偽装請負で労災 裁判で派遣先企業に補償求める

大手食品会社の工場で清掃業務を請け負った会社の従業員として仕事中に大けがをした女性が、「実際には偽装請負だった」として、派遣先企業に補償を求めて提訴。食品会社側も、偽装請負だったことを認めているとのこと。

偽装請負で労災 派遣先提訴へ(NHKニュース)

偽装請負で労災 派遣先提訴へ
[NHKニュース 6月14日 6時4分]

 大手食品会社の大阪の工場で清掃業務を請け負った会社の社員として仕事中に大けがをした女性が、「実際には工場の指示で働いていたいわゆる『偽装請負』だったため、けがを補償する責任は食品会社側にある」として、1200万円余りの損害賠償を求める訴えを14日に起こします。
 訴えを起こすのは、東京・中央区に本社がある大手食品会社の大阪・此花区の工場で働いていた大阪市に住む34歳の女性です。この女性は、工場の清掃業務を請け負った会社の社員として工場で働いていましたが、おととし2月、仕事中に機械に手を挟まれて大けがをし、手首が曲がらなくなる後遺症が残りました。女性は「形の上では業務の請負だったが、ふだんから工場の指示で働いていた『偽装請負』だったため、直接の雇用関係がなくてもけがを補償する責任は食品会社側にある」として、大手食品会社と子会社など3社に対して1200万円余りの損害賠償を求める訴えを14日に大阪地方裁判所に起こすことにしています。
 偽装請負を理由に、雇用関係がない企業に労災事故の補償を求める裁判は珍しいということで、女性側の弁護士は「裁判を通じて責任の所在を明らかにしていきたい」と話しています。一方、大手食品会社は「偽装請負だったことは事実で、去年4月に子会社が直接雇用するよう改めた。訴えの内容を見て対応していきたい」と話しています。

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