ちばけん:県内270団体で発足 千葉でつどい/千葉
[5月28日14時2分配信 毎日新聞]

 憲法九条の改正阻止に向けた活動に取り組んでいる県内の270団体が集まり「九条の会・ちばけん」(野口宏・事務局長)が発足し、27日に千葉市内で発足のつどいが開かれた。作家・早乙女勝元さん(75)による記念講演などがあり、約320人が詰めかけた。
 九条の会は、04年6月に作家の大江健三郎さんや井上ひさしさんらが結成。その後、反響を呼んで全国で6000以上の九条の会ができ、県内でも05年に準備会が作られて活動の輪が広がってきた。
 この日、早乙女さんは講演で憲法九条の大切さを訴えたほか、事務局から憲法改正問題を巡る情勢報告が行われた。同会は今後、県内各地域の関連団体と協力しながら大規模集会などを開いて、九条改正の阻止に向けた運動に取り組むという。
 野口事務局長は「県民の多数の人に平和憲法を守る運動に参加してもらえるよう、一生懸命やっていきたい」と話していた。【袴田貴行】

支局長からの手紙:古志原発、憲法九条/島根
[5月28日13時1分配信 毎日新聞]

 ――日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
 ――前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
 よくご存じでしょう。日本国憲法第九条です。
 04年6月、井上ひさしさん▽梅原猛さん▽大江健三郎さん▽奥平康弘さん▽小田実さん▽加藤周一さん▽澤地久枝さん▽鶴見俊輔さん▽三木睦子さんが「憲法九条を激動する世界に輝かせよう」と呼びかけ、「九条の会」をつくりました。「憲法九条を外交の基本にすえる大切さがはっきりしてきた。“改憲”の企てを阻むため、一人ひとりができるあらゆる努力を始めよう」とアピール。賛同する九条の会が全国に誕生し、今では6000を超えています。
 島根では04年末に発足した「古志原九条の会」が第1号です。松江市古志原界わいに住んでいる人たちが集まって誕生しました。会員制でもなく、会則もありません。思想信条や政治的立場を越え、「九条を守ろう」というアピールに賛同する署名活動を続けています。
 事務局を務める飯塚伸さん(41)は「身近な町内会や公民館単位でつくった方が知ってもらいやすいし、地に足がついた活動を続けることができます」と言います。主な活動は大型スーパー前で毎月1日と21日に賛同署名を集めること。「1日と21日にしたのはスーパーが大売り出しの日だから」とか。「頑張ってるね」と声をかけてもらうことも増えました。肩ひじ張らないスタイルが少しずつ浸透しているようです。
 20年前には考えられなかった自衛隊の海外派遣が、今や普通のこと。国民投票法が成立し、憲法改正が現実のものになりました。憲法九条に無関心ではいられません。
 県内の九条の会は、現在約50。飯塚さんは「従来の平和・護憲運動とは違う形が求められているようです。特定の組織でなくてもだれでもできることが大切」と言います。
 日本国憲法が施行された60年前、当時の人たちは後世に何を託そうとしたのでしょうか。「九条の会」アピールを読みながら、今一度考えてみませんか。【松江支局長・松本泉】

「憲法を護り、生かそう」坂本修弁護士が講演=茨城・龍ヶ崎市
[livedoorニュース 2007年05月30日06時46分]

 【PJ 2007年05月30日】? 日本国憲法第9条の擁護を訴える「9条の会」のアピールを広める、市民団体「9条の会アピールを広める会・竜ヶ崎」の設立1周年を迎えた27日、茨城県龍ヶ崎市馴柴の馴柴公民館で、自由法曹団団長を務めた坂本修弁護士を講師に「どうするの?私たちの憲法を」と題した講演会を行い、約50人が参加した。
 坂本弁護士は「日本国憲法は『立憲主義の憲法』で、国家の手を国民のために縛るルール」として「国民主権、恒久平和主義、基本的人権の尊重」の3点を特徴に挙げた。また「非武装・非戦の平和主義の理念」を憲法が掲げていることに触れ、「この理念こそが世界が求めている理念だ。大きな国で外国に行って人を殺さなかったのは日本だけだ」と、海外で自衛隊が他国民を殺害しなかった実績を評価した。
 憲法についての様々な批判については「『押し付けられた』というが、原点は日本の学者の草案をベースにしてGHQが作成した。当時の支配層から見れば『押し付け』だが、国民は歓迎した」と語った。また「『憲法は死文化している』という批判については、最後の歯止めとして憲法が機能している」と、憲法が様々な場面で活用されている点を挙げた。そして「本当にこの憲法を、本当に生かしたい」「憲法は将来の『設計図』」と、憲法で保障されている生存権、労働三権が実社会でさらに充実されるよう希望した。
 自民党の憲法改正の動きについては「憲法の『リフォーム』ではなく『壊して建て替え』」と指摘。「米国と一緒に戦争のできる国にする、基本的人権を『国家が認める範囲』に縮める、弱肉強食・搾り取り自由自在の国家」と、自民党新憲法草案の内容を厳しく批判した。
 講演後の質疑応答で、「若者の間で憲法改正に賛成する動きがある。背景には「反戦平和」を口にする団塊世代のせいで、就職氷河期に就職ができずにフリーターになり、年金まで負担させられているので、憲法改正に賛成するのでは」という質問に対し、「かつて、昭和恐慌の時に農民たちが『バッサリ戦争をやっちゃおう』と言った。一番被害を受けている人(フリーター、ワーキングプアなどの低所得者)が石原慎太郎を支持している。生活者に根ざした(憲法を護り、生かす)運動を進めていく必要がある。(将来への希望が持てずに憲法改正に走る)若者の問題は考えるべき」と、若者への一層の呼びかけを訴えた。【了】

大江さん、今をどう生きるか語る 龍大法学部40周年記念し講演
[京都新聞 2007年6月2日]

 龍谷大法学部の創設40周年を記念した講演会が2日、京都市伏見区の同大学深草学舎で開かれ、ノーベル文学賞受賞作家の大江健三郎さんが学生らに向け、学生時代の体験や「知識人」との交流を紹介しながら、今をどのように生きるかなどについて語った。
 講演会は、日本国憲法の精神に立脚して研究活動を続けている同大学法学部が、「九条の会」で活動している大江さんに講演を依頼し、開催した。
 講演会には、学生や市民約2000人が参加、多くはモニター中継を通して聞いた。大江さんは、パレスチナ出身の思想家故エドワード・サイード氏との交流などを紹介。困難に直面する社会に対する知識人の姿勢などについて語った。
 続いて、フランスの詩人ポール・ヴァレリーの言葉を引用しながら「『今を生きる』ことは、過去が混じり合った『現在』で、未来に向けての準備をすること。学生たちにこの言葉を贈りたい」と述べた。この後、学生の質問に「今取り組んでいる勉強をやり続けてほしい」などと答えた。

憲法守る決意 強くアピール/「9条の会・首里」1周年
[沖縄タイムス 2007年6月3日]

 九条の会・首里(代表世話人・垣花豊順弁護士ら)は2日、那覇市の首里農協ホールで1周年記念集会を開いた。約90人が出席し、「平和を守り抜くことを強く訴える」とするアピール文を採択、決意を示した。
 集いでは映画「戦争をしない国日本」の上映後、奈良市在住の岡谷よし子さん(54)が「平和のためにできること」と題し報告。昨年四月、平和美術展を開催し平和を訴える美術品を募集した活動を説明、「平和の大切さに気づいてもらえる展覧会だった」と話した。
 代表世話人の垣花さんは「今後もあらゆる機会に手を取り合い、息の長い活動をして行こう」と呼び掛けた。

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