政治資金を「ルーズにやっていた」では困るんですが…

安倍改造内閣は、「政治とカネ」の問題で引き続き御難続きのようです。

高村防衛相は、支部から高村氏本人への「寄付」とされていた900万円が、「費目の付け間違い」で、ほんとうは「組織活動費」だったというもの。しかし、単純なミスというけれど、記載は1回だけのことではなく4月と12月の2回。2回とも、たまたま偶然ミスをした、というのは出来過ぎた話のようにも思えるのですが。

他方、鴨下環境相のケースは、資金管理団体が鴨下氏から借金したことになっているのに、鴨下氏の資産報告書では貸したことになっていないという怪。しかも鴨下氏は、記者の質問に答えて、「寄付や貸付はルーズにやっていた」と発言。しかし、1000万円の金がどこから入ったのか「ルーズ」じゃ困るんですが…。

高村氏の場合も、「組織活動費」といっても、その900万円を高村氏が何に使ったか領収書があるわけじゃないので、実際どう使われたかは不明です。その意味で、議員にお金を渡したらそれっきりという点では、寄付も組織活動費も同じ――だからこそ、事務方が寄付と間違えたのでは? というのは勘繰りすぎでしょうか。

高村防衛相、収支報告書の費目訂正 05年の900万円(朝日新聞)
鴨下環境相の資金団体、借入金800万円食い違い(日経新聞)

高村防衛相、収支報告書の費目訂正 05年の900万円
[asahi.com 2007年09月04日12時21分]

 高村防衛相は4日、自らが支部長を務める自民党山口県第1選挙区支部の05年政治資金収支報告書で、高村氏への寄付として計上していた計900万円の支出について、実際には支部が、高村氏の政治活動のために支出していたとして、8月29日付で費目を寄付から政治活動費に訂正したことを明らかにした。
 高村氏によると、訂正した支出は05年4月18日の400万円と同年12月5日の500万円で、いずれも高村氏への寄付としていた。高村氏は記者団に「政治活動費として支部から受け取っていたが、報告の時に間違って寄付とした事務的なミス」と説明した。

鴨下一郎環境相の資金管理団体の政治資金収支報告書で、1000万円と記載されている鴨下氏本人からの借入金が、借入時の報告書では200万円であったことが判明。他方で、鴨下氏本人の資産報告書では貸付残高はゼロ。

もし資産報告書どおり鴨下氏が貸し付けていないのだとしたら、この1000万円の出所はどこ? 「ルーズにやっていた」では困るんですが。

鴨下環境相の資金団体、借入金800万円食い違い
[NIKKEI NET 2007/09/05 12:07]

 鴨下一郎環境相(衆院東京13区)の資金管理団体の政治資金収支報告書に1000万円と記載されている借入金が、借入時の報告書では200万円とされていることが5日、分かった。
 借入先は環境相本人となっているが、国会議員が衆院議長に提出する「資産等報告書」では環境相の貸付残高はゼロ。800万円に上る差額について、環境相は同日午前、記者団に「寄付や貸与についてはルーズにやっていた面がある。事実関係を把握していなかったので、精査したうえで正式に記者会見を開きたい」などと話した。
 環境相の資金管理団体(現・政策パラダイム研究会)が東京都選挙管理委員会に届け出た収支報告書の「資産等」の項目には、1998-2005年の間、環境相個人からの借入金1000万円が毎年記載されている。ところが、借り入れが行われたとされる96年の収支報告書の「収入」の欄に記載された金額は200万円。05年12月に衆院議長に提出した資産等報告書では環境相の「貸付残高」はゼロとなっている。

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