インターネットが子どもに与える影響

シマンテックが、インターネットの影響について国際調査。ニュースでは、一括して「子どもの危険」を強調していますが、子細に眺めると、いろいろ違いがあるようです。

「親に許されないようなことをネットで行っている」世界で5人に1人の子どもが回答【シマンテック・オンライン生活調査】(MarkeZine)
シマンテック、日本の親は子どもの危機に鈍感! ネット利用の国際比較調査(朝日新聞)

これ↓がシマンテックが発表した調査結果(邦訳概要)
【ノートン・オンライン生活レポート 第1 号 主な調査結果】←PDFファイルが開きます。

「親に許されないようなことをネットで行っている」世界で5人に1人の子どもが回答【シマンテック・オンライン生活調査】
[MarkeZine編集部 2008年02月25日 12:30]

 子どもたちがインターネットで何をしているのか? シマンテックが世界8か国で行った調査によると、インターネットで子供が危険にあう可能性について、過小評価している親が多いことがわかった。

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 シマンテック コーポレーションは、世界8か国(米国、イギリス、オーストラリア、ドイツ、フランス、ブラジル、中国、日本)における成人/子どものオンラインライフスタイルを総合的にとらえた「ノートン・オンライン生活レポート」を発行した。この調査は、ひと月に1時間以上インターネットを利用する18歳以上の成人4,687人と、8?17歳の子ども2,717 人を対象に行われ、各国の成人/子どもユーザー数を反映するよう、必要に応じて重みづけされている。

オンラインでの社交・娯楽活動の一般化

 オンラインでの社交活動については、「インターネットで友人を作った経験がある」と回答した成人の割合は、中国が84%と最も高く、ブラジル77%、オーストラリア54%、米国45%、ドイツ45%、イギリス42%、日本38%、フランス31%と続いている。そのうち、「ネットでの友人がオフラインでの友人になったことがある」と答えた人は、6?8割にのぼっている。この各国別の傾向は子どもにも見られ、中国の子どもユーザーのうち、88%がオンラインで友人を作った経験があると回答。ブラジル74%、米国35%、イギリス44%、オーストラリア44%、フランス32%、ドイツ31%、日本20%と続いている。
 オンラインゲームの人気は非常に高く、米国では成人ユーザーの約4分の3(74%)、子どもユーザーでは9割以上(96%)が、中国では成人/子どもともほぼ全員(95%/99%)がオンラインゲームで遊んでいる。音楽の楽曲ダウンロードの利用が最も高いのは中国とブラジルでいずれも8?9割が利用。動画共有サイトの利用は、米国の成人ユーザーの約3分の2(66%)、子どもユーザーの7割(70%)に達している。
 また、8か国すべてにおける成人ユーザーの3分の1 以上が、アダルトサイトやポルノサイトを閲覧。ブラジル55%、中国51%、フランス46%、米国38%、日本37%、オーストラリア36%、イギリス35%、ドイツ35%となっている。
 子どものインターネット利用はオンラインゲームなどの娯楽だけではなく、学校の調べものによって日常化している。学校での調べものにインターネットを利用する割合は、米国、ドイツ、フランス、中国の子どもユーザーは9割以上に達しているのに対して、日本では77%と、8か国中最も低い結果となっている。

親の大部分は子どもへの脅威を「過小評価」

 同社は世界規模での調査で判明したショッキングな結果のひとつとして、親が考えている子どものオンライン行動と、調査の回答に見られる子どもの実際の行動との間に差があることを指摘。子どもの約5人に1人が、「親が知ったら許さないと思うようなことをネットで行っている」と認めている
 大部分の親は、「子どもがインターネットを使うと、大人が使う場合より安全度が低い」という認識を持っているものの、知らない人から接触を受けたり、いたずらに会う頻度について、親が過少評価する傾向も見られる。危険を認識していない親が多いのは、米国、イギリス、フランスの3か国。そのうち米国の親にたずねると、「自分の子どもがインターネットで知らない人から接触を受けた」という回答は6%にすぎないのに対し、米国の子どもに聞くと「インターネットで知らない人から接触を受けた」という回答は16%あったという。また、「保護者機能」の設定など具体的な対策を取っている親は、米国48%、オーストラリア40%、中国39%、イギリス37%、フランス32%、ブラジル32%、ドイツ23%、日本5%となり、日本は最低の数字となっている。
 しかし、子どもがインターネットで何をしているかを親子間で話している家庭の割合は決して低いわけではなく、中国71%、オーストラリア59%、ブラジル59%、米国50%、ドイツ45%、イギリス44%、フランス54%、日本22%となっている。しかし、同社はこれがインターネットにおける子どもの安全性に対する過信につながっている可能性があると指摘している。

シマンテック、日本の親は子どもの危機に鈍感! ネット利用の国際比較調査
[asahi.com 2008年02月22日]

 シマンテック(木村裕之社長)は2月21日、第1回「ノートン・オンライン生活レポート」の結果を発表した。世界8か国のインターネットユーザーを対象に、PCを使ったネットの利用状況を調査したもの。米Harris Interactive Surveyと協力して実施した。
 シマンテックの甲斐扶子・コンシューマ広報部シニアマネージャは「日本のネットユーザーは、ネットトラブルに関する認識はあるものの、何か具体策を実行する人たちが少ない」と分析し、ネット上のトラブルに対しては、実際に行動を起こすことが大切だとの認識を示した。
 また特別ゲストとしてインターネット協会の大久保貴世主任研究員も出席。子どもとネット犯罪について解説。実際の事例などを紹介しつつ、子どもがネット上でのトラブルを避けるために、ネット上の情報は、不特定多数の人に渡る可能性があり、一度発信した情報は、取り戻すことが難しいということを認識し「必要以上に自分をアピールしないこと」が必要であると語った。
 調査によると、「パスワードを頻繁に変える」「複数のメールアドレスを使う」「信頼できるサイトだけを閲覧する」といった、基本的なセキュリティ対策を行っていると答えた18歳以上の成人ユーザーは、8か国全体で半数以下。ネット利用に際し高いリスクにさらされていることがわかった。
 オンラインショッピングについては、全体では約半数のユーザーが安心してサービスを利用していると回答。成人ユーザーでショッピングを安心して行っている割合がもっとも高かったのはイギリスで78%。日本は33%で8か国中最低だった。同じく成人で、ショッピングで個人情報送信する際、もっとも安心感を抱いているのは中国で49%、日本では5%とこちらも一番低い値を記録。日本のユーザーの用心深さが浮彫りになった。
 8-17歳までの子どもでは、5人に1人が「親が知ったら許さないだろうという活動」をインターネットで行っていると回答。一方、親が子どものネット利用を監視しているのはアメリカでも31%、日本ではわずか7%にとどまった。また、「子どもがインターネットを使う場合、大人が使う場合より安全度が低い」と感じている親の割合は、アメリカの88%を筆頭にいずれの国も7-8割に達しているものの、日本の親は44%。さらに、セキュリティソフトの利用や、ネット利用について子どもと話し合う親の割合も、日本は世界平均を下回った。日本の親は、子どもがネットを利用する際にさられている危険性を過小評価している、という実態が明らかになった。
 「ノートン・オンライン生活レポート」は同社が一般ユーザーによるインターネットの利用実態を把握するために行ったもので、今回が第1回目。対象者は日本、アメリカ、イギリス、オーストラリア、ドイツ、フランス、ブラジル、中国の、1か月に1時間以上インターネットを利用しているユーザーおよそ7400人。

たとえば、「ネット上でつくった友人が実際の友人になった」という割合は、中国、ブラジルが7割?9割という高い比率なのにたいして、日本は20%とかなり低い。

それから、「保護者機能」の利用率が日本の場合は5%と、極端に低いのも特徴。また、インターネットで何をしているかを親子で話しているという割合も、日本は22%と、これまた最低。

このあたり、日本の親はもっとがんばらないとだめですね。(^_^;)

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  1. 村野瀬玲奈の秘書課広報室 - trackback on 2008/06/01 at 14:38:07

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