社会にとって健全でないというのなら、解決策を示すのが政治の責任

「青少年白書」を確認してから記事をアップしようと思っていたのですが、今日になっても概要がアップされただけで、ちっとも読めないので、仕方なく、ニュースだけでアップします。(^^;)

「社会的自立が困難な若者が多い状況は社会全体にとっても健全とは言えない」のであれば、それにたいする政治の責任を明確にするのが第一歩です。

フリーター多数「社会に不健全」 いじめ、虐待も憂慮 青少年白書(東京新聞)

概要版をみるかぎり、国の施策として強調されているのは、「キャリア教育」の推進のみ。で、この「キャリア教育」ってなにかと思ったら、それは、「『望ましい職業観・勤労観及び職業に関する知識や技能を身に付けさせるとともに、自己の個性を理解し、主体的に進路を選択する能力・態度を育てる』教育」のことだというのです。

つまり、若者がフリーターになったりしているのは、「望ましい職業観・勤労観」あるいは「職業に関する知識や技能」を身につけていないから、ということです。「主体的に進路を選択する能力・態度」を育てるというのも、要するに、フリーターになるのは若者が悪いと、その責任を全部若者に押しつけているのです。

もちろん、若者にあった職業教育を充実させることは重要ですが、企業に正規雇用を求める努力を棚上げして、「主体的」な努力だけを求めても問題は解決しません。

フリーター多数「社会に不健全」 いじめ、虐待も憂慮 青少年白書
[東京新聞 2007年6月29日 夕刊]

 高市早苗少子化担当相は29日午前の閣議で2007年版「青少年の現状と施策」(青少年白書)を報告した。白書は、学校に行かず仕事も職業訓練もしないニートが06年平均で62万人、フリーターが187万人に上るなど依然高水準が続いている現状を踏まえ「社会的自立が困難な若者が多い状況は社会全体にとっても健全とは言えない」と問題視している。
 若者の就職状況に関して白書は、03年3月の新卒者の3年以内の離職率が中卒70.4%、高卒49.3%、大卒35.7%と高く、中、高、大の順に「七五三現象」として定着しつつある実態を明記。職業観を身に付けて主体的に進路を選択する能力を育てる「キャリア教育」強化の必要性を強調した。
 このほか児童相談所が受けた児童虐待の相談件数が05年度は過去最高の3万4472件とする厚生労働省の統計に基づき「社会全体で早急に解決すべき重要な課題だ」と警告した。
 いじめ問題に関し、06年に全国の警察が摘発・補導した小中高生の事件のうち、いじめが関係していた事例が前年比41%増、いじめ関連で摘発・補導した人数も41%増とする警察庁の調査結果を明示。
 「学校生活をめぐって、いじめ、暴力行為といった児童生徒の問題行動が憂慮すべき状況にあり、極めて重要な課題だ」と指摘した。
 子どもを有害情報から守るために、違法な情報の監視やインターネットカフェへの対応、有害サイトの閲覧が制限できるフィルタリング(情報選別)の周知など有効な対策が必要だとした。

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