塩崎官房長官事務職員「使い込み」問題の背景に「しんぶん赤旗」の追及あり

内閣改造で当初は横滑りも噂された塩崎恭久官房長官ですが、政治資金の二重計上が明らかになり、閣僚メンバーから外され、事実上更迭されてしまいました。

塩崎氏事務所職員が流用 政治資金630万円(中日新聞)

ところで、事務職員が自民党愛媛県第1選挙区支部の政治資金630万円を使い込んでいたというこの事件。6月20日に塩崎事務所が公表したものですが、実は、この事件発覚の背景には、日本共産党の発行する「しんぶん赤旗」の追及があったことが8月26日付の同紙日曜版で明らかになりました。

同紙によれば、日曜版編集部は8月10日付で塩崎事務所宛に二重計上についての質問状を送るとともに、証拠の領収書を入手するために情報公開請求をおこなったそうです。その結果、愛媛県選管から問題の領収書が公開されたのが20日で、ごまかしきれなくなった塩崎事務所は、問題を「しんぶん赤旗」が取り上げる前に、みずから記者発表せざるを得なくなった、というのです。

これが偶然の一致だとは思えません。取材の過程では、赤旗記者が塩崎官房長官の政策秘書の携帯に電話すると、秘書が「電波が悪くて…。こちらからかけ直しますので。電波が!」といって突然電話がきれてしまうという、マンガのようなやりとりもあったそうです。(^_^;) そうとう追い詰められていたことは間違いありません。

塩崎氏事務所職員が流用 政治資金630万円
[中日新聞 2007年8月20日 夕刊]

 塩崎恭久官房長官の事務所職員が自民党愛媛県第一選挙区支部の政治資金約六百三十万円を私的に流用し、その隠ぺい工作のため二〇〇五年の選挙運動費用収支報告書に添付していた領収書の一部を同年の政治資金収支報告書に二重添付していたことが二十日分かった。塩崎事務所が公表した。
 政治資金をめぐる領収書の二重添付は、先に更迭された赤城徳彦前農相が、選挙区支部と自身の関連政治団体の間で郵便発送費を二重計上するために行っていたことが先月末に判明し、世論の批判を浴びたばかり。その際に塩崎氏は「収支報告は的確に行われるのが当然」と苦言を呈していただけに、事務所職員の不正行為とはいえ管理責任を問われるのは必至だ。
 塩崎氏側は二十日、愛媛県選挙管理委員会に対し、〇五年の政治資金収支報告書を訂正。また十九日付でこの職員を懲戒解雇し、今後、刑事告訴を含め法的責任の追及を検討するとしている。これに関連し塩崎事務所は「このような事態が起きたことを、国民の皆さまに深くおわびし、速やかに実効的な再発防止策を実施していく」とコメントしている。
 二十七日に予定される内閣改造に向け、自民党内には「お友達内閣」の象徴とされる塩崎氏の交代を求める声も強い。今回の政治とカネをめぐる問題は塩崎氏には痛い失点となりそうだ。

ということで、そんなふうに思って想像力をたくましくしてみると、事務職員による「私的流用」というのも、記者発表のための口実、という可能性もあります。とりあえず懲戒解雇はしたものの、ホントに刑事告訴するのかどうか、しっかり後追いが必要です。

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