でも、そんなの関係ねぇ?!

不謹慎なタイトルで申し訳ありません。でも、きっとたくさんの人が、そう考えたに違いありません。

鹿児島の事件は、もしかすると統合失調症の可能性もあります。また、セクハラにせよ下着泥棒にせよ、別に自衛隊だからという問題ではありません。それでも、憲法違反だと言われても幕僚長が「そんなの関係ねぇ」というような組織なんだから、きっと一連の事件でも同じように言ってるに違いない、と思ってしまうのです。

運転手刺殺、自衛官を逮捕 容疑の19歳陸士、鹿児島(東京新聞)
タクシー運転手殺害容疑、19歳自衛官逮捕…鹿児島・姶良(読売新聞)
自衛官2人、集団強姦未遂容疑で逮捕 熊本県警(朝日新聞)
下着盗:防衛事務官、容疑で逮捕――善通寺署/香川(毎日新聞)
社会リポート/自衛隊 性犯罪多発/買春・セクハラ 幹部も/懲戒処分 2日に1件
防衛省/依然多いセクハラ/「地位高い上司から」増(しんぶん赤旗)

運転手刺殺、自衛官を逮捕 容疑の19歳陸士、鹿児島
[東京新聞 2008年4月22日 13時19分]

 22日午前2時50分ごろ、鹿児島県姶良町脇元の国道10号で「タクシーが土手にぶつかっている」と110番があり、警察官が車内で血だらけになった運転手の神薗三郎さん(58)=鹿児島市坂之上=を発見、死亡が確認された。無人だった現場近くの交番から約50分後、加治木署に「自分がやった」と自首の電話があり、同署は陸上自衛隊練馬駐屯地(東京)所属の1等陸士の少年(19)を殺人容疑で逮捕した。
 調べに「電車で鹿児島中央駅に着きタクシーに乗った。金品が目的ではなく、人を殺すつもりだった」と供述しており、県警が詳しい動機や鹿児島までの足取りなどを調べている。
 調べでは、1等陸士は22日午前2時半ごろ、神薗さんの首を刃物で刺し、殺害した疑い。刃物は運転席にあった。「返り血を海で洗った」とも供述しているという。
 1等陸士は札幌市出身で、2007年3月に入隊、教育期間を経て練馬駐屯地第1普通科連隊に所属していた。(共同)

タクシー運転手殺害容疑、19歳自衛官逮捕…鹿児島・姶良
[2008年4月22日14時13分 読売新聞]

 22日午前2時50分ごろ、鹿児島県姶良(あいら)町脇元の国道10号で、タクシーが土手に乗り上げて止まっているのを、通行中のドライバーが見つけた。
 県警加治木署員が駆けつけたところ、車内で鹿児島市坂之上6、運転手神薗三郎さん(58)が血を流して死亡していた。
 同署が付近を捜索していたところ、同3時40分ごろ、現場から約1キロ離れた当時無人の重富交番の電話から「私がやりました」と署に通報があり、署員が交番にいた陸上自衛隊練馬駐屯地(東京都練馬区)所属の1等陸士の少年(19)を殺人容疑で緊急逮捕した。
 発表によると、少年は同2時半ごろ、タクシーを停車させ、車内で神薗さんの首を刃物で切り、殺害した疑い。捜査関係者によると、少年はJR鹿児島中央駅で神薗さんのタクシーに乗車。「単に人を殺したかった」と供述しているという。
      ◇
 陸上幕僚監部広報室などによると、少年は2007年3月に入隊。練馬駐屯地の第1普通科連隊に配属となり、同駐屯地内の官舎で生活していた。今年3月19?21日の予定で許可を得て外出後、部隊に戻らず、連隊が捜索していた。

自衛官2人、集団強姦未遂容疑で逮捕 熊本県警
[asahi.com 2008年04月22日12時23分]

 飲食店勤務の女性を集団で乱暴しようとしたとして、熊本県警は22日、熊本県益城町古閑、陸上自衛官丸山俊明(34)と同町広崎、同吉田省三(35)両容疑者=いずれも陸上自衛隊西部方面輸送隊所属の2等陸曹=を、集団強姦(ごうかん)未遂容疑で逮捕した。2人は容疑を認めているという。
 調べでは、2人は05年12月下旬の午前4時ごろ、閉店した熊本市内の飲食店内で従業員女性(27)を乱暴しようとした疑い。2人は常連客で、丸山容疑者が女性をソファに押し倒し、吉田容疑者が女性の手足を押さえるなどしたらしい。女性は今年3月に県警熊本東署に告訴したという。
 陸自西部方面輸送隊長の横山正樹1等陸佐は「大変遺憾に思います。被害者の方に心よりおわび申し上げます」とコメントした。陸自西部方面総監部は2人の懲戒処分を検討している。

下着盗:防衛事務官、容疑で逮捕――善通寺署/香川
[毎日新聞 2008年4月19日 地方版]

 17日午後9時55分ごろ、善通寺市吉原町、川重吉原団地の女性から「ベランダに人がいる」と110番通報があり、善通寺署員が捜索したところ団地内で不審な男を発見。男がベランダに侵入して下着を盗んだことを認め、下着も見つかったため、同署は窃盗容疑で緊急逮捕した。
 逮捕されたのは、同団地に住む陸上自衛隊善通寺駐屯地勤務の防衛事務官、川島秀雄容疑者(26)。調べでは、川島容疑者は1階の女性方のベランダに侵入し、少年用の下着2枚を盗んだ疑い。川島容疑者は自分の郵便受けに下着を隠していた。署員が発見した時は今回の物とは別の下着を手にしていたことから、同署がそれについても調べている。
 同駐屯地の佐藤文章・業務隊長は「厳正な処分を行うとともに再発防止に努めたい」と話した。【三上健太郎】

ちょうど、共産党の「しんぶん赤旗」にこんな記事が。共産党の紙智子参議院議員の要求で、防衛省が自衛隊などのセクハラ事件をまとめたものですが、1年間で160件の事件が起きています。

社会リポート
自衛隊 性犯罪多発/買春・セクハラ 幹部も/懲戒処分 2日に1件
[2008年4月20日 しんぶん赤旗]

 「海自の根底に潜むものを考えたい」。イージス艦によるマグロ漁船への衝突・沈没事件など相次ぐ「不祥事」の対策会議でこう語った吉川栄治海上幕僚長(当時)。しかし「不祥事」は海上自衛隊に限ったことではありません。自衛隊の「不祥事」から見えるのは――。

 「私行上の非行による懲戒処分」と題した一覧があります。防衛省がまとめた陸・海・空各自衛隊ごとの処分一覧です。
 航空自衛隊の男性隊員による女性隊員へのセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)問題を追及する日本共産党の紙智子参院議員の求めに応じて防衛省が作成しました。
 一覧は2005年度と06年度分。陸海空ごとに被処分者の階級、年齢、「事案の概要」、処分年月日、処分量定が記されています。

暴行・殺人も

 それによると、「懲戒処分」数は両年度とも160件強。自衛隊員がほぼ2日に1件の割合で規律や刑法に係る事件・犯罪をくりかえしている、という数字です。
 05年度の処分総数は161件(陸自・80件、海自・60件、空自・15件、防衛大学など6件)で、06年度は167件(陸自70件、海自67件、空自25件、防衛大学など5件)。
 「事案の概要」は深刻です。暴行・殺人、児童虐待死、公然・強制わいせつ、児童買春、セクシュアルハラスメント、覚せい剤などの凶悪・破廉恥罪が続きます。
 このうち陸海空の各自衛隊で共通して多いのが性的破廉恥行為。陸自では05年度で37件、06年度は45件です。空自は9件、13件。海自は18件、14件です。防衛大なども各3件となっています。両年度とも毎週のように性犯罪をおこしていることになります。
 見過ごせないのは、こうした犯罪に手をそめているのが一般隊員だけでなく幹部自衛官も例外ではないこと。
 ――05年7月、杉並区の路上で通行中の女性に公然わいせつ行為を行ったとして3等陸佐を逮捕
 ――07年3月、北海道のホテルで出会い系サイトで知り合った16歳の少女に現金3万円を渡して買春した容疑で3等空佐を逮捕
 男性自衛官などによる女性隊員(職員)への性的嫌がらせは多発しています。

“精強”に恐怖

 これに「強い恐怖を感じる」と指摘するのは男性航空自衛官によるセクハラ被害で国家賠償請求訴訟を起こした女性自衛官を支援している、アジア女性資料センターの丹羽雅代運営委員長です。
 丹羽さんは、腕力と刃物を使った暴力的な性的行為の強要や、児童買春などが目立っていることをあげ強調します。
 「処分されているのは氷山の一角です。それでもこれだけの数は異常です。ここには自衛隊内の女性観、男はこういうものという“神話”が根強くはびこっているのではないか。旧日本軍の“慰安婦”問題と同じで、こうしたことが士気高揚に欠かせないという発想です。だから処分も軽い。米軍でもイラク派兵部隊でセクハラ、レイプが横行しています。イラク派兵など海外任務の拡大とともに自衛隊内で強調される“精強”という言葉に怖さを感じる」

依然多いセクハラ 「地位高い上司から」増 防衛省
[2008年4月22日 しんぶん赤旗]

 上司や幹部による女性へのセクハラは依然多い――防衛省が21日に発表したセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)についての調査結果でこんな実態がわかりました。
 調査は昨年8月に防衛省本省や陸海空自衛隊の全部隊・機関から無作為抽出した男女2000人を対象に実施しました。回答はいずれも複数回答。
 「どんな行為をセクハラと思うか」では、性的関係の強要をあげたのが男女とも100%近くで、前回(1998年)とほぼ同様でした。「裸・水着ポスターの掲示」についても「セクハラと思う」との回答が男女とも前回の倍近い7割、6割を占めるなど、セクハラ問題の意識が高まっていることを示しています。
 実際にセクハラ行為を受けた「経験がある」は女性で13.4%(前回37.8%)と大幅に減少しています。しかし女性へのセクハラでは「直接の上司」によるセクハラは28.8%から27.1%と微減しているものの「より地位の高い上司」(13.1%から14%)、「その他の上司」(37.7%から38.5%)では増えています。
 所属部隊(機関)のセクハラ相談員の氏名は79%の女性が「知っている」としながらも「活用した」は4%で、男女とも六割が「部内の相談員だから」をあげて「相談しにくい」としています。防止策については男女とも半数近くが「職場の人間関係の改善」「セクハラ行為事例集の配布」「懲戒処分を重くする」などをあげています。

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