パキスタンで 軍が神学校に突入

パキスタン軍が、イスラム原理主義の立場に立つ武装神学生らが籠城する神学校に突入。

この事件でムシャラフ政権を軍事政権、独裁政権と非難するのは簡単だけれども、これでもし同政権が倒れて、パキスタンにも原理主義政権が誕生したら、中東地域はもはや手がつけられなくなることは明らか。アメリカの中東政策は完全に破綻します。それだけでなく、下手をすれば、ふたたび印パ戦争勃発、ということになると、今度は両国とも核保有国。核ミサイルを撃ち合うことにもなるかも知れません。

もちろん、だからといって、何をやってもいい、ということにはならないのですが…。

パキスタン軍 モスクに突入、制圧 神学生側40人死亡:国際(東京新聞)

パキスタン軍 モスクに突入、制圧 神学生側40人死亡
[東京新聞 2007年7月10日 夕刊]

 【バンコク=平田浩二】パキスタンからの報道によると、首都イスラマバードのモスク(イスラム教礼拝所)「ラル・マスジード」などに武装神学生らが籠城(ろうじょう)している事件で、治安部隊は10日午前4時(日本時間同8時)すぎ、モスクに強行突入し、銃撃戦となり、双方に少なくとも43人の死者が出た。イスラム神学校(マドラサ)の神学生と治安部隊との銃撃戦発生から8日目、重大局面を迎えた。
 突入から約四時間後、パキスタン軍報道官は、「戦闘は終結した」と述べ、施設の完全制圧を示唆した。
 ロイター通信などによると治安部隊側の3人が死亡、15人がけが。神学生側も40人が死亡した。
 治安部隊はモスク施設に三方向から突入。学生側も応戦し何度も大きな爆発音が響いた。AFP通信によると、モスクから子供約20人が脱出したが、依然、数百人の女性や子供が「人間の盾」になっていたとされ、死傷者がさらに増える恐れもある。
 ムシャラフ大統領は「降伏しなければ殺害する」と警告し、治安部隊の強行突入を許可。9日午後から最大与党イスラム教徒連盟総裁のフサイン前首相らを交渉役に11時間にわたる最終の説得工作を試みた。ガジ師の処遇を自宅軟禁にとどめることを条件に投降と人質解放を要求したが、ガジ師が拒否したため、強制排除に踏み切った。ガジ師は地元テレビ局を通じて「大量虐殺だ」と政府を厳しく非難した。
 学生らは3日、モスク周辺を警戒していた警官を襲撃、銃撃戦となった。その後、治安部隊と籠城する武装学生との間で断続的に銃撃戦が続いた。政府によると、9日までに計24人が死亡した。

 <メモ> ラル・マスジード パキスタンの首都イスラマバード中心部にあるモスク(イスラム教礼拝所)。ウルドゥー語で「赤いモスク」を意味する。1960年代に建てられた。隣接するイスラム神学校(マドラサ)の神学生らが、偶像崇拝に当たるとして音楽や映画の禁止を求め、売春に関与したとされる中国人を拉致するなど過激な行動を繰り返してきた。学生には、アフガニスタンとの国境地帯の出身者が多い。タリバンやパキスタン軍の情報機関と密接な関係にあるとされる。(共同)

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